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カテゴリ:新事業
(ここで紹介する『オアシスルーム』は、前回の日記で書きましたように、患者さんの声を元に一切の妥協なく造りまし た。ゆえに、「やりすぎだ!」と思われる方も居るかも 知れませんが、あくまでノウハウの蓄積の為に究極を目指しただけであり、健常者の方はここまでの工事は必要でないので、あらかじめその旨ご理解下さい!また、私は患者さんと接する機会多いので、日常生活も徹底したオーガニック生活となっています。ご理解くださいませ。 さて、基本的に『オアシスルーム』というのは、質の良い睡眠を確保するための寝室の小工事「プチ・リフォーム」から新築まで、全ての建築条件に対応できる 『体に負荷のかかりにくい住空間』のことです。もっと詳細を知りたい方は「建築ジャーナル11月号」の30ページをご覧下さい!)
今回は脱衣室とお風呂です。 この直角に交わる引き戸の左手に脱衣室があります。 この直角に交わる引き戸ですが、実はちょっとしたハプニングがありました。 通常は建具の引き手の位置ですが、バランス良くするために全て引き手の高さを揃えます。しかし、この直角に交わる建具では引き手の高さを揃えることができません。その時に限って、設計士さんと連絡が取れず、建具屋さんと現場で悩むこととなりました。 そして、悩むこと30分。名案が浮かびました。引き手を上下半分ずつで分割すれば、一本の引き手しか無いように見えます。デザイン性を考え、わざとそうしたように綺麗に収まりました。 まさに、「窮すれば通ず」で、かえって良くなりました♪
左手の中に入ると脱衣室になっています。 通常の脱衣室と同様に洗面台や洗濯機や収納等があります。 画像は脱衣室右手にある洗面台です。 もちろん全てオール天然素材で出来ています。一枚モノの無垢の天板は普通より少し低めになっており、車椅子でも膝下が入れるバリアフリーになっています。 右手のコンセントですが、全てアース端子がついています。もちろん配線の電磁場処理も徹底して行っています。
次の画像は風呂場です。 マンションなのにユニットバスではありません。 理由は、患者さんの中にはユニットバスの樹脂を苦手とする人が多いからです。ゆえに、マンションなのに在来工法の風呂づくりとなりました。 このマンションで唯一化学物質を使ったのがこの部屋です。『オアシスルーム』はマンションの4階にあります。つまり、防水処理だけはどうしても省けない工程となりました。 防水工事の日、周りの天然素材に臭いがつかないように、吸引エアダクトを2本準備し作業を開始してもらいました。そして、乾くまで2晩全ての窓を全開にして換気しました。もちろん玄関も開けっ放しにしました。そして、ダメ押しで秘伝?の好気性有用微生物の力を借りて化学物質を分解しました。 実はこの風呂工事を行った昨年の年末、福岡ではその冬一番寒い日となっていました。極寒の夜中、暖房も無い部屋で寝袋で過ごしました。翌日、この『オアシスルーム』の取材で地元FM局の出演があったのですが、鼻声でのどもガラガラだったのは言うまでもありません(苦笑)。 この在来工法の風呂場ですが、天井はカナダ製の防腐処理した杉板を貼っています(防腐処理といっても、もちろん天然物です)。 床は炭化コルクを貼っています。患者さんの中には、この炭の臭いがダメな人が居るようですが、この『オアイスルーム』 では冬場の床の冷えを緩和できる唯一の天然素材として炭化コルクを採用してみました。 壁は画像で分かるようにモザイクタイルです。私が福岡で知る左官屋さんのなかで一番腕の良い人にやってもらいました。現在の左官工事ではボンドを使うのが普通ですが、『オアシスルーム』ではボンドは一切使わないコンセプトであったので、修正のできない昔ながらの一発貼りでお願いしました。 浴槽は患者さんの間で評価の高いホーロー製を使いました。*注:このホーロー製で症状が悪化する患者さんもいらっしゃいます。 鏡が2箇所ある理由は、左手の鏡の奥に点検口があるからです。元々の間取りでは、この場所はダイニングでした。大幅な間取り変更で、キッチンの位置に風呂を持ってきた訳ですが、点検口を開けれないとマズイので、鏡をつけてそれっぽく誤魔化しました(笑)! 画像の奥、黒い液体が入ったペットボトルの中身の正体は何だと思いますか? 実はこれが前回話題に出したEMなんです。最後に風呂に入った人は、その後にこのEMを50ccほど入れます。すると、翌日はこのEM菌が繁殖して濁っています。そして、その濁りは風呂の中の不純物やゴミを食べてくれた証拠です。濁りがあると私は「汚れを食べてくれてありがとう!」と感謝?して風呂掃除をします。 この一年間、私はバスピカの様な風呂のケミカル掃除洗剤を一度も利用していません。湯垢その他もEMだけで簡単にバッチリ落ちます。いつもピッカピカです。 とはいっても、これも自己責任でお願いしますね! http://www.emj.co.jp/お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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