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ネットを流し読みしていると、銀座8丁目の新築ビルが2008年8月8日にオープンすると書かれてあった。そこからGINZA888と名付けたらしいが、今回注目すべき点は実はこのビルそのものではなくて、両脇のピアノコーティングされた目隠しパネル。 このピアノコーティングという言葉は聞き慣れないが、身近にある物で言えば携帯電話。昨今の携帯電話はより高級感を高めるために外装をピアノのような黒のコーティング塗装をすることが多いが、その流れがついにサイン・看板まで押し寄せてきたようだ。その代表的な例が昨年オープンした東京ミッドタウン。2007年04月03日に掲載した『東京ミッドタウンの散策-その2』でそのピアノコーティングに触れているが、私の知る限り都内で表立って使い出したのはここが最初だったような気がする。 で、このGINZA888ビルでは両脇の通路の目隠しようとしてピアノコーティングされたパネルを用いたと言うわけだ。が、写真をよく見ると多少ゆがんでいるのにお気づきだろうか?これ、外壁が石の部分は通りの反対側を綺麗に映し出しているのに対し、このピアノコーティングされた黒いパネル部分は少しゆがんでしまっている。金属板を開口したりビル名称を貼り付けたり、微妙な調整が影響している可能性が大きい。 ここから先はあまり書くと関係方面にいろいろな影響が出るので控えるが、通常我々の感覚ではこの部分に用いる材質はステンレス厚さ2ミリ。厚さ3ミリだと重すぎて使い勝手が悪い。だからおそらく厚さ1.5ミリから2ミリ前後のステンレス板を使用しているのは間違いないが、ピアノコーティングをすると表面が鏡のようにピカピカするので仕上げのアラが一発で分かってしまうのだ。 仕上げが悪いとゆがんでしまうのは事前に分かっていたはずだから細心の注意を払っていただろうが、それでもこのようになってしまう。3ミリを使っていたとしても防げたどうかは自信がないが、この目隠しパネル・ピアノコーティングから学ぶ点は結構ある気がする。 この周辺の写真がご覧になりたい方は地図をクリック
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