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碁盤を囲んで

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April 9, 2012
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テーマ:囲碁全般(743)
カテゴリ:囲碁大会
どうも天の邪鬼なのだ。 

天下五目というのは、アマの目標として名高いが、

私は、天下七目を目指している。

7目置いただけで、プロに勝てるなんて、大変なことと思うから。 

というわけで、今年の宝酒造杯では、三段戦制覇を目指している。

 

勢い、京都へ行ってきた。

受付で参加費3500円を7枚の500円玉で渡したら、

棋院のスタッフさんが「す、すばらしい!」と、えらく喜んでくれた。

これは、大会運営に関わった人なら、気づくことなんだけどね。
 
大会運営といえば、先週、千葉の大会を手伝ってくれた大学生が、
 
この京都大会でもスタッフをやっていて、囲碁界は狭いなあ、と。 

三段戦の受付で待っていたのは、なんと純朴系イケメンの ”カヒョ~くん”。

生カヒョ~くんは、2年ぶりで、おもわずサインを貰いたくなったが自重(嘘)。

開会式で、坂口プロが、過弱申告防止の措置を講じた、と演説。

「前年2段戦で4勝したのに、初段戦にエントリ-してきた人には、

修正申告を促した」 との、官僚的な物言いが好ましい。

昨年の対局カ-ドを全てチェックしたというから、本気だね。

これで歯止めがかかれば良いのだが。



三段戦は過去2年、初戦負けか2回戦負けで、いつも裏街道だった。 

参加者の多くに喜びを、という宝さんのご好意で、お酒をいただいていたが、 

簡単に言えば、回りのたった4人のアタマにすら立てないというレベル。

京都大会は32人のトーナメントで、優勝には5連勝が必要。



1回戦は同年代と。

勝つには勝ったが、読み切れないまま攻め合いに突入した時点で、

運に任せているのが実態。

 

2回戦は60代くらいの方。

序盤、私はテ-ブルからはみ出しているゴム盤を、

手で引っかけて、石を崩してしまった。

早々のことで、すぐに復旧できたが、

これは運営側には考えてもらいたいところ。

その点、こちらの碁盤は、

http://www.go-en.com/golax/taikai/goban.html 

ゲリラ的囲碁大会でよく使うテ-ブルからはみ出ない設計で、

トラブルの心配がないすぐれものだ。 

碁の方は、 団子にして大石を取ったものの、

他所で大攻め合いとなり紛糾。

相手がコウにする筋を逃して投了となったが、

コウにされたら、投了するのは私の方だった。 

 

文字通り運良く、出だし2連勝は初めてで、軽い満足を得、 

昼は利き酒は自重して、鴨川縁まで桜を求めて散歩。

京都読書さんぽ.JPG

3回戦は、どこから見ても芳夫似の栖、

いかにも理数系の仕事が出来そうな外見に威圧された。

地を稼いで、模様にドカン作戦を仕掛けたが、封鎖され憤死。

周囲の味からコウにしてフリカワリの蘇りを果たしてヨセ勝負、

細かくなると思っていたら、あちらのコンピュ-タは計算をせず、

勝ちました的アジ配慮の凡ヨセばかり。 

最後はコミにかけて勝ち。 
 
 
初めての決勝ト-ナメント進出。
 
準決勝は、ここにきてこういう人がいるか、と言いたくなるくらい、
 
何もやってこない芸風のお年寄りだった。
 
ひたすら囲い合って、盤十以上。
 
 
決勝は、名古屋から腕試しに来たという光樹似の同年代。
 
落ち着いた棋風で、踊らされて転んだ。

ハッキリとした力の差を感じた碁。 
 
碁会所の段位はインフレ気味だけど、宝酒造杯はキツいね。
 
     これがホントの準米酒 ↓ 
 
宝酒造杯京都.JPG
 
たとえば、仮に優勝したとしても、京都代表とはならない。
 
京都の三段戦は32名×4ブロック、128名のてっぺんに立つには、 
 
翌週、また京都まで出かけて、
 
4ブロックの優勝者による代表決定戦を勝ち抜かねばならない。
 
今回、決勝の相手とは、歴然とした差がある。
 
まだまだですな。
 
5月の東京大会、6月の仙台大会へ向けて、確かな知識を増やしたい。
 
三段戦は、知識が多い方が勝つというレベルでしょう。 
 
 
 
 

 
 
 
 





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Last updated  April 9, 2012 04:02:40 PM
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