記事掲載元:http://gizmodo.com/5713498/man-officially-cured-of-hiv
HIVが完治した男性についての詳細報告
この男性は、健康なHIVに耐性のある遺伝変種を持つ男性の幹細胞を移植したらしいですが、その前に体全身の放射線治療により体全身の免疫機能を破壊しつくしたあとに、この幹細胞移植をしたらしいのです。これが、白血病の治療でまず放射線治療をして、それがどうにもならない状態だったので、最後の手段で幹細胞移植をしたのか、それとも、幹細胞移植をする前に、放射線治療をする必要があったのか、私もちょっとニュアンス的に分からないところがあります。
しかし、ここで私は一つ疑問があるのですね。
この体全身の免疫機能を完全に破壊しなくても、HIVに耐性のあるドナーの肝細胞移植で、HIVを完治することはできないのでしょうか。
病院側がこの全身の放射線治療をした唯一の理由とは、それが非常に高額で利益になるからではないからでは無いでしょうか。
幹細胞移植が危険で1/3の人たちが生き残ることができないのではなく、その前に来る全身放射線治療があまりにも危険なので1/3しか生き残れないということではないのでしょうか。つまり、病院は金を儲けるために1/3のHIV患者をわざと殺しているのはないか。
この放射線治療をせずに、HIV患者に、健康なHIVに耐性のある遺伝変種を持つ人の幹細胞の移植を行う研究と治療を行ってほしいです。
以下、その記事の引用です。
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GIZMODO
HIVが完治した男性
世界で初めて、一人の男性が正式にHIVが完治したと医師より正式に言われました。この男性に行われた治療法は、彼をあともう少しで殺してしまうことになっていたかもれません。しかし、この治療法はHIVの治療へのドアをわずかながら開き、いつの日か私達はこの病気の原因が完全に治療できる事を期待しています。
奇妙な話ではあるが、ティモシー・レイ・ブラウンさんを最も心配させていた医師の診断は、急性骨髄性白血病でした。HIVは、確かに恐ろしく耐えがたい病気ではあるが、次第に処理しやすい病気として考えられるようになってきました。42才になるブラウンさんがドイツのチャーリー大学医療ベルリン病院の治療をうけることになったきっかけは、彼の癌がもっと差し迫った脅威をもたらしたからです。
ブラウンさんは、彼の大半の免疫細胞を破壊してしまった積極的化学療法を受けていました。体全身に放射線治療をしたのです。最終的に、患者の約1/3は生き残れないほどに危険を伴う幹細胞移植をブラウンさんは受けましたが、その治療法により、ブラウンさんのHIVが完全に完治しました。
ブラウンさん用の肝細胞のドナーを探すとき、担当医師たちは経験上十分に心得ていました。ドナーに選ばれた男性の骨髄は、HIVにほぼ完全な耐性を持つ特定の遺伝変種を持ち、それは人間の中には信じられないほど小さい割合でしか存在しません。この遺伝子を持っていると、ほぼ100%、HIVウィルスに対して不死身になるのです。ブラウンさんの場合、それまでの放射線治療により彼の免疫機能はほとんど破壊されており、健康なHIVに耐性のあるドナーの幹細胞が、彼の免疫系の中に繁殖していきました。その治療の最初の兆候は、HIVウィルスの減少であり、見込みのあるものでした。それ以来、ブラウンさんは抗レトロウイルス薬の摂取をやめ、広範囲な診断結果でもHIVの存在は皆無であったということが、彼の医師たちにより伝えられました。
彼は、完治しました。
これは将来のHIV治療にとってどんな意味があるのでしょうか。HIV患者全員がブラウンさんの病気が完治するまでに経験した途方もない苦しみを体験したいとは思わないかもしれませんし、また、たとえ出来たとしても、また、実際にやったとしても、非常に高額なためにこの治療の全行程の費用を支払うことはできないかもしれません。しかし、初めて私達は、HIVの進行をなんとか抑制するのではなく、HIVが感知する事が可能であることをしりました。それは、この治療がうまく行かなかったとしたら、行き止まりだと考えられたでしょうが、この成功は、遺伝子療法、幹細胞治療の研究の新しい道を開いたのです。
この記事の記者「ブライアン・パレット」氏にEmailを送る→mailto:bbarrett@gizmodo.com.
Stem cell transplant has cured HIV infection in 'Berlin patient', say doctors
幹細胞移植がベルリンの患者のHIV感染を完治したと医師たちが説明
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http://www.aidsmap.com/page/1577949/