埴輪(はにわ)とは?
みなさま お元気ですか?ひんべえです!今日はちょっと「埴輪(はにわ)」について書いて見ましょう。埴輪は、私達の祖先が残した偉大な芸術品と言えます。素朴で民族的精神の力強い生命感を表現しており、その造形力は世界に誇り得る民族芸術です。3世紀から7世紀頃までの古墳時代に、貴族や豪族など支配階級の墳墓に「送葬」「祭祀」などの具として墳丘の上に立てられたもので、その種類はさまざまです。出土範囲は九州から東北の岩手県にまで及びますが、関東地方の群馬県、埼玉県、栃木県、茨城県、千葉県の出土が極めて多くなっています。埴輪の多くは「国宝」「重要文化財」なので特定施設を除いては所有する事も鑑賞する事も困難です。弥生時代に使われていた壷とそれをのせるための器台(きだい)という土器のかたちが、どんどんかわって古墳時代には円筒埴輪や朝顔形埴輪になりました。壷などは死者にささげる食べ物をいれた入れ物でした。円筒埴輪は列にして並べ、人が古墳の中に入れなくする為の柵代わりの役割もありました。古墳時代でも新しくなるほど、家やいろいろな品物、人、動物の埴輪が数多くつくられるようになりました。