Olion

雪

　これしきをどえりゃあ雪と言ふ人も　吹降りや軒先借りて下駄の雪　木枯しや獅子座を出でて星の旅　炊出しを待つ人の列初明り　鶏鳴に目覚めてみれば今朝の雪　　　　　　　　

冬晴れ

　冬晴れや膝詰めて来し伊吹山　鯛焼きの餡がはみ出て女正月　買初めや銀座通りのなんでも屋　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　名古屋空港から民間機が去ってしまったのは残念。「一万歩」歩くのには適当な場所だったのだが。

LP、ポップス、クラシック

　　初風呂や歌は煙が目に沁みる　　汽車を待つナナ・ムスクーリ初明り　　食積やムーン・リヴァアが茶の間より　　寒月やプロコル・ハルム蒼い影　　父と子の一騎駈けゆく枯野かな　　　　　

箱根

　箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川。「箱根」～「三島」、「箱根」～「箱根湯本」を歩きました。駅伝の選手が１時間で上り下りする現在の東海道に沿って旧東海道は時に車道を横断したり、猪注意の看板があったりして、今も険難な路であることに変わりはありませんでした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

写真

正月

謹賀新年

　　　　あけましておめでとうございます。　　　　　　　　　　　護衛艦の祝砲です。

２００６年

　今年も今日でお仕舞。「お仕舞」と書くところを、つい指が滑って「惜しい」と表示されてしまった(お仕舞に訂正)のも何か意味があるやも知れません。　昨日は名古屋で「冬日」を記録、寒いよりも暑いほうが何かと「楽」ですね。　　<　　　　　　　　最後は「名師橋からの夕景」。

30日の日記

年の瀬です。 いまは金融機関も大晦日が休みですが、一昔前までは経理は大晦日も出勤でした。 逝く年の鐘聴くころや金庫閉ず 宵越しの金勘定や初明り 年明けや三番線の終電車 銀行の仕事納めや初明り 寄せ鍋や新宿駅裏ガード下 　大晦日の仕事帰りに、ストレスを発散させようと呑み屋街をうろついても店仕舞している処が多かったです。 ----- Original Message ----- From: > To: ??????@sf.starcat.ne.jp> Sent: Saturday, December 30, 2006 10:08 AM Subject: 30日の日記

年末

　今年もついに、今日も含めて後二日。除夜の鐘だが、名古屋に面白い「釣鐘」があります。「久国寺」という寺ですが、岡本太郎がデザインした鐘です。搗きかたを間違えると大怪我をしそう。　　　　　　　　

故郷の山

　ふる里の山見むものと枯野まで　　　　芳明　空気が澄み渡る冬季は御嶽山がよく見える。　　写真は名古屋空港送迎デッキから。　枯野をテーマにした俳句に「冬枯れの野に落日の力なく」　右橘がある。

徒然草

　高校時代のこと、密かに注目していた女子生徒と本屋で隣り合いました。その女子生徒から出た言葉が「ツゼンソウ」でした。私はそれ以来「注目」しなくなりました。いまは、そんなことはどうでも良い。田舎の家庭菜園も雪解けの来年三月までは「冬眠」。こんな楽な気分はありません。　

アリゾナ

　　　　　　アリゾナの深き眠りや十二月

26日の日記

木枯しの掃きのこしたる星座かな 対岸に点る陸の灯冬銀河 見えてゐて遠き町の灯冬木立 人すまぬ生家となりて冬の月 狐火や川の向かふも人が住み 榾火燃ゆ背中の闇や独り酒 ----- Original Message ----- From: > To: ??????@sf.starcat.ne.jp> Sent: Tuesday, December 26, 2006 10:27 AM Subject: 26日の日記

