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カテゴリ:出産、子育て
Bartolome Esteban Murillo (1617-82) 1.先進国の場合、父親の居ない家庭には、経済的に苦しい、地位が低い、 将来に期待がもてないといった不利がつきまとう。 子供にとっての損失は、学業成績の悪さ、男子の犯罪の高さ、女子の低年齢 妊娠などにあらわれる。狩猟採集社会の場合、父親がいない子供の死亡する 確率が高い。 アメリカでは2歳以下の子供に父親が居なくなると、血のつながらない 継父や母親のボ-イフレンドによる殺人が70倍の確率で起こる。 赤子は、泣いて様々な要求をするが、ボ-イフレンドの慰めは まったく役に立たない。 そもそも、子供の欲求対して鈍感な男が他人のためになぜ尽くすのか。 ボ-イフレンドのいらいらがつのっていく。 終始うるさい相手に対して暴力的になるのは、 どんな種にも見られる傾向である。 自分の遺伝子に関係のない場合は、利他的な行動をするよりも 感情面の耳栓をする方方向に進化した。 血のつながりのない場合、男は投資を回避するのである。 世界30カ国の女性に、結婚の相手の調査をした。 A.互いの魅力 B.このほか、最も女性が重視したのは、頼もしい、感情が安定している 大人であるといった特質である。 2.人間の母親が自動的に子育てをしていたなら、幼児の母親鑑定眼は発達 しなかった。 人間の進化の過程において、母親はしだいに体毛が薄くなり、幼児がつかまり にくくなると同時に、多産になった。 多産になった母親が、自分の子全てを無条件に愛する余裕はない。 妊娠をした時点で、母子の利害は栄養を巡って対立する。 胎児は、より栄養を求めて母親の血管を広げようと、ホルモンを分泌する。 栄養が吸収出来なければ、胎盤が大きくなるが、胎児は小さいままだ。 子供の将来の肥満、心臓病などの遠因はこのとき決まってくるのは、前回 掲載している。 さて、他の霊長類と比較して人間の赤子のみが、まるまると肥えているのは なぜだろうか。 母親の出産を難しくしても、 なお胎児は脂肪を蓄える必要があったからだ。 胎児の脂肪は、出生体重の14パ-セントに相当する。 この脂肪は他の霊長類の4倍から8倍もある。 人間に匹敵する皮下脂肪を蓄えているは、 アザラシやセイウチぐらいなものだ。猿にはほとんど脂肪がない。 謎は深まる。 3.ところで、男の方が女よりも方向感覚にすぐれているのはなぜなのか。 実は、乱婚型のネズミと一夫一妻型のネズミの場合、方向感覚にすぐれているのは・・・?。 お察しの通り、乱婚型のネズミである。 方向音痴だと、目指すメスの所に行けないし、戻ってくることが出来ない。 方向感覚は、繁殖に大いに関係がある。人間の場合も同じかもしれない。 女にとって方向オンチの男は、安全パイかもしれない。 つづく http://ec.blogmura.com/in/011738.html ブログ村ランキング・ランクin! アイデア生活館 http://koyo.tsubomi.net/idea http://koyo.tsubomi.net お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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