|
カテゴリ:出産、子育て
Titian (Tiziano Vecellio)( 1488-1567 作 1.父親不在が初潮を早める 父親のいない家庭で育った女子は、父親のいる家庭で育った家庭の 女児よりも、初潮を迎える年齢が低い。 父親の存在と初潮は相関関係にある。 進化論の人類学者の仮説によれば 「父親不在」の家庭に育った女児は、男性に多くを期待しないように ならされており、男は何も与えてくれない、 あてにならないものだと思っているため、男女の絆が長く続くことがなく、 乱婚的な短期的利得ほ目的とした戦略を選ぶという。 人間の場合は家庭内での社会的ストレスが高いと、 性的な成熟が早まる可能性がある。 しかし、チンパンジ-やヒヒのメスの場合は、資源が得られない場合、 あるいは社会的ストレスがある場合は、逆に初潮が遅くなるのである。 人間のこの謎には、まだ正解がないようである。 2.親類が存在することによって出産やその後の子育が有利になる。 子育て期間が長くなったので、祖父母の寿命が延びたという説もあるくらいだ。 親類がいることは資源獲得の上で出産をした女性に有利である 実は、排卵中の女性の嗅覚には、この進化の適応性が残っている。 排卵期の女性が匂いに敏感である事は、周知の事である。 実験の結果、排中の女性は、自分と異なる免疫特性の臭いを 発生させている男性の臭いを好むことがわかっている。 その第一の理由は、近親交配を避けるためであるといわれている。 しかし、通常の排卵期でないときは、自分の遺伝子的な免疫体型を持つ 男性の匂いが好まれるのである。 当然、そうした臭いの持ち主は、兄弟か父親である。 親による資源の獲得が、初産を楽にするので、女性の 男好みを進化させることになったとも言えるのである。 文化人類学者の報告では、狩猟民族のクン族21人の女性の観察によると 初婚の場合は、16人が親の元にとどまった。 初めての出産には、親・兄弟姉妹のサポ-トが必要なのである。 子育てに自信のない若い母親には、親の援助が不可欠となる。 結局は、子供の生存率を高める知恵ともいえる。 つづく http://ec.blogmura.com/in/011738.html ブログ村ランキング・ランクin! アイデア生活館 http://koyo.tsubomi.net/idea http://koyo.tsubomi.net お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 9, 2006 07:36:25 AM
コメント(0) | コメントを書く
[出産、子育て] カテゴリの最新記事
|