『キル』観劇記 2007年12月30日 14時開演 シアターコクーン 野田地図第13回公演 作・演出 野田秀樹 出演:妻夫木聡 広末涼子 勝村政信 高田聖子 山田まりあ 村岡希美 市川しんぺー 中山祐一朗 小林勝也 高橋恵子 野田秀樹 ******************** この作品は、1993年イギリス留学後、MODMAPの第1回公演で発表されたもので、今回で3回目の公演。モンゴルのテムジン(蒼き狼)が、地域を征服していく話と、デザイナーテムジンが、世界を制服をもって征服していく話が複雑に織り絡み進んで行く話なのですが・・・ 野田さんのお芝居は、言葉遊びが満載で、一所懸命に観て聞いていないと理会出来ないぃ!!事が多い。(私には・・・)語彙も豊富に持っていないと、なかなか野田さんの真意を汲み取るのは難しい。。。 いえ、でも、ギャグも満載だし、楽しいお芝居でもあるので、単純に楽しめるお芝居でもあるのだけど。。。 題名の『キル』は、着るであり、起きる(キル)であり、KILL(殺す)でもあり。『せいふく』は、『制服』(単純に制服であり、一つの意識の元心を同じくする縛りのある制服であり)でもあり、『征服』でもある。 広末の役名『シルク』は、新しいものを『知る』(く)事であり、シルクロードと言う未知のものをも意味し。 「あさ」は、『麻』であり、『朝』であり、新しい出発の『あさ』であり。。。 言葉の怖さ、面白さを味わうお芝居だなぁ・・・とあらためて実感したお芝居でした。 妻夫木君の初舞台は、どんなもんじゃろ?と思ってましたが、声も出てるし、お芝居を楽しんでいる感じがみえました。広末さん、声出ますねぇ。。。活き活きと楽しそう。勝村さんと高田さんは、遊ぶ・遊ぶ。笑えます!!!小林さんも高橋さんも芸達者な方々なので、観てて安心だし・・笑野田さんは、相変わらずのとっちゃん坊やぶりだし(後半の子役)。 ・・・・2007年の最初は、大好きな劇団☆新感線と市川染五郎さんのコラボ『朧の森に棲む鬼』(この作品でも阿部サダヲ君はオイシク良かったです!)で始まり、野田地図『キル』でお終い。 お芝居のための東京通いも板につき!?、結局10本は観たのかなぁ。。。私にとって、お芝居は、リフレッシュのお楽しみ。2008年は、どんだけ~!観る事が出来るのでしょうか???
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最終更新日
2008.01.07 10:58:23
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