楽しき日々

​おはようございます！

昨日は読み聞かせの本読みの練習、２回はしたかったのですが

１回しかできませんでした

でも１回でもしないよりはマシなので、そのまま本番。




３月１１日が近いし農村地域でもあるのでこの本でいいかなと。

『土に生かされた暮らしをつなぐ　　村に帰ったサマショールの夢』

福島の飯舘村で土に生きる人たちのお話です。











福島第一原発からの放射能で避難を余儀なくされた飯舘村の農家の皆さん

どんな思いでいるのかを書いたものです。

百姓一筋で生きてきた人々が避難して農家をやめていく人もいる中

次世代に繋いでいこうと努力する姿を写真で追った物です。

黄金色に実った稲穂の向こうに見えるのは除染した土や草木を入れた黒い袋。

それが並ぶ様子はなんとも痛々しい・・・。




サマショールとはウクライナのチェルノブイリの原発事故（１９８６年）で

避難していった人々の中に自主的に帰ってきた人たちがいて

それをサマショール（自主帰還者）というのですが

その人々と飯舘村の人々を重ね合わせています。




おじいさんの代から百姓一筋で生きてきた佐藤さん。

出稼ぎをして土地を増やし、たわわに実った稲を見るのが生き甲斐だったのに

原発事故でそれを奪われました。

でも帰村がかなって又稲を作り始め、夢はもっと稲を作れる田んぼを増やして

それを次世代に繋いでいくことと語っています。




多くの人の運命を狂わせた原発事故。

世界は原発廃止へと動く中、まだＣＭを流して原発は必要だと言っていますが

災害の頻発する昨今、この飯舘村の土に生きる人々のように大変な状況を

まだ作り出す恐れのあるものが必要なのでしょうか・・・。

（そういうことは本の中には書いてありません。）




原発事故だけでなく色々な問題が過疎の農村にはあります。

かくいう我が家とて若いとは言えない私が奮闘する

農家の端くれ（にもなりませんが）。

農業だけで食べていくなんて無理なのが現状。

昨日も読み聞かせ仲間のお姉さまとちょっとお茶してきたのですが

彼女は私よりも手広く農業をしていますが・・・こんな風に大変という話を

色々してくれます。




我が家は農薬を使いませんが彼女の周囲は皆さん出荷する野菜を栽培しているので

かなり怖い農薬の使い方をしているのだと昨日も聞きました。

トウモロコシなんですが

父が作っていたトウモロコシはほとんど虫に食われ

挙句はカラスに食べられて人の口には入りませんでした。

路地物で栽培するとそうなるのが普通なのです。




ビニールハウスでの栽培がおこなわれているのですが

薬を使いたくないのでビニールハウスを使って早めに作るのだというのを

初めて聞きました。




単に早く出荷する方が高く売れる、のだと思っていたのですが

寒いときに作る方が虫にやられないのだと聞いて、そうだったのかと。

でも暖かい方が手間がかからず良い分、虫がものすごくつくので・・・

農薬をガンガン使うことに




父から少し農業のことは聞いていましたが

体に悪いことだからあまり農薬は使わないようにしていたので

私もそれがいいのだと思い草と闘う農作業の日々なのですが

それでは採算は取れないし体は大変だし・・・何とかならないかなあと思います。




長くなってしまったのでこの辺で終わります

今日は暖かいのでまた草取りに励もうと思います。





さあ今日も頑張りましょう！














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