1390732 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

ふゆゆん亭

ふゆゆん亭

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Profile

ふゆゆん

ふゆゆん

Category

Freepage List

Comments

ふゆゆん@ Re[1]:お返しにお茶漬けセット お茶の荒畑園(06/16) 散歩中の雨雲さんへ ↑何故か私の名前が散…
散歩中の雨雲様~★@ 散歩中の雨雲様~★ 急激な暑さと湿度にへきえきしております…
散歩中の雨雲様~★@ 散歩中の雨雲様~★ うっかりしておりました。 どうやら一般人…

Favorite Blog

いつか来る落とし穴 New! あけみ・さん

pandanandaさん

MapleNatural  まてん☆さん
teami kago あっちゃん☆*:・さん
Boiling Point boiling pointさん

Archives

June , 2024
May , 2024
May 31, 2009
XML
カテゴリ:
●読んだ本●



「法人類学者デイヴィッド・ハンター」サイモン・ベケット著

坂本あおい=訳 ヴィレッジブックス











■あらすじ(抜粋)

人は
死後4分で肉体が腐敗しはじめる。

そしてバクテリアや
蝿のご馳走となり骨と化す。


そうした死体を
発見現場の状況も含めて検分し、

身元や死に至った状況を推測するのが
法人類学者と呼ばれる人たちだ。

ハンターもそのひとり。


3年前にイギリスの片田舎マナムにやってきて
医師をしているが、

実は世界各地で数々の事件を解決に導いてきた
エキスパートだった。


しかし、過去を捨て、
静かに暮らすことを望んでやってきた村で

腐乱死体の発見が相次ぎ、
やむをえず捜査に協力することになる。


専門知識を駆使した鋭い推理で、
犯人像は絞られてゆくが・・・・・。


イギリス発、新しい科学捜査ミステリー。






■感想


傷心のデイヴィッドが
田舎の村で心を癒しながら3年が経ち

馴染み始めた時に見つかった
腐乱した他殺死体。


刑事から捜査協力を要請され
デイヴィッドは
不承不承で始めた遺体の死亡時刻調べ。


次々に起きる事件によって
暴かれて行く田舎の村故の

人々の相関関係と
疑心暗鬼が招く魔女狩り状態。


都会育ちのデイヴィッドから見た
マナムの人々の暮らしや

蝿と蛆の成長から遡る死亡時刻。

遺体解剖と細胞採取などの
専門分野での仕事。


デイヴィッドの純粋で誠実な心と行動が
事件によって攪拌されて行く様が

痛々しかった。


文章は読み易くて、
専門的な事も丁寧過ぎずに書いてあり

誠実で正直な
傷心のデイヴィッドに感情移入しやすく

するすると3日ほどで読み終わった。


デイヴィッドがこれ以上傷付かないかと
ハラハラドキドキしつつ

幸せになって欲しいと思った。


私も高校1年まで田舎で育ったので
田舎ゆえの偏狭な見方とか

プライバシーの無さとか
色々思い出してしまった。


風光明媚な所に住みたい半面、
村八分やすぐに広まる噂や

偏見やずかずかと入り込んで来る
デリカシーの無さとか、

田舎には田舎の難しさがあった事を
思い出した。


東北地方故の不快さだったのかと思っていたら
イギリスでも変わらないんだなぁと思って

人間は素敵な所も残念な所も
世界共通なんだなと改めて思った。















お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  May 31, 2009 02:55:42 PM
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X