iPad mini とGoogle Nexus 7の価格
発売される、されないとネット上では侃々諤々(かんかんがくがく)の議論が続くiPad mini。現時点では登場する可能性大と見ていいのだろうが、その正式な名称を含めて仕様や価格に関しての確定情報はなく、依然としてその正体は五里霧中と言っていいかと思う。生前にスティーブ・ジョブズは7インチタブレットのことを『Dead On Arrival : 到着時死亡、即死』と表しただけに発売に関しては懐疑的な見方もあるのだが、アップルのこと、単なるiPadの縮小版としてではなく、教育や電子書籍に特化した端末として発売することもあるのかもしれない。ただGoogle Nexus 7やアマゾンKindle Fireが、iPadとの競合を避けて7インチタブレット市場で着々と地歩を固めているのを見ていると、iPad miniが発売される可能性はかなり高い。個人的には、新しいiPadをすでに購入していることもあり見送るつもりでいるのだが、ここに来てその価格がだいぶ抑えられているような情報が入ってきた。すでに米国では先行発売されたGoogle Nexus 7だが、ここに来てドイツ・フランス・スペインでも発売されることが確定。販売地域を徐々に広げているようだが、日本での発売に関しては現時点では不明だ。技適は通過しているのだが、通過しても発売されなかったGoogle端末は過去いくつもあり、展示品や社内用途での技適通過と見ることも出来なくはないからだ。とはいえ日本国内でも発売される可能性は以前から比較すると格段と高まっており、9月末や10月末には大いに期待したいところ。そしてGoogle Nexus 7で特筆すべきはその価格。●Googleタブレット「Nexus 7」、199ドルで登場米Googleは6月27日(現地時間)、開発者向けイベント「Google I/O」で、独自ブランドのAndroidタブレット「Nexus 7」を発表した。価格は8Gバイトモデルが199ドル、16Gバイトモデルが249ドル。7月中旬から出荷を開始し、米国とカナダ、イギリス、オーストラリアでまず発売。販売地域は今後拡大するという。日本での発売予定は不明だ。●Google Nexus 7の販売地域拡大、ドイツ・フランス・スペインでも発売Google 純正タブレット Nexus 7 がいつのまにか販売地域を拡大しています。Google Playのデバイス販売ページから新たに購入できるようになったのは、スペイン・フランス・ドイツの欧州三か国。価格は8GBモデル 199ユーロ、16GB 249ユーロ。米国の199ドル / 249ドルと比べれば為替レート的には割高になるものの、各市場での相対的な価格としては順当なところ。なにより、8GB 3万円 / 約380ドルで売られていたりする日本の独自輸入品に比べれば安いものです。米国・8GBモデル・199ドル→約15,920円米国・16GBモデル・249ドル→約19,920円欧州・8GBモデル・199ユーロ→約19,900円欧州・16GBモデル・249ユーロ→約24,900円海外では8GBモデルが約16,000~20,000円、16GBモデルが約20,000~25,000円で販売されており、となるとここ日本でもし発売されたとしたら同水準の価格帯となることは必至。すでに各社から7~10インチタブレットは発売されているものの、iPadより性能が落ちるにも関わらず同額か、より高い金額で販売されていることを考慮すると、この価格は驚異的と言っていいかもしれない。そして気になるiPad miniの価格だが、ネットを巡回すると、米国249ドル(約19,920円)~294ドル(約23,520円)との情報が入ってきた。容量等は一切不明だが、もしこれが事実だとすると、Google Nexus 7と真正面からぶつかることになる。しかも294ドル版はRetinaディスプレイ搭載。Google Nexus 7がRetinaディスプレイ同等品非搭載であることを考えると、この価格も納得できるものがあり、9月末以降、ここ日本でもタブレット市場の競争はますます激しくなる可能性は高い。いずれにしても9月12日のアップルの発表が楽しみだが、来週半ばにはプレス関係者への『招待状』で話題持ちきりとなるのだろう。●iPad miniは7インチでRetina・LTE対応、価格は294ドルか●アップル、「iPad mini」のディスプレイ製造で2社を選定か