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いがぐりの読んだ本。

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いがぐり602

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2006.06.13
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カテゴリ:

初めて読む作家さんです。


人は、ほんとうにみずからの意志で
自分の人生を選び取ることが
できるのだろうか・・・


恋愛、仕事、結婚、出産、家族、死・・・。
大手企業に勤務するキャリア女性の29歳から40歳までの
“揺れる10年”を描き、「運命」の不可思議と
その根源的意味を鮮やかに描いた
書き下ろし900枚、待望の刊行。


↑という帯の言葉に引かれてしまいました。
だってねぇ~、揺れる10年興味あるじゃないですか!
ちょうど私もこのあたりのお年頃ですし。(笑)


選べなかった未来はどこにもない、未来など何一つ決まってはいない。
・・・佐智子は手紙の中でそう記していた。
だからこそ一つ一つの選択が運命なのだと。
それはほんとうにほんとうだろうか。
あのとき、康との結婚を選ばなかったことは、私にとって運命だったのだろうか・・・。


ずばり!キーワードは「運命」
・・・と私がいうまでもないって感じ?(^^;)

主人公は、亜紀という女性。
この亜紀がいろんな事に遭遇しながら「運命」について考える。
なんて書くと、味も素っ気もないな・・・(--;)

読んでいて、とてもうなずける部分もあるんだけど、違和感を覚える部分も。
それは人それぞれ、「運命」というものに対しての考え方の違いでしょう。
でも私は、亜紀が多分辿り着いた、なんとなく受け身な運命感?にはいまいち共感出来ないのです。
えーと、わかりづらい書き方になりましたが、亜紀が受け身な人というわけではありません。

言っちゃうとね、私が「運命は自分の手でつかみ取れ!!」みたいな話の方が好きなだけですね。

でも・・・あの時、ああしていれば。なんてことは考えちゃいました。
私にも、いろいろあったってことね。お~~ほほっ。(←?)


この作家さん、どうも男の人みたいです。
それを知って、なんとなく納得・・・


1600円+税

私という運命について






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Last updated  2006.06.13 16:34:41
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