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カテゴリ:出産、子育て
Jacques-Louis David (1748-1825)作 1. 男と女の社会性の違いは、いつから生じるのか。 生後12ヶ月の赤ちゃん(女児29人、男児41人)をビデオ撮影し、 赤子の母親を見る回数を調べた結果、女児は男児より、遙かに多く 母親と目を合わせた。 1歳児の男児の胎内時のテストステロン濃度が高いほど、 母親と目を会わせる回数が少なかった。 自閉症の子供は、男児が多い。胎児時期のテストステロンの濃度が 強すぎると、人への関心、社会への関心が乏しくなる。 「共感性」がないかわりに、機械や工学的なものに興味を示す。 女児は生まれつき顔への関心が高く、次第に社会的関心へと変化していく。 2. 行動遺伝学によると、年齢が高くなると、知能の遺伝子の影響が強くなる。 年齢が若いと、環境による影響が強いが、年をとると 本来の遺伝子の力がつよくなる。 悪い環境に生まれて、成績のよくない子供でも知能の高い親であれば 年齢が高くなると、ノ-ベル賞をとるかもしれない。 逆に、学業が若い頃出来たとしても、中年をすぎれば 単なる肉体労働者になっているかもしれない。 そもそも、人は遺伝子によって知能を高める訳ではない。 自らの欲求を満たす環境を見つける事で、遺伝子の働きを表すのである。 生まれが全てではなく、環境によって決定されるわけでもないのである。 3.精神分裂病と天才 遺伝子の変異 カント、ニュ-トン、ラッセル、アインシュタインなど 著名な科学者の28%、作曲家の60%、画家の73%、小説家の77% 詩人の87%が精神に障害があるとされる。 ゲ-ム理論でノ-ベル賞を受賞したジョン・ナッシュは、症状がでる合間に 理性が戻る時はありがたくなかったと言っている。 「理性的思考は、人が自分と宇宙との関係を考える上で制約を課してしまう。」 白人の世界では、名門の家庭や頭のいい家系に、この病気の人間が多かった。 彼らは、並はずれて賢く自信と集中力があることが多い。 鬱病と分裂病の遺伝子が、人類から消え去ることなく残っているのは 何らかの進化とかかわりがあるはずである。 人類の文化、文明に寄与している事は、間違いないと言えそうだ。 http://www.blogmura.com/ ブログ村ランキング・ランクin! アイデア生活館 http://koyo.tsubomi.net/idea http://koyo.tsubomi.net お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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