元(?)医師の高士宗明氏の本。

メキシコ紀行―歴史との出会い
著者： 高士 宗明
出版社： 彩流社
発行年月： 1997年11月

目次
1 メキソコ古代文明への旅(メキシコ人の起源と古代文明
オルメカ文明を歩く
テオティワカン文明を歩く ほか)
2 スペイン植民地時代への旅(メキシコ征服の発端
アステカ王国征服
征服後のコルテス ほか)
3 革命時代への旅(メキシコの独立
独立革命を歩く
近代国家メキシコの成立 ほか)


メキシコ紀行


家にある３冊のメキシコ紀行の３冊目です。
医師である(あった？)高士宗明氏が自分の足でメキシコの歴史上の遺跡・建物等を回って書いた本です。

意外なのが、ほとんどメキシコ内をバスで移動し、安ホテルに泊まっているところです。氏は少なくとも旅のスペイン語はマスターしているようで、ほとんどバックパッカーのような旅をしています。メキシコとその歴史が好きな人でもスペイン語がある程度出来ないとなかなかこういう旅は出来ない上級者向けの紀行文です。
また、メキシコの歴史の概略を知るにはいいかもしれませんが、歴史家でないのによく調べて回ったものだと感心する一方、歴史家でないのでイマイチ楽しくないと言う面もあります。

時間を軸(古代・スペイン植民地時代・革命時代)にまとめてあり、これを読んでメキシコに行こうと思っても効率よく回る事は出来ません。

歴史が好きな人には面白いのかもしれませんが、私の場合は歴史紀行より食べ物紀行の方が興味を持てるみたい。


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