ファーレ立川アート作品の第87回目掲載です。
最初写真を見た時に思わずドキッとしてしまった。
文字が飾られていなければ単なる球体と円柱から構成されるわけだから、そんなに珍しいモノでもないけれど、凹凸のある文字が付いているとメリハリが出てきて存在感が強くなる気がする。解説文を読むと、脳内の地理を具現化した作品らしいが、独特の威圧感が漂う不思議な造形物だ。車止めとしてはまさに最適なのかもしれない。
以下全文引用
立川ビジネスセンタービルの東側の歩道に鉄でできた車止めがあります。球体から円柱状の棒が伸びていて、頂部にはハンドルのようなものがついており、表面には鉄でできたアルファベットの文字がたくさんくっついています。とても力強い形で、何かの機械のようにもみえます。
この車止めはスペインのジャウメ・プレンサさんの作品です。作品の表面についている文字は、一世紀前の科学者、フランツ・ヨーゼフ・ガルが列挙した「精神の特性」の数々を示しています。この各特性は脳の各部分と関連して考えられており、それらを作品として提示することにより、プレンサさんは脳内の「不可能の地理」を表に出してきた訳です。それは、街の中のいろんな場所にアート作品が置かれ、それを見る僕たちの中で一種独特の地理を形作る「ファーレ立川」のプレンサさんなりの地図なのかも知れません。
この周辺の写真がご覧になりたい方は地図をクリック
関連記事
■ファーレ立川とは
■ファーレ立川アート作品
■No.089 原始的思考機械
■過去に掲載したファーレ立川の作品集はこちらから