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カテゴリ:出産、子育て
Jean-Leon Gerome ( 1824-1904 )作 1.脂肪の蓄積 ほ乳類にとって脂肪を蓄積できることにより、 食料が乏しくても、しばらくは生きることができる。 また、生殖脂肪が臀部、太股上部あるいは腹部に蓄えられると 脂肪細胞からレプチンというホルモンが分泌され、月経が始まる。 脂肪は、排卵と妊娠に大きくかかわりを持っている。 体脂肪率が下がると妊娠が難しくなる。 ダイエットによってバ-スコントロ-ルが可能になる。 初潮から2年たつと、女子の脂肪の割合は214パ-セントに上昇する。 しかし、胸が大きくなったからといって乳の製造能力とは関係がない。 バストの大きさは、授乳に何の関わりも持たないが、 臀部の擬似的な広告の役割をなしているとも言われている。 2.出産をすると育児ホルモンといわれる プロラクチンが下垂体から分泌される。 このプロラクチンには様々な働きがある。 例えば、母親の愛情の例として教科書でも紹介されている オオカミがマガモの巣に近づくと母親がわざと目立つように地面を のたうちまわる。羽が傷ついて何も出来ないような振りをして オオカミの気を巣からそらせる。この行動をするとき プロラクチンのレベルは上昇する。 プロラクチンの働き 1.母親を攻撃的にさせる。 2.父親の評価を下げる。肯定的感情が低下する。 3.赤子の欲求に敏感になる 4.出産直後の、鬱状態を引き起こす。 初産の10分1がこの状態になる。 この理由には、様々な説が有るが、子を捨てたいという 抑圧された願望ではなく、子を守らなければならないという 猛烈な切迫感にあり、他者への敵意となって現れる。 この敵意が産後の「うつ状態」を引き起こす。 3.母乳の働き 母乳には赤痢アメ-バ-や下痢を引き起こす寄生虫を殺す。 免疫防衛力は胎盤を通して胎児に伝達され、出産後は母乳を飲むことで 獲得される。 抗菌剤の働きにも似ている母乳であるが 授乳は母子の親密さを促進する働きもある。 このホルモンがオキシトシンである。 乳をとおして子供に授乳させると、穏やかな鎮静剤的効果が働いて お互いが深い満足感を覚えるようになる。 オキシトシンは卵巣と脳で製造される。 分娩が始まると子宮の平滑筋を収縮させお産をさせる。 出産後は、子供の声を聞いただけで、乳を分泌させる。 セックスの満足感、オルガスムとも関係している愛着ホルモンである。 このホルモンのおかげで、赤子は母親から守られるのである。 4.平均寿命 どこまでのびる 男性 女性 男女差 昭和22 50.06 53.96 3.90 25~27 59.57 62.97 3.40 30 63.60 67.75 4.15 35 65.32 70.19 4.87 40 67.74 72.92 5.18 45 69.31 74.66 5.35 50 71.73 76.89 5.16 55 73.35 78.76 5.41 60 74.78 80.48 5.70 平成2 75.92 81.90 5.98 7 76.38 82.58 6.47 8 77.01 83.59 6.58 9 77.19 83.82 6.63 10 77.16 84.01 6.85 11 77.10 83.99 6.89 12 77.72 84.60 6.88 13 78.07 84.93 6.86 14 78.32 85.23 6.91 室町時代 36 37 明治24年 42.8 44.3 昭和10年 40.92 49.63 つづく http://ec.blogmura.com/in/011738.html ブログ村ランキング・ランクin! アイデア生活館 http://koyo.tsubomi.net/idea http://koyo.tsubomi.net お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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