アメリカで有名な陪審コンサルタントが書いた本。
この人はなぜ自分の話ばかりするのか
著者 ジョー・エレン・ディミトリアス
和訳 富田香里
出版社 ヴィレッジブックス
発行年月 2001年12月
第1章 「人を読む」には準備が大切―あなたの心がまえの見直しから
第2章 行動パターンの発見―木だけではなく森も見るために
第3章 「第一印象」を読む―外見とボディー・ランゲージからわかること
第4章 「環境」から人を読む―周囲にあるものすべてに注意しよう
第5章 内容ではなく話し方が大切―言葉以上のものを聞き取るために
第6章 質問の仕方を考える―そして、答えにきちんと耳を傾けよう
第7章 なぜ、そういう言い方をするのか―コミュニケーションの背景
第8章 言っていることより、していることを見よう―本性があらわれる「態度」に注目
第9章 見かけ通りではないこともある―例外を見つけよう
第10章 内なる声に耳を傾ける―直感力も見逃せない
第11章 自分を鏡で見る―他人からの読まれ方を読む
応用編 素早く決断するために
この人はなぜ自分の話ばかりするのか
2000年に発売されアメリカでベストセラーとなり、日本語他、中国語、スペイン語などに翻訳され13カ国で出版された本。
そもそも陪審コンサルタントって何?って感じですが、クライアント(原告であったり、被告であったり)の側に立って、どんな人を陪審員として採用すれば、クライアントにとって有利な判決を支持してくれるかを陪審員候補者の身なりや言動などから判断するのが仕事のようです。
日本でも陪審員制度が始まるようですが、陪審員についての知識が乏しいのであまりピンとこないところがあります。
原題は「Reading People」ですが、その方が本の内容を適切に表していると思います。
いろいろな事例を挙げて、人の特徴からどんな人であるかを解説しています。
自分の周りの人に当てはめてみると結構当たっていたりして面白いのですが、これを読んだからと言って、初対面の人がどんな人か予想するのは難しいし、予想すべきでもないと思う。
結婚前の恋に盲目の時期に読むと為になるかもしれませんが、積極的にお勧めする本ではありません。
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