ファーレ立川アート作品の第62回目掲載です。
●2008年04月04日 ■ビュレックス麹町の柱巻き鏡面サイン■
●2008年03月28日 ●銀座の散策-その46●スワロフスキー銀座開店●
●2008年03月25日 ■松坂屋GUCCIの入口サイン■
●2006年11月21日 原宿ラフォーレ★滅多に見られないぞ★
当ブログで過去に掲載した金属加工仕上げの逸品をあげてみた。今再び見直してみてもやっぱり凄いものばかり。
金属の場合はどうしても光沢加減に拘るために、あらゆる角度から眺めても均一な仕上げが要求されるのだ。そういった視点から眺めてみると、この"亜空間のB"は不思議な作品だ。
実際に見たわけではないので推測で書くと、鏡のようなピカピカの仕上げではないけれど角度によっては鏡のようにも見える。ヘアーラインのような細かい仕上げでもないけれど、ちょっとくすんだ感じがする。眺める場所によっていろいろな表情を見せるのだ。
それにしてもこれだけの緩やかな弧を描いているのに前後左右、上下のどの視点から眺めても完璧な仕上がりとは凄すぎる。
以下全文引用
コアシティ立川南側のギャラリーロードに、ステンレスでできた板状の作品があります。かまぼこをふたつ合わせたような、もっと端的にいえばアルファベットの「B」のような形をしています。
これは小林泰彦さんの作品で、車止めを兼ねています。形にちょっとした工夫がされており、車道側から見ると凹凸のないステンレスの板が立っているように見えます。車でこの場所を通り過ぎた人が歩いてここに来ると、「あれ?ここにこんなものがあったかな」と思うことでしょう。
小林さんはこういった単純でシャープな形の美しさを追求している金属彫刻家です。このような彫刻は、模型を作って専門家の職人さんに発注するというという形式で作られることが多いのですが、大学で鍛金を学んだ小林さんは自分で作品を作ります。作品にある不思議な暖かさや渋みは、そういった手作りの味なのかも知れません。
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