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2008年02月11日
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カテゴリ:旅 / 小さな旅
旧家に生まれたものの、
戦後ものごころついた時には、生家は既に没落し、
広大な家屋敷と共に豪奢なお雛さまは姿を消していた。

季節が来ると、一幅の軸と可愛い立ち雛を飾り、
白酒や雛あられを供える。
豪華なものといえば活けられた桃の花ぐらいで、
ささやかな雛飾りであった。

「段飾り」に憧れながらも、
友人の家を行ったり来たりしては、
それぞれの「お雛さま」を観賞して
ひな祭りを楽しんだものである。

以来、「お雛さま」には不思議な執着を覚える。

夫の実家では、戦災に遭うこともなかった田舎の、
だだっ広い座敷に飾られた年代ものや
新しいものなど数十体はあろうかと思われる、
その大降りのお雛さまに瞠った。

飾るのも片付けるのも大変なんよ、
と何気なくこぼす兄嫁の言葉にさえ、
贅沢な悩みだ、と羨望の思いさえ抱いたものである。

私は「立ち雛」に心が動く。
幼い頃への郷愁かもしれない。
修善寺の帰りに立ち寄ったギャラリーでも、
和紙で創られた「みちこ人形」のそれを見つけて求めた。

今年はその立ち雛を床の間に飾り、
三春の「でこ屋敷」で求めた
切れ長の目のお雛さまを自分の書斎に飾った。
相変わらず、豪奢な「段飾り」には無縁である

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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                     raku-sa





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最終更新日  2008年02月24日 15時30分34秒
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