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以前当ブログでは『サインベストテン-表札』なる企画を掲載したが、そこに掲載されている表札、館名板と呼ばれるものとは全く趣が異なるのに気が付くことと思う。本日掲載したこの日本橋三越の館名サインと呼ばれるものの製作方法は鋳物。鋳物って何?と思われる方はここをクリック。 この鋳物、機械が介在する余地がほとんど無く完全な手作業になるために現在ではあまりサイン工事として納めることは非常に少なくなった。金額にしても通常の費用の数倍はかかるし、まして時間はもっとかかる。機械的に製作するものだったら、2台作るのも3台作るのもたいした手間暇の違いはないが、鋳物の場合は2台作ると2倍の労力が、3台作ると3倍の労力と台数に比例して労力が増えていくのだ。だから大量生産にはまるで向かず、従って納期とコストがやたらかかる。 以前に某国大使館を全面改修工事した時のことだ。普通の製品だったら1月程度あれば納めることが可能だったが、なにしろ大使館内部の改修工事だけに調度品には質を求められ、3か月ぐらいかかったのを記憶している。いずれ機会があったらその時の経緯を書いていきたいが、仕上がりに関してはまさに手作りの味わいを前面に押し出した一級品となるだけに文句なし。が、それだけの製品だけに逆に設置する場所の風格も大事になってくるのだ。歴史的建造物に指定された日本橋三越だけに鋳物銘板がピッタリくるが、それ以外の場所となると。 グーグル・ストリートビューで日本橋三越を見たい方はクリック。 2008年01月31日に掲載した『隅田川に架かる"清洲橋"-その2』
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Last updated
2008年08月20日 14時01分58秒
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