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凍えたココロ

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2008.03.04
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1年前の今日、

それはとても寒く、

でも何処までも高い青空が

広がっていた。

私と母は喪服を着て、妹の大親友である

Kちゃんの葬儀告別式会場へ向かっていた。

到着して、Kちゃんの遺影を見た途端、

涙が止まらなくなった。

読経が流れている間もずっと、

妹も母も私も泣いていた。

あれから、1年が経った。

あの時のこころを表しているのか、

今日の空は泣くように雨を降らせていた。







やっと、桃の木に蕾がついているのを発見できた。

物凄く、小さな蕾であるが

先端の部分は綺麗で鮮やかな

ピンク色だった。

ホッとした。今年は花が咲かないのではないかと

薄々想っていたからである。

しかし、昨年沢山の花が咲き、

実が生ったので

今年は裏年なのかも知れない。

だが、少しでも良いから

桃の花が咲くという事が分かって嬉しい。

花開くまで、辛抱強く待とう。







眠気に襲われ、いつの間にか眠っている。

もう、眠気に抗わないようにした。

今まで、どんなに怠くても眠くても、

やらねばならない事があったら

無理して起きていてそれらを成し遂げていた。

しかし、余りにもしんどいし、

その気力もなくなってきた。

昨日も夜中ブログを綴っている途中に眠ったし、

今朝は6時過ぎから8時半まで眠っていた。

いつもなら、読書をしたり、過食が始まったり

している時間である。

もう、そのまま眠剤を服用して眠ればいいのに、

私は「朝の過食をしなければならない」という

想いに囚われて無理矢理食べ始めてしまった。

全然食べたいと感じていなかった。

寧ろ、しんどくて早くシャワーを浴びて眠りたかった。

けれども、毎日の習慣となっている事を

止める事さえもしんどく感じられて

どちらにしても、しんどいのならば

いつもやっている事の方を私は選択した。

食べて吐く事・・・苦しいと分かっていて

やらないではいられなくなっている自分に気付く。







眠る時間が遅くなり、夜、起きられるかどうか不安だった。

眠る頃には、『笑っていいとも』が

放送されていたのである。

けれどもいつの間にか眠っていて、

目覚ましのタイマーが鳴るまで目覚めなかった。

そのタイマーは、電話診察を受診する時間

ものであったが、意外とスッキリ起床できた。

一服する余裕もあり、ミルクティーを飲んだり

電話でお話したい事を頭の中でまとめたり

していた。

1度目、電話を掛けたら10分後にと

受付の方に言われ、2度目に掛けたら

18時にと言われたので

結局30分ほど待つ事になったけれど、

その間に意識もはっきりしてきたし

ニュースを見ていたらあっという間だったので

然して気にならなかった。

18時から電話診察が始まり、

やはり主治医の声を聞くと安心した。

ずっと不安定な状態が続いていて

できていなかった夢分析もして頂いた。

最近の夢は所々しか覚えていないので、

誕生日に見た、唯一書き留めている

1ヶ月くらい前の夢を主治医に話した。

主治医によると、

私は段々自分の“子ども性”との繋がり様が

しっかりしていきているという事であった。

“子ども性”とは、“自然性”でもある。

【自然の生命力】との結びつきが

強くなってきている事と同義である。


主治医は、夢の中に出てきた無邪気な子どもとの

結びつきを強くしていけたらいいと仰っていた。

その後は、トラウマについてずっとお話した。

これについては後日述べたい。







診察も終盤に差し掛かり、“丁寧にする事”とは

どういう事かというお話になった。


主治医も日々考えていたらしいが、

具体的に何をしたら【丁寧】なのか、

中々言葉には出来ないと・・・。

けれども、「想い付いた事がある」と。

それは、

「日本人のケースだけど、何でも【~さん】って

 つける事が多いよね。名前だけじゃなく、

 物に対しても。先ずはそこから始めたら良いんじゃないかなあ。

 いつも僕らは、“顔なし”って呼び捨てにしよるけど

 これからは“顔なしさん”それから病気の症状にしても

 “胃痛さん” “摂食障害さん” “トラウマさん”って

 呼んでみたらどうやろう。

 “~様”やと、距離がある感じがするよね。

 それから始めてみて。」


面白いアイディアだと想った。

物にも、病気にもその症状にも“さん”づけ。

早速、スーパーへ行く際やスーパーの中で

母に事情を話して試してみたら、

不思議な事に、物に対して愛着が湧いてきたのである。

それと共に、大切に丁寧に扱わねばと感じた。


商品を取る際、

「大根さんは、これがいいよね。」

と言ってみた。母は、

「今日はグラタンさんを作ろうと想ったけど、

 しんどいし、何だかお魚さんを煮たものが

 食べたい気分だな。」

と共に言ってくれた。

清算を済ませて、商品を袋詰めした後も、

カートに荷物を載せる際、2人で

「カートさん、重い荷物を運んでくれてありがとう。」

と微笑みながら言った。

言葉にしてみると、本当に物を大切に丁寧に扱える事に気付いた。

主治医のアドバイスとしては、

胃痛が酷い際、「胃痛さん、治まってね・・・。」と

呟いてみるのも良いという事だった。

また、こころの病気やその症状も、

それがあるから生き延びられている部分がある。

苦しくて辛くて哀しいけれど、

こころが救われているのは確かである。

主治医からのアドバイス。

続けてみたい。







Kちゃんの事を、毎日忘れた事はない。

いつも、彼女を想っている。

時に、彼女の傍へ行きたいと願う事もある。

しかし、それは“逃げ”だ。

現実が辛いから、死んでしまったら楽だろうという

安易で愚かな考えである。

母は言った。Kちゃんはあなたを呼んではいないと。

あなたが死ぬ事を願ってはいないと。

生きて、Kちゃんの事を想い続ける事こそ大切だと。

そう、私も想う。

だから、そんな安直な考えは出来るだけしないように

努力したいと考える。

1年前の今日、私達の世界は全てが哀しみに包まれていた。

Kちゃんが遺してくれた桃の木。

彼女の想いはきっとここにも宿っているであろう。

花が咲く頃には、暖かい春の空気が満ち溢れていて

草花の芳しい香りに溢れていると想う。

桃の花が咲く頃は、哀しみもあるけれど

きっと、喜びにも溢れるであろう。





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Last updated  2008.03.05 02:01:04
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