25日の日記

趣味で始めた「俳句」も７年になろうとしています。 俳句誌も３冊を購読し、投稿もしています。 時に二重投稿や、類句を避けるために「エクセル」で自分の投稿句。入選句を整理していますが、過去幾つかの二重投稿をしたことを白状します。 ある日、知人から贈呈して頂いた俳句誌を詠んで驚いたことがあります。 俳句誌の中に、私とそっくりの俳句がありました。 「冷やかしが買ふ羽目となる苗木市」 平成１６年、Ｓ氏。 「冷やかしが買ふ羽目になり苗木市」 平成１４年、私の作。 私とＳ氏との間には何の交流もありませんが、殆どの部分が私の俳句の盗作じみています。 僅か１７文字の短詩ですから、この様なこともありうるのですね。 ----- Original Message ----- From: > To: ??????@sf.starcat.ne.jp> Sent: Monday, December 25, 2006 10:27 AM Subject: 25日の日記

年の暮

　年末のテレビ番組は、ひとつも面白くない。殆どが過去の焼き直しばかり。お笑いタレントが自身「笑ってばかり」は馬鹿馬鹿しいこと限りなし。せめて「笑点」くらいの芸がないものか、と思う。　満点に星のはりつく寒夜かな　餅つきの臼に間に合ふ帰郷かな　入日いま街の灯うるむ年の暮　

田舎

　去年の写真を整理して、去年は「雪」が多かったことを再確認。１２月１６日に田舎へ行っているが、積雪３０センチ。こちらでも１２月上旬には思わぬ雪に見舞われている。　これしきをどえりゃあ雪と名古屋人　　　　

スイス

　大歳の勤務そろそろ鐘が鳴る私の現役のころは銀行は大晦日も開業していました。売掛金の支払いも大晦日が普通でした。そのために「経理」は大晦日も出勤でした。ガラガラの通勤電車、この日ばかりは車内のどの位置に坐ろうか、と普段の通勤には考えられない「贅沢」でした。　宵越しの帳簿整理や初明り　　　　　

スイス

営々として、黙々として「記録」を綴る。諸大名から馬鹿にされながらも「日光・杉並木」を植林した川越藩主に習い。　　　　　　

スイス

　　　　　　　クラインマッターホルンからイタリアへ。モンブランはフランスとイタリアの国境に聳えるヨーロッパ最高峰。ブライトホルンへ雪の斜面は写真で見るよりも急峻。クラインマッターホルン山頂から眺めるマッターホルンも、これが彼の鋭鋒かと思うような姿。

スイス

　　　　　　　FOの「フィエシュ」駅（発音が難しいので、この読み方が合っているかどうか自信なし）。グリンデルワルト方面からと思われる列車が山肌を掠めるように下りてくる。一方でBVZとすれ違うスイス国鉄の列車。「フィスプ」駅へ進入するBVZ。列車に乗っているだけでも充分に楽しい。

スイス

　　　　　　　　トロッケナー・シュティクからのマッターホルン、ゴルナグラートの俯瞰。　エッギス・ホルンへ登ったときのフィエシュの町の俯瞰、ＦＯ車内の検察、フィエシュ駅。

スイス

　　　　　　　スイスの最高峰が「ドーム」である。「テッシュ」と並んで聳えている。ツムット集落はシュタッフェルからツェルマットへ降る途中の小村。チーズ小屋が建ち並んでいる。

スイス

　　　　　　　ツェルマットから地下ケーブルカーで行ける「スネガ」という処午前中の雨で半日「損」した午後に散歩してきた。

スイス

スイス

　　　　　　　クライン・マッターホルンから眺めると名峰「マッターホルン」も台形のかたち。そう言えば、六甲山にも「イタリアンリッジ」と呼ばれるロッククライミングの岩場があった。クライン・マッターホルンと言えども４０００メートルを超える標高。走ったりするのは無謀、酸素不足で失神する危険があります。山頂の展望台には十字架。

スイス

8日の日記

６５年前の今朝、「大東亜戦争」が始まりました。 当時、私は「国民学校初等科一年生」でした。 高等科の生徒も含めて生徒全員が校庭で校長の訓示を聞きました。 霜のおりた肯定に全員「裸足」で立って朝礼を行うのが普通でした。女生徒が冷たさにシクシク泣くと教師から「兵隊さんはもっと寒いところで戦っているのだよ」と叱咤されました。 隣村「読書」から出征した飛行士が真珠湾で戦死しました。一月だったか、二月だったか記憶が薄れていますが学校から雪中行軍で墓参に行きました。手の指が凍傷で真っ赤に腫れて辛い行軍でした。 ----- Original Message ----- From: > To: ??????@sf.starcat.ne.jp> Sent: Friday, December 08, 2006 10:59 AM Subject: 8日の日記

