テーマ:囲碁全般(743)
カテゴリ:囲碁大会
どうも天の邪鬼なのだ。 天下五目というのは、アマの目標として名高いが、 私は、天下七目を目指している。 7目置いただけで、プロに勝てるなんて、大変なことと思うから。 というわけで、今年の宝酒造杯では、三段戦制覇を目指している。 勢い、京都へ行ってきた。 受付で参加費3500円を7枚の500円玉で渡したら、 棋院のスタッフさんが「す、すばらしい!」と、えらく喜んでくれた。 これは、大会運営に関わった人なら、気づくことなんだけどね。 大会運営といえば、先週、千葉の大会を手伝ってくれた大学生が、 この京都大会でもスタッフをやっていて、囲碁界は狭いなあ、と。 三段戦の受付で待っていたのは、なんと純朴系イケメンの ”カヒョ~くん”。 生カヒョ~くんは、2年ぶりで、おもわずサインを貰いたくなったが自重(嘘)。 開会式で、坂口プロが、過弱申告防止の措置を講じた、と演説。 「前年2段戦で4勝したのに、初段戦にエントリ-してきた人には、 修正申告を促した」 との、官僚的な物言いが好ましい。 昨年の対局カ-ドを全てチェックしたというから、本気だね。 これで歯止めがかかれば良いのだが。 三段戦は過去2年、初戦負けか2回戦負けで、いつも裏街道だった。 参加者の多くに喜びを、という宝さんのご好意で、お酒をいただいていたが、 簡単に言えば、回りのたった4人のアタマにすら立てないというレベル。 京都大会は32人のトーナメントで、優勝には5連勝が必要。 1回戦は同年代と。 勝つには勝ったが、読み切れないまま攻め合いに突入した時点で、 運に任せているのが実態。 2回戦は60代くらいの方。 序盤、私はテ-ブルからはみ出しているゴム盤を、 手で引っかけて、石を崩してしまった。 早々のことで、すぐに復旧できたが、 これは運営側には考えてもらいたいところ。 その点、こちらの碁盤は、 http://www.go-en.com/golax/taikai/goban.html ゲリラ的囲碁大会でよく使うテ-ブルからはみ出ない設計で、 トラブルの心配がないすぐれものだ。 碁の方は、 団子にして大石を取ったものの、 他所で大攻め合いとなり紛糾。 相手がコウにする筋を逃して投了となったが、 コウにされたら、投了するのは私の方だった。 文字通り運良く、出だし2連勝は初めてで、軽い満足を得、 昼は利き酒は自重して、鴨川縁まで桜を求めて散歩。 3回戦は、どこから見ても芳夫似の栖、 いかにも理数系の仕事が出来そうな外見に威圧された。 地を稼いで、模様にドカン作戦を仕掛けたが、封鎖され憤死。 周囲の味からコウにしてフリカワリの蘇りを果たしてヨセ勝負、 細かくなると思っていたら、あちらのコンピュ-タは計算をせず、 勝ちました的アジ配慮の凡ヨセばかり。 最後はコミにかけて勝ち。 初めての決勝ト-ナメント進出。 準決勝は、ここにきてこういう人がいるか、と言いたくなるくらい、 何もやってこない芸風のお年寄りだった。 ひたすら囲い合って、盤十以上。 決勝は、名古屋から腕試しに来たという光樹似の同年代。 落ち着いた棋風で、踊らされて転んだ。 ハッキリとした力の差を感じた碁。 碁会所の段位はインフレ気味だけど、宝酒造杯はキツいね。 これがホントの準米酒 ↓ たとえば、仮に優勝したとしても、京都代表とはならない。 京都の三段戦は32名×4ブロック、128名のてっぺんに立つには、 翌週、また京都まで出かけて、 4ブロックの優勝者による代表決定戦を勝ち抜かねばならない。 今回、決勝の相手とは、歴然とした差がある。 まだまだですな。 5月の東京大会、6月の仙台大会へ向けて、確かな知識を増やしたい。 三段戦は、知識が多い方が勝つというレベルでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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