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May 28, 2009
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カテゴリ:
●読んだ本●


「丘をさまよう女」シャーリン・マクラム著 

浅羽莢子=訳  早川文庫










■あらすじ(抜粋)

年老いた脱獄囚が
アパラチア山脈近くの故郷へ向かっていた。

保安官のスペンサー、
保安官助手志願のマーサらが追い始めるが、

その矢先、
奇怪な事件が続発する。


折りしも、
二百年前の事件を調べるため、

若い男が山道に踏み入るが・・・・


いくつもの運命が絡み合い、
やがて緊迫の結末へ。


アンソニー賞、アガサ賞、マカヴィティ賞の
最優秀長篇賞を受賞した注目作!







■感想


脱獄囚のハイラム・ソーリィと
元妻のリタと娘のシャーロット。


保安官助手になろうと懸命な
マーサの日々。


この地に根付こうと頑張る
ラジオDJのヘンリー。


200年前にインディアンにさらわれ
家に帰るために走り続けてたケイティと

それを見つめ続けている
千里眼の女ノラ。


ケイティの人生を論文にしようと
同じ道をたどる民族歴史学者のジェレミー。


夫のDVにおののく
若い母親サブリナ。


沢山の人々の暮らしと思いが綴られていて
文章はとても上手いのだが

助走が長くて辛かった。


三分の二まで来て
ようやくそこまでの我慢が実りあるものとなり

一気に開花したように
面白くなった。


それぞれの生き様が交差するその時
全ての答えが用意されたかのように

俯瞰図のように見えて
作者の深さがうかがえた。


でも我慢強くないとね、
そこまで行けないんだ。


登場人物一人一人に
等分に書き込まれていたので

一人に感情移入できず
読み進めるエネルギーが少し足りなかった。



一人一人の人生に付き合って
価値観を受け入れて見えたもの。


うう~ん。

これは
切ない愛の物語だった。





















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Last updated  May 28, 2009 08:55:25 PM
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