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2006.10.18
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カテゴリ:過去の事
夜風に吹かれると、

とても懐かしい気分になる。

子どもの頃、夜遅くまで

塾などの習い事で

夜道を一人帰っていた事を

思い出す。

そんな、1人になれる時間が

唯一、こころの緊張が解れる時で

あった。塾は父の弟が先生であったので、

そう遠い所にあった訳でなく、

とぼとぼと帰路につく短い時間だけが

こころに安らぎをもたらしていた。

家に帰れば、些細な失敗を大袈裟に

取り上げられて叱責されたり、

父からの罵詈雑言が待っていたからである。

そして何故か、父からの罵詈雑言は

妹と弟には決して向けられる事は無く、

私のみに吐き出されていた。

良い捌け口だったのであろう。







私は長女であったから、常に

良い子・・・つまり大人に取って都合の良い子

でなければならなかった。

しかし私は、とても不器用な子どもであったので、

良い子を演じる事が酷く難しかった。

何かにつけ失敗したり、粗相をしたりして、

その度に手やら足やらが飛んできて

打たれ、蹴られた。

それは、自分が親の言う通りに出来なかったから

悪いのだと自分に言い聞かせ、泣きながら謝った。

子どもの頃から、生きるので精一杯であった。

呑気な妹や弟が羨ましかったのは、言うまでも無い。







それらの、『上の世代からの支配』から

逃れる為に、私は自分で自分を支配しようとした。

それがダイエットであった。

父からは「豚」と罵られ、自分の部屋は「豚部屋」だと

言われていた。妹は生まれつき痩せ型であったが、

私は小さい頃からぽっちゃりしていた。

それが物凄いコンプレックスであった。

だから、それを打破すべくダイエットを決意

したのである。

先ずはミネラルウォーターを毎日2リットル飲んだ。

そして少しずつ食べるものを減らしていった。

カロリーばかりを気にして、油モノの料理は避けた。

最終的には1日1食、小さなパンのみという

気付けば拒食状態に陥っていた。

お腹が空いたらミネラルウォーターで誤魔化した。

停滞期は勿論あったが、最終的に10kgの

ダイエットに成功した。

親が離婚して2年目にやっと父からの支配から

逃れられ、自分を自分の支配下に置けたと思えた。

でも、それは大きな間違いの始まりであったのは

言うまでも無い。

とある秋の日、妹達が食べるスナック菓子が

とても美味しそうで、自分の中の禁忌を破り、

1袋を一気に食べてしまったのである。

その途端物凄い勢いで罪悪感が湧き出した。

そして母が食べ過ぎた時に吐いていたのを思い出し、

自己誘発嘔吐をした事が、過食嘔吐

始まりであった。

『摂食障害』は、既に罹患していた。

拒食状態に陥った時から、もう患っていたのである。

その頃は勿論『摂食障害』なんて言う

病名を知らなかった。

でも、過食嘔吐を毎日繰り返すようになって、

流石に異常な事態だと気付いた。

本屋で購入した本を読む事で、自分が病気である事に

やっと解ったのである。

13歳の頃から異常な食行動になっていた。

そして病気と気付いたのは14歳。







高校生になっても症状は続いており、

或る日、過食時に食べた何かが嘔吐している時に

喉を傷つけ、真っ赤な血を沢山吐いた。

そこでやっと恐怖心を覚え、精神科のある胃腸科に

母と一緒に訪れた。

そうして週1の精神科通院が始まったのである。

その時の体重は、一番重かったときに比べて

15kg減っていた。

始めて掛かった精神科の主治医は女医で、

とても優しかったのを覚えている。

高校2年の頃、1年間通い続けたが、

大学受験の為に欠席日数を減らせない事から、

行けなくなったのである。

その女医と、今の主治医は学会等での

繋がりがあるらしい。

私の病気が治った暁には、

その女医の所に報告する為に病院を訪れたいと

想っている。







夜風の想い出から、過去の傷を探る事になってしまった。

しかし、こうして向き合うことも大切であると

感じている。あの頃の辛さ・苦しみを再体験すると

勿論哀しく虚しく辛いが、傷口に少し消毒液を

塗布した想いに至る。



今日も昨日と同じ位、ずっと眠り続けていた。

起きたのは18時前である。

医者の言う通り、眠れるだけ眠っていようと

想っている。眠った分、心身の疲れが取れたように

感じる。

心の闇の部分を吐露することになったが、

それで少しはこころが軽くなったのではないであろうか。

疲れた時は、休むしかない。

そんな時は頑張ろうとしたり努力しようとしたりしても、

空回りしてしまう事が多いのであるから。

今回、過去の事を想起した事で

幾つも刺さっている棘をほんの少しは抜き取る事が

出来たであろうか。そうなっている事を願って止まない。

これからの時間は、『過食嘔吐』に付き合わねばならない。

いつかこの、夜になると必ずやらねばならないと

想ってしまっている『過食嘔吐』について、

考慮を深められる事を進んで出来るようになる為に、

無理をしない程度に努力をしていきたい。





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Last updated  2006.10.18 20:48:41
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