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テーマ:海外生活(7779)
カテゴリ:クロアチア
クロアチアの言葉はクロアチア語というのがある。
どんな言葉かというと、スラブ語系でロシア語とか ブルガリア語に近く、発音自体はそれほど難しくないですが 子音が続くと、どう発音するんだろうと思う。 例えばクロアチアのことをクロアチア語で 「Hrvatska」という。読み方は‘フルヴァツカ’。 日本ではセルビア・クロアチア語と まとめられていることがある。 この題名の本もある。実はこれがくせものなのだ。 セルビア語はキリル文字、 クロアチア語はラテン文字なのだ。 発音も微妙に異なる。 そして、皆さんご存知だと思いますが、 ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争、コソボ問題、 あるいは独立戦争時に 「民族浄化」の名の元に、虐殺が行われ、 セルビア人、クロアチア人、ムスリムの間で非常に複雑に なっている。 クロアチアにいた時、あるクロアチア人が 「絶対セルビア人とは仲良く出来ない! セルビア人を許せない。」 と、言っていた。 そう言った人に、似た言葉なので気付かずに セルビア風の発音で言ったらどうなるか・・・、 大変である。 歴史の中で積み重なってきたある意味での‘恨み’。 個人間でも解くのは大変なのに、民族間になったら複雑。 だから簡単に「世界平和」「人類みな兄弟」というのは 難しい。 恨みを解くのは“愛”でしょうか。 そういえば、お隣の韓国の言葉は ハングル語というそうだが、北朝鮮に行って、 “私、ハングル語喋れます。”なんて言ってしまうと ムッとされると聞いたことがある。 北朝鮮の言葉をなんていうか、忘れたが、 同じ民族、同じ言葉でも、60年近い分断の歴史で いろいろすれ違いが出来ているようだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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