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カテゴリ:出産、子育て
Sophie Anderson ( 1823-1903 ) 1.拒食症と過食症 拒食症だからといって食欲がなくなった訳ではない。 食欲はあるのだが、ただ食べることに対して極端な自制をしてしまう。 一方過食症は浮かれて食べて、後で吐いてしまう。 思春期の中流家庭の少女に多く、女性の3%がいずれかの時点で 摂食障害になるのである。 2002年、スウェ-デンの研究によると、自己免疫不全が 部分的に関与しているらしいと報告された。 自己免疫不全は、身体の免疫システムが自分自身に攻撃することによって 引き起こされる。 食欲は脳の視床下部と下垂体が中心的な役割を果たすのであるが、 この部分に自己免疫システムの働きによってダメ-ジを受けて 異常をおこす。 痩せなければならないという「細身の文化」にたいして、 思春期の少女達がストレスを感じたり、独立心と責任感の 葛藤が自律神神経に異常を来し、自己免疫システムにも 異常を来しているのかもしれない。 摂食障害を起こす抗体が、脳の体重と食欲を制御する細胞に 直接間接に関わっている。 2.紅葉するのは何故か。 こんな事を考えた人がいる。 クジャクが立派な羽を持つのも、ガゼルがチ-タ-の前で飛び跳ねるのも、 最近やたらに多い格闘技の選手達の刺青に、暴走族の危険な暴走行為にも 訳がある。 「俺は強い、俺は美しい、俺は健康だ」とアピ-ルをして マイナスを克服できる事を異性に、あるいは敵対者にアピ-ルしている。 では、紅葉とは一体何かと言えば、光合成や生命活動には関係はないが、 アントシアニンという物質をつくりだしているのだ。 動物も植物も無駄な事は、進化上行わない。 無駄そうに見えても、それなりの理由がある。 イギリスのハミルトンという学者がこの解答を考えた。 紅葉する樹木は、自分が虫にたかられても、なおかつ元気であると ディスプレイしている。害虫に対する宣言であると主張したのである。 調査結果、ハミルトンの言うとおり、 最も害虫にたかられる樹木ほど紅葉していた。 秋の美しい紅葉を楽しむ日本人には、 とてもこんな発想は出来ないが、 刺青についての芸術的な美しさは、日本人独特のものだ。 谷崎潤一郎の「刺青」を読みたくなった。 つづく アイデア生活館 http://koyo.tsubomi.net/idea http://koyo.tsubomi.net お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 15, 2006 06:38:47 AM
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