海外旅行スナップ

　「牛丼で済ます独り身クリスマス」二度目の東京単身赴任の日々。デザイン博が終わったら用済みと思いきや「終戦処理」で隅田川岸に立つツインビルに事務局移転。しかも師走半ばから、陽春３月まで。華やぎを他所に侘しい暮らしを過した。　　　　　　　ツェルマットの「カーサ・ルスチカ」はイタリア料理の店、店内に入ると先ずバーカウンター。男達が「酒」を酌み交わしている。その奥がレストラン。毎晩２０スイスフランの豪華な夕食を楽しんだ。

海外旅行スナップ

　独り家に訪ふひとも無き年の暮　　師走に一首。半日間も要しての海外旅行は疲れを感じるようになった、とは「たてまえ」。本音は「たくわえが乏しくなった」、と言ったほうが正しいと思う。「昼神温泉」以後は妙に温泉好きになって、家でも「温泉入浴剤」を使っている。　さて、海外旅行スナップの続き。　　　　　　

海外旅行スナップ

　　　　　　　　巴里「シャルルドゴール空港」、片隅にコンコルドがあった。　ジュネーブからフィスプまで、スイス国鉄の快速列車は日本の新幹線のようなスピードで突っ走る。BVZも平坦な箇所にくるとアプト式で這い上がった遅れを挽回するかのような走りだった。「セントニコラス」という駅名にも興味をそそられた。

海外旅行スナップ

　　　　　　　　フインデル氷河、ヴァイスホルンからの大崩落、ツェルマットへの車窓からのブライトホルン、ウンターロートホルンからのモンテローザ。「モンテローザ」と言ったら、「外人」から「モンテローゼ」と言い直されたけれど。

海外旅行スナップ

　　　　　　　　ウンターロートホルン、スネガ、フィンデルンのハイキングコースからはフインデルン氷河や、マッターホルンの秀麗な容姿を常に眺めながら歩くことが出来る。私は、ゴルナグラートよりはウンターロートホルンの展望を推薦したい。普通のパッケージツアーでは得られない収穫だった。

海外旅行スナップ

　　　　　　　９８年の個人旅行で行った「スイス」。ツェルマットに６泊して、周辺の観光地を気ままにハイキング。ジュネーブのホテルの前には、一晩中「街娼」が立っていた。スイス国鉄の車両は昔のものでトイレの汚物は線路に垂れ流しだった。ヴァイスホルン、チナールロートホルンはウンターロートホルンから眺めたもの。

海外旅行スナップ

　子供の「いじめ」に対して、見て見ぬ振りの教師への罰則が提言されたのは、ひとつの前進です。私の家の近くには、小学校があります。運動会を前にして、連日の予行練習があります。教師の指示とおりに練習した生徒に対しての、教師の言葉に唖然・愕然しました。　生徒に対して「有難う御座いました。良く出来ました」と言ったのですよ。「有難う、良く出来た」、と何故言えないのでしょう。「敬語・謙譲語の乱れは教師から」ですね。　　　　　　　

海外旅行スナップ

海外旅行スナップ

　今日からは、アメリカ。残念ながらこれも古い記録です。　　　　　　

海外旅行スナップ

　１０年前の「タイ」、自慢じゃないけれど、「クワイ河」観光はこの頃はまだオプションだった。すし詰めの列車で木製の橋を渡ったときはスリル満点。ビデオ映像の中に橋のきしむ音が録音されている。一転「ローズガーデン」は文句なく楽しめる。　　　　　　　　

