いがぐりの読んだ本。

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  生協の白石さん / 白石 昌則・東京農工大学の学生の皆さん

  ベストセラーを忘れた頃に読む女、いがぐり。かなり話題になってた本ですよね。生協への要望を書く「ひとことカード」このカードに書かれた、すっとぼけた質問に白石さんが答えるというなにげにシンプルな本。ちょっと面白いお兄さん？おじさん？の白石さんの回答がＧＯＯＤです。中には「つまらん！！」ってのもあるけど。この本が、なんでベストセラーになるんだ？つーのが正直な感想ですが・・・くだらん質問に、マジメにしかもクスっと笑える回答をするのは大変です。白井さんはスゴイです。まぁ～、癒し系の本なんだろうな。二日続けての更新、いい感じや（笑）しかし昨日は飲みに行き、酔っ払ってこけました。大人がありえんだろ！ってぐらい　バァーーーーーン　って。恥ずかしい、すごく恥ずかしいです。しかもスリキズ、青あざが・・・あちこちに・・・皆さん、お酒はほどほどにしましょう。９９９円

  2006.09.12

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  うそうそ / 畠中 恵

  あっ、あかん・・・またサボってしもた・・・結構、本やマンガを読んだのになかなかアップできませぬ。忙しいの。仕事じゃなくて、遊び呆けて。数年間、ひきこもり主婦やってた反動が今頃来たか？？？いかん、マジやばい・・・（←何が？）とにかく、うじゃうじゃ言ってないで本の感想を。日本橋の大店の若だんな・一太郎は、摩訶不思議な妖怪に守られながら、今日も元気に(?)寝込んでいた。その上、病だけでは足りず頭に怪我まで負ったため、主に大甘の二人の手代、兄・松之助と箱根へ湯治に行くことに!初めての旅に張り切る若だんなだったが、誘拐事件、天狗の襲撃、謎の少女の出現と、旅の雲行きはどんどん怪しくなっていき…。大好評「しゃばけ」シリーズ第五弾はいはい、「しゃばけ」シリーズの第五弾ですよ～～～ん。好きなシリーズなのでぜひ読まねば！ということで。今回は、久々？の長編。短編もいいけど、長編もいいなぁ～。どっちやねん（笑）さくと読めるところは相変わらずです。こちらも相変わらずの若だんな、なんと旅に出ます！しかもですよ・・・兄や達が・・・まぁ、若だんなが逞しくなったと思えばいいのですが、ちょっと寂しい感じもします。ぶっちゃけ、甘やかしっぷりが足りないのですわ！そこが結構気に入ってたからね、物足りないかな？あと、家鳴以外のお馴染みさんがあまり出てきません。これもちょっと寂しいかな。やはり、軽いものが読みたいって時にオススメですね。１４７０円

  2006.09.11

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  びっくり館の殺人 / 綾辻 行人

  綾辻氏の「館」シリーズが好きな私。新作が出たので早速・・・といきたいところなんだけどこの本、「ミステリーランド」っていう子供向きのシリーズなんだよねぇ～。あっ！でもあとがきに「少年少女向け」の皮をかぶりつつも本書は「館」シリーズの正統な第八作です。とあるので読まないとね♪とある古書店で、たまたま手に取った１冊の推理小説。読みすすめるうち、謎の建築家・中村青司の名前が目に飛び込む。その瞬間、三知也の心に呼び起こされる遠い日の思い出・・・三知也が小学校６年生のとき、近所に「びっくり館」と呼ばれる屋敷があった。いろいろなあやしいうわさがささやかれるその屋敷には、白髪の老主人と内気な少年トシオ、それからちょっと風変わりな人形リリカがいた。クリスマスの夜、「びっくり館」に招待された三知也たちは、で発生した奇怪な密室殺人の第一発見者に! あれから１０年以上がすぎた今もなお、事件の犯人はつかまっていないというのだが・・・!? う～～～ん、シンプルな感じのする「館」シリーズやわ。でも、今までの大人向け？の路線を引き継ぎながらも子供向けに書かないといけないので大変だよね。うんうん。私は大人向けの方が好きやけどね。（笑）本格推理小説ってことになると思うんだけど、若干ホラー仕立て。犯人も、なかなか曖昧なのねぇ～。（←ネタバレか！？）びっくり館とかいっておきながら、あんまりびっくりでもないし。（笑）正直、物足りないです。(^^;)それにしても、この「ミステリーランド」ってシリーズのあまりの豪華執筆陣には驚いた。そして、お値段にも驚いた。（爆）２１００円

  2006.07.26

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  ハリー・ポッターと謎のプリンス / Ｊ・Ｋ・ローリング

  ちょっと出遅れましたが、ハリポタ最新巻読みました。なんだかんだで第６巻。でもね、読んでて気付く。話、全部忘れてるやん！！いけませんなぁ～。(^^;)この人誰？なんてことは当たり前で、前の巻でシリウスがどんな風に死んだかも覚えてない。いいのかこんなんで！？読み直す気も起こらんし・・・大体、家には１巻と２巻しかないし。だってぇ～、私の中ではもうすっかり盛り下がってしまってたりするので・・・でも、ここまで読んだので最後までとりあえず読みたい。で、この巻ですが・・・やっぱり私の中で再度盛り上がる事もなく・・・つーか、なんか暗いよね。あぁ～～～！！みんな大人になっていくのね。大人になるのはよいのですが、うだうだ痴話喧嘩みたいな事をやってるのは少々ウザイ。ファンタジーはやっぱり冒険よね。（←ワガママ）冒険少ないんだよね、ほとんど学校の中。しかも数少ない冒険の結果がアレですよ・・・はぁあ。プリンスもアレですしね。プリンスやで～～～！　王子やで～～～！私の中のよからぬもの（王子＝美形）が、彼を否定する。でも、彼はやってくれると思いますよ。ボロカスに書いてる気がするけど、もちろん読むのさ！最終巻！！（爆）上下巻セット　３８００円＋税

