社史研究家である村橋勝子氏が書いた本。
にっぽん企業家烈伝
著者： 村橋勝子
出版社： 日経ビジネス人文庫
発行年月： 2007年10月
目次
1 進取
森永太一郎‐森永製菓/創業者
井上貞治郎‐レンゴー/創業者
伊藤博三‐伊藤ハム/創業者
永谷嘉男‐永谷園/創業者
2 使命
上山英一郎‐大日本除虫菊/創業者
江崎利一‐江崎グリコ/創業者
中部謙吉‐大洋漁業/第三代社長
大谷米太郎‐ニューオータニ/創業者
3 再興
杉山金太郎‐豊年製油/第二代社長
嶋田卓彌‐蛇の目ミシン工業/中興の祖
石田退三‐トヨタ自動車/第三代社長
樋口廣太郎‐アサヒビール/第六代社長
4 絆
相馬愛蔵・黒光‐中村屋/初代
白井松次郎・大谷竹次郎‐松竹/創業者
鹿島守之助・卯女
5 昭和の独創
高原慶一朗‐ユニ・チャーム/会長
島正博‐島精機製作所/創業者
飯田亮‐セコム/創業者
にっぽん企業家烈伝
あえて企業家列伝ではなく、企業家
烈伝としているように強烈な個性を持った企業家が多数取り上げられており入門編としては面白かった。機会があればもっと個々人について深く知りたい。
著者の定義する“企業家”とは「事業活動を通じて物心両面において人々の生活に反映・向上・幸福をもたらした人」であるが、どの登場人物も社会に対する強い使命感が感じられ、尊敬に値する人ばかりである。
社会人として何の為に仕事をしているのかを見直すにはいい本。
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