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ふと思いついたので、ちょっと書いてみましょう。
Classic Musicは、当然のことながらアンサンブルに電気楽器は入っていない訳ですよね。今を遡ること百数十年前には、ある試みがなされていたのです。 それというのは、残響や自然音のSimulateなどです。残響と言っても、この場合はEcho Effectをどうやって表現するかっていうことですよ。まあー、日本語なら、「山彦」って言えばいいんでしょうか?そういうものをいったいどうやって表現しようかって、作曲家が多いに頭を悩ませたらしいです。今なら、そういう効果を付加する機器もありますから、かなり自然に効果を得られます。 しかし、百年以上前にはかなり困ったでしょうね。苦心の末、しょうがないから同じ旋律を何人かで音量を小さくしながら何回も弾くとか、裏に隠れて弾くとかどうにか違う音色にして表現したらしいです。 鳥の声や水の音を表現しようとした楽曲もありましたね。鳥の声の代わりに笛を吹いてそれっぽくしていました。水の音の表現ともなるとかなり難しいのですが、旋律でそういう雰囲気を醸し出したんでしょうね。 さて、現代では、Samplerなる機器があるのです。まず、原音を録音して、それを鍵盤に振り分けることで音階を付けられるのです。もしも、こういうのが昔あったら、「はい、そこで水の音!」とか指揮者が合図すると、ジャーって音が出たんでしょうね。(笑) ところで、彼の故カラヤンが、生前Led Zeppelinの「天国への階段」を聴いてこう言ったそうな..............。 「ほおー、これはとてもよくできた曲だね。もし、私がやっても、これ以上のアレンジはできないよ。」だそうなのだ。 まあー、音楽的なRealityと表現手段の攻防は、永遠に続くのかもしれないのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.06.30 21:07:49
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