著者の林文子さんは、高卒女性でありながら、ホンダ・ＢＭＷでトップセールスを続け、フォルクスワーゲン東京の社長、ＢＭＷ東京の社長を経て、その手腕を買われてＣＥＯとしてダイエーに迎えられた人です。

この本は営業のハウツーというより、林さんの半生を描いた自伝であり、仕事の基本となる独自の哲学や方法論が書かれています。
顧客、同僚や部下に対する愛情・信頼の必要性などについては非常に勉強になりました。


林　文子
失礼ながら、その売り方ではモノは売れません
亜紀書房


失礼ながら、その売り方ではモノは売れません


特に印章に残った点を２点
Ｐ５４「安全パイでなくリスキーを選ぶ理由」
「選択に迷う時は困難なほうに掛けるのが私の方法です。迷うという事は、成功と失敗の可能性が五分五分だということ。リスキーなことに挑戦するということは、相当な努力を必要としますから、結果得るものが大きい。よって難しい方に賭ける。」

Ｐ１８２「ＣＳよりＥＳ、そしてＦＳへ」
ここではCustomer's SatisfactionよりEmployee's SatisfactionさらにFamily's Satisfactionが重要性が書いてあります。その通りに経営をし実績を出されており、うちの会社もEmployee's Satisfactionにもう少し力を入れてくれたらなぁ・・・




ところで林さんを見込んで買ったダイエーの株・・・




無理もないか・・・







































林文子の辞書にStock holders' Satisfactionは無い。



もっと早く気づけよ俺！
とほほ・・・


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