木下順二さんの「かにむかし」(岩波書店)
清水崑さんの絵が昔話らしい雰囲気を高めています。
このお話は
「さるかに合戦」というものもありますね。
話はいろいろなパターンがあります。
一般的なお話は、
母がにの敵討ちのため、子がにが仲間と協力して
サルを懲らしめる、というものですね。
九州(特に北九州地方)の昔話としては
さるにいじめられたかにが仕返しに
くぼみに隠れて、
そこに腰をおろしたさるのお尻を
大きなはさみでチョキン!と切り付ける。
それでサルのお尻は毛がなく紅い・・・
というものもあります。
語り部の方々のお話なさる昔話は
「日本昔話百選」(稲田浩二、和子さん編・三省堂出版)
で、忠実にまとめられています。
日本昔話百選改訂新版 ( 著者: 稲田浩二 / 稲田和子 | 出版社: 三省堂 )
この本は絵はないものですが
子どもたちはすう~っと入り込みます。
瞳を輝かせ、自分の世界で空想し
とても満足するようです。
(rinの子どもたちも、中学生になっても、
この本を音読し始めると
傍によって来て
じっくりと聞いています。)
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「かにむかし」が楽天ブックスで見つからないのが残念。
図書館にはおおよそ数冊ずつ
置いてありますので
読んでみてくださいね♪
rin