|
カテゴリ:出産、子育て
Adolphe William Bouguereau ( 1825-1905 1.人間の脳の大きさは、同じ体重を持つ他のほ乳類に比べて 9倍の大きさがある。 脳は体重の2%のおもさであるが、 維持するためのエネルギ-は全体の20%を必要とする。 この結果のひとつとして人間は、脳と胃を同時にフルに活動させておけない 唯一の動物となった。 そのことが、菜食から肉食への転換を計る事となった。 2.では、何故そんな大きな脳を必要とするのか。 ダンパ-説によると、類人猿の脳のサイズと集団サイズには相関関係がある とする。 森からサバンナに移行する人間は、捕食者から身を守るために 集団生活をする必要がある。 しかも、集団の中での問題は、メンバ-同士が衝突をしやすい。 チンパンジ-は、オスのボスが50頭ほどの群で生活する。 最も人間に近いチンパンジ-のボノボは100頭である。 人間の脳の大きさから推定すると、150人ぐらいの規模が 推定される。 類人猿の集団内の意思疎通は、毛繕い-グル-ミングで行われる。 実は、この毛繕い、のみ取り行為は、集団間の結束ために非常に 大事な行為である。 人間の場合は、このグル-ミングの代わりをなすのが言葉である。 集団がおおきくなると、全ての個体間でグル-ミンク゛をする時間が ないのである。 グル-ミングは、される者にはエンドルフィンという脳内物質が分泌されるので 非常に気持ちが良いことがわかっている。 類人猿に麻薬を打つと、毛繕いを止めてしまうのである。 150頭の群の中で、グル-ミングをすると生活時間の40%の時間を 費やすので、むしろストレスを作ってしまう。 人間の集団規模から、この行為は向かないのである。 言語が集団間のコミュニケ-ションとして使用されはじめたのである。 3.デ-ト市場と中古販売車の売りテクニックは同じようである。 いずれも中味をみることが出来ない。 熱心に売り込めば、かえって欠陥があるのではないかと疑られてしまう。 大事な事は、マイナス情報を流さない事である。 独身女性達は、すでに面識があって、しかも交際相手になりうる 男性と一緒になったとき、わざと知らない振りをする。 この戦略は、彼女たちに有り余る選択肢があって、男の顔など 一々覚えてなんかいられないというシグナルになるからである。 相手を覚えていない素振りは、当の男たちはもちろん、 彼女の行動に気がついた周囲の人間にも強い印象を与えるのである。 未来の恋人候補への評価は、相手が自分を好きだとわかったとたんに 下がってしまうのだ。 相手を好きになることは、相手よりも自分の評価を下げるのと 同じ事になる。 つづく。 アイデア生活館 http://koyo.tsubomi.net/idea http://koyo.tsubomi.net お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 24, 2006 04:22:20 PM
コメント(0) | コメントを書く
[出産、子育て] カテゴリの最新記事
|