28日の日記

「いじめ」問題。 学校も、教師も逃げ腰だ。 事なかれ主義の権化。 問題が起こるまでは「知らぬ」振りか、或いは「ひた隠し」か、巧みな「弁明」かだ。 「金」をたかる、なんてのは「いじめ」を通り越した「喝揚げ」だ。 どしどし、告発すべきだ。 ----- Original Message ----- From: > To: ??????@sf.starcat.ne.jp> Sent: Tuesday, November 28, 2006 10:22 AM Subject: 28日の日記

海外旅行スナップ

　　　　　　　１９９６年１２月の記録、タイです。

27日の日記

私は「いじめ」を良いことだとは、決して思いません。ただし、「いじめ」は何も子供の世界だけの話では無いことも承知しておくべきです。自殺した人には酷かも知れませんが、あえて「耐える力」も必要だ、ということを言いたい。昔は兄弟姉妹が多く居て、互いに「いじめ」を体験したはず。今の児は蝶よ花よと保育器の中で育つから世間の冷たい風にすぐ病気になってしまう。 ----- Original Message ----- From: > To: ??????@sf.starcat.ne.jp> Sent: Monday, November 27, 2006 10:35 AM Subject: 27日の日記

海外旅行スナップ

　　　　　　　凍結した「レイク・ルイーズ」、ＣＰの機内食。外の空気の冷たさを思わせるエンジン。

海外旅行スナップ

　昨日から「カナダ」連載。冬の「ボウ・レイク」は現地の旅行代理店に無理を言って実施したもの。自分では貴重な記録と思っている。　　　　　　

海外旅行のスナップ

　プログ掲載用に小さく編集した海外旅行のスナップ集です。　　　　　　

乱雑

　「机」が机でない状況。結局はこのままの方が使いやすい。物を書くときは台所へ行って食卓を使う。「食卓」の上にも結構「物」が載ってはいるが。　　　　　　　　　　

ＬＰレコード

　改築のために一時「田舎」へ疎開させていた「ステレオ(この語も死語になりつつあるか)」装置を自宅へ戻しました。と、言いましても狭い家、狭い部屋ですから、何とか納めたものの、部屋はまるでエンジンルームの様です。　　　　　　　　　　

木曽

木曽谷の秋は早い。駒ケ岳には雪、里山の上の方から下りてきた紅葉は標高５００メートルにきて真っ盛り。週末には谷にも雪が来ると予報。　　　

田舎

　　　田舎での、ささやかな家庭菜園作りですが、わずか一反ほどの「山の畠」。収穫できたころには廉く出回る大根も、一本千円くらいのコストで作る馬鹿馬鹿しさです。　「野菜を作るな、そうすれば田舎へ行く用事が減る」、と妻子は言いますが、野菜を作らなくても畠の手入れや、土手の草刈は必要です。　所有する、とは「お金」のかかるものですね。私の田舎通いを冷たく見ている(？)のに、ゴールデンウイークの田舎利用を当然のこととしている感覚は「都会派」です、「百姓」ではありません。

19日の日記

再び「いじめ」について。 今朝もテレビを見ていたら、「いじめ」対策を話題にしていました。 「いじめ」は今に始まった事ではない、と先日書きました。本当に「いじめ」を解消したいなら、対策委員 「有識者」のメンバーに、いじめ側OB、いじめられた側OBも加えるべきです。 「浜の真砂は尽きるとも、～盗人の種は尽きまじ」ですよ。 ----- Original Message ----- From: > To: ??????@sf.starcat.ne.jp> Sent: Sunday, November 19, 2006 10:21 AM Subject: 19日の日記

佐渡島

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　佐渡滞在中は、常に「時雨模様」。幸いにもバスを降りたときは「傘要らず」。島の最高峰「金北山」(１１７２メートル)の山頂には航空自衛隊のレーダーサイトが敵の侵入を見張っていた。　大佐渡スカイラインは「防衛道路」を経由して登る。時雨の中で黙々と道路整備に励んでいる航空自衛隊の若者に頭の下がる思い。華やかに見える航空自衛隊の中にも、こうした地道な活動をしている部隊もあるのだ。