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ものごとを本当に理解するのには、それが身に染みて感じられなければならないのだ。ただ、聞き流したり、本当に心から何かを見ようとする気がなければ、闇雲に時間をかけても他人と雲泥の差が付いてしまうのが人生である。
経験値を上げるとともにオーラを放てなければ、一流にはなれないということである。 ダラダラと、いつまでも意味のない音を弾き流すのではなく、一小節にたった一つの音でもいいから前後の関連づけを感じながら弾けばよいのだ。 ここで、本当に弾きたい音の関連付けをしておかないと、やたら音をいっぱい弾けるだけの凡百の演奏者になってしまうだろう。 究極の音楽を演奏するのが、これ即ちGoalであり、「速い」とか「遅い」とかは、あまり関係ないのだ。要するに、こういう部分に拘ってばかりいるのは、木の枝葉にばかり目がいっているのであって、肝心要の幹の部分を全然見ようとしない人たちなのである。 ところで、人生は、Deepである。しかしながら、こういう低次元のLevelに拘り続けている人たちの人生は、そこはかとなく浅く、そして儚く感じられるのだ。 私が、常に心奪われるのは、速さや重量感などではないのである。あくまでも、よい楽曲と演奏のバランスなのである。 きっと、こういうBottle Neckとなる部分を通り抜けていかないと、音楽的にも熟成した演奏者にはなれないと信じて疑わないのである。 願わくは、速弾きのNUMBER ONEになることよりも、音楽性豊かなONLY ONEになって欲しいのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.02.24 21:38:31
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