ファーレ立川アート作品の第78回目掲載です。
ビルの谷間にあるが故に見落としてしまいがちだが、これはかなりの力作だと思う。
なにやら古代の微生物を忍ばせる不思議なレリーフだが、隅々まで丁寧に作り込まれており感心してしまった。素材は何なのかが分からず、解説文をちょこっと読んでみると・・・・生物増殖の過程を都市のエネルギーに重ね合わせた強化プラスチック作品だとのこと。それにしても強化プラスチックでこれを造るとはちょっと驚き。近くで見るとじっくりとのぞき込んでしまうし、遠目に見てもなにやら気を引くレリーフに見えるので、シティ・オーガニゼーション(都市組織)とはうまい副題だ。未来に向けて発展することを祈願して造られたファーレ立川の都市空間美を如実に表す作品かもしれない。
以下全文引用
シネマシティの東側の壁、立川TMビルとの間になるところに、イギリスの彫刻家、トニー・クラッグさんの壁面レリーフ作品が3点あります。向かって左から、「セルタイプス」、「オーガネル」、「オーガニズム」というタイトルがつけられています。
この作品のもととなったのは生物組織の顕微鏡像です。生命の増殖のイメージを都市のエネルギーに重ね合わせた作品です。作品は強化プラスチックで作られています。この作品はビルとビルの間の谷間のようなところにあるために、少々見づらい感じがします。鑑賞するときにはペデストリアンデッキに上がったほうがいいでしょう
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