テーマ:気になる本(113)
カテゴリ:本
言葉は、使い方が難しい道具だ。 きっかけは、年が明けて、囲碁の日にみかけた、つぶやきだ。
>いい(キャッチ)コピ-というのは、商品やサ-ビスの宣伝をするだけでなく、 読んだ人に、ハッピ-やたのしさを提供してくれます。 (カシミア広場: http://idetomotaka.com/ )
言葉が受け手に浸透し、意識を変える、という企み。 これが、年末から読んでいた本と、共鳴した。 >広告表現は、商売のための表現です。 自己表現ではありません。 >表現力の差は、他者の思いを想い、想い至る力の差。
受け手に伝わって、受け手に変化が起こって、はじめて意味を持つ。
>会話を促す情報はあるか?
この問いは、碁会所のコピ- http://twitpic.com/83d2b1 をつくるとき、ヒントになった。 また、週間363ボケをかました私を、一瞬でノックアウトしたのが、
>朝までにコピ-500本。
プロはまず量からして違うね。もっと早く読めば良かった一冊だ。
本書を読んで、意識を変えたら、すぐに書き始めなさい、といっている。
>人を変えるために書け >読む人の立場で書いているか >客観的に書かれた文章は使えない
↑ これは、 「瑠璃色の戯言」の記事に近い。 http://d.hatena.ne.jp/fujipon/20110105#p1 新書らしく、各項の見出しがよくできている。 ところどころ矛盾させたり、逆説的な表現が多く、 読者に引っかかり易くしている。
>まず、自分が驚け >異論があるか?あればことごとく却下だ >文章で自己表現はできない >削る作業に自分が出る >果たして言うほどの価値があるか
ゴチャゴチャやらずに筋良く、ということ。 『「やめること」から はじめなさい』(千田琢哉)に通じる。 後半では、ライブ感、身体感覚を力説、 書きながら新しい考えが湧いてくる状況が理想、と。 囲碁ボケハイに通じるかもしれない。 確かに、あの夏の終わりの一週間は、 http://plaza.rakuten.co.jp/zeniki/diary/200907160000/
>踊りながら書け
>これから10万字を超える文字を費やして書こうとすることは、 実は4行で書き尽くせる。
冒頭の言葉は、それだけ言い聞かせても、分からない人が多い、ということ。 4行どころか、1行でいい。
>受け手が言って欲しいことを言ってあげるだけ。
武宮先生は、こう言っている。
>技術は修正できますが、発想が間違っていると、何をやってもダメですね。
何を言うか、そして、如何に言うか。
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Last updated
January 24, 2012 07:21:29 PM
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