|
Dear Readers
もう既に、私の体は、夏モードに突入しております。外に用事があって出てみると、桜並木のサクラの枝が風に吹かれていました。そして、花たちが、「さようなら」を言いながら少しづつ何処ぞへと散っていくのが見えるのです。 さて、四季のある国では、春は生命の息吹を感じることができるのですが、そうでない国は世界にたくさんあるのです。 この一年に四回季節が巡り、今の季節から次の季節へと変わりゆく瞬間瞬間にさえ昔の暦には名前がついておりました。 色でさえ、日本には古代からものすごい数の色見本があるんですよ。いわゆる中間色っていうやつですよ。例えば、今なら緑色って一括りされてしまう色でも、萌葱色とかっていう風に細かく区別されている。 昔から日本人の叙情性と感受性は、この四季の変化を観察した結果培われたということでしょう。 ところで、日本が戦争していた時代などでは、春爛漫の満開のサクラの木の下で、恋人たちは出会ったのでしょう。そして、サクラの散る眺めに、きっといつか招集され玉と散る自分たちの悲恋のやるせなさも重ねて、よりしっかりと結びついたのでしょう。 以前、たった三ヶ月の夫婦生活でさえ毎日が充実していたと懐かしげに話をしてくれた老婦人がおりました。 季節は幾度巡れども愛は消えない 永久に燃える炎のように お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.04.25 23:21:55
コメント(0) | コメントを書く
[MIND VISION=MY SORROW] カテゴリの最新記事
|