イタリアで、展覧会
現段階では、お名前は伏せておきますが・・・大阪の ある書道家が、来月に イタリアの展覧会に出品されるそうです。その書道家が、以前 観光で訪れた飛騨の 染色家の工房で、その作品を気に入られ、イタリアの出品作に使いたいということに・・そして その工房で、その染色家の布を使って 私が表装した掛軸を見て、またまた気に入っていただき、そこで、3人のコラボが決まりました。つまり、書道家の書を、染色家の布で、私が表装します。表装も 乾燥段階で、後は仕上げを待つばかり・・という状況ですが・・・どうにも 引っかかる部分がありまして・・・それは、格子柄の線のゆがみ。表装裂ではないので、ゆがんで当たり前の素材ではあります。私も、極力 修正しつつ表装したのですが、なんとも、気になる部分があり、しかしながら、限界まで修正していて、これ以上は 無理!表具師としては、「これは、しょうがない。」で、済ますのは当然ですが、なんとか出来ないか、ずーっと悩んでいました。「しょうがない」で済まそうと、逃げの気持ちも多々ありました。それが、なんと、 解決策がひらめきました。明日にでも、染色家に相談してみようかと思っています。そこまでしなくていいと 言われそうですが、私としては、挑戦したいと思います。もちろん、リスクはありますが、それ以上に 勝算もあるので・・・・今、意外と 気が楽に なっています。後は やるだけです。