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カテゴリ:本
●読んだ本●
「ティンカー」ウェン・スペンサー著 赤尾秀子=訳 ハヤカワ文庫 ■あらすじ 21世紀末、 中国が開発した異次元間転移装置ハイパーフェーズにより、 異世界への道が開かれた。 だがその装置は未完成で、 なぜかピッツバーグだけが 魔法が支配するエルフホームに転移してしまった。 ティンカーは、 そのピッツバーグでスクラップ業を営む、 18歳の天才少女。 ある日、 魔法の狛犬に襲われた一人のエルフを助けたことから、 地球・エルフホーム・オニヒダの三世界にまたがる 奇想天外な大事件に巻き込まれることに! ■感想 人が感情移入をするには 二種類あるのではないだろうかと思う。 自分が抱える問題や苦しみと似たもの抱えた 共感を呼ぶ人や話や状況。 あるいは自分が持っていないものを持っている人。 自分が出来ない事をしてくれる人。 自分の代わりに何かを成し遂げてくれるので うれしくなる人や状況。 ティンカーの場合は自分に出来ない事を 成し遂げてくれるスーパーヒロイン♪ 数学系の天才少女で 行動派、性格は真っ直ぐで正直 思いやりがあって元気。 思いもよらない出来事に翻弄されつつ その中で意外な行動や知恵で 困難を乗り越えて行く 大冒険SFファンタジーと言う所か。 恋に疎いティンカーは 試しにデートをしてみたり 試しにキスをしてみたりと 率直で幼くて可愛くて でも緊急時には とても頼りがいのある天才になる。 アニメのように 奇想天外なストーリーとテンポは 理屈無しに大いに楽しめた。 気楽に読むのに最適で すごく楽しいSF冒険ファンタジーでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 11, 2009 02:05:15 AM
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