  2006.07.21

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  Ｏｐ.ローズダスト / 福井 晴敏

  福井晴敏氏の新刊。忙しい最中、この濃い長編は、正直キツかった。(^^;)でも、福井ファンとしてはね、読まないと。（笑）二〇〇六年秋、“ネット財閥”アクトグループの役員を狙った連続テロが起こる。実行犯は入江一功をリーダーとする「ローズダスト」を名乗る五人グループ。警視庁の並河警部補は防衛庁情報本部の丹原朋希と捜査にあたるうちに、朋希と一功の間の深い因縁を知る。かつて二人は防衛庁の非公開組織「ダイス」に所属し、従事していた対北朝鮮工作が失敗、二人が思いを寄せていた少女が死んだ。朋希を除く生き残った工作員たちはテロリストとなり、アクトグループ役員となった元上官に復讐しようとしているのだと・・・　互いを理解しながら憎しみあう二人の若者と彼らを取り巻く人間たちの群像劇を通して、壮大なスケールで描くサスペンス・アクション。↑という事で、いつもながらという感じですかね。あぁ～～～！福井さんだって。（笑）読み応えたっぷり、そして少々くどい。(^^;)福井作品を読んだ事のない方にはしんどいかも・・・って気がします。諜報部員とか、秘密工作員とか、武器・兵器なんかがお好きでしたらＯＫですよん。主人公は、秘密工作員の朋希と一功。当然この２人は私の中では美形、それも超美形と化しております。（爆）ここにおっさんが絡んでまいります。熱血というかキザというか・・・さすが、おっさん。寡黙な若者＆熱血戦うおっさん、この組み合わせが好きですね、福井さん。ストーリー的には、冷静に考えるとでかすぎる。ある訳ないだろって。(^^;)しかし最近の情勢を考えると、もしかしたらアリ？って感じでリアリティーはある。でも登場人物はリアリティーないというか・・・はっきり言って、あまり感情移入できない。２人が別離するところまではいいんだけど、その後がね、どうもおかしいでしょ。ここまでの事をしないといけないの？あぁ～でも最後はきましたよ。なんとまぁ～！クサイ展開・・・（笑）ローズダスト、ローズダストなのよ！！大風呂敷を広げても、きっちりまとめてくるあたり、さすが！かと。上下巻とも１８００円＋税　　

  2006.07.20

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  私という運命について / 白石 一文

  初めて読む作家さんです。人は、ほんとうにみずからの意志で自分の人生を選び取ることができるのだろうか・・・恋愛、仕事、結婚、出産、家族、死・・・。大手企業に勤務するキャリア女性の２９歳から４０歳までの“揺れる１０年”を描き、「運命」の不可思議とその根源的意味を鮮やかに描いた書き下ろし９００枚、待望の刊行。↑という帯の言葉に引かれてしまいました。だってねぇ～、揺れる１０年興味あるじゃないですか！ちょうど私もこのあたりのお年頃ですし。（笑）選べなかった未来はどこにもない、未来など何一つ決まってはいない。・・・佐智子は手紙の中でそう記していた。だからこそ一つ一つの選択が運命なのだと。それはほんとうにほんとうだろうか。あのとき、康との結婚を選ばなかったことは、私にとって運命だったのだろうか・・・。ずばり！キーワードは「運命」・・・と私がいうまでもないって感じ？(^^;)主人公は、亜紀という女性。この亜紀がいろんな事に遭遇しながら「運命」について考える。なんて書くと、味も素っ気もないな・・・(--;)読んでいて、とてもうなずける部分もあるんだけど、違和感を覚える部分も。それは人それぞれ、「運命」というものに対しての考え方の違いでしょう。でも私は、亜紀が多分辿り着いた、なんとなく受け身な運命感？にはいまいち共感出来ないのです。えーと、わかりづらい書き方になりましたが、亜紀が受け身な人というわけではありません。言っちゃうとね、私が「運命は自分の手でつかみ取れ！！」みたいな話の方が好きなだけですね。でも・・・あの時、ああしていれば。なんてことは考えちゃいました。私にも、いろいろあったってことね。お～～ほほっ。（←？）この作家さん、どうも男の人みたいです。それを知って、なんとなく納得・・・１６００円＋税

  2006.06.13

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  パズル・パレス / ダン・ブラウン

  この本は、言わずと知れた　「ダ・ヴィンチ・コード」　の作者のデビュー作。なんじゃかんじゃ言って、私はこの ダン・ブラウン氏の作品を制覇しているではないか・・・好きなんだろうか？（笑）まぁ、どの本も普通に面白いです。普通にね。１９９８年、本書でデビュー。全通信を傍受・解読できるＮＳＡ（国家安全保障局、別名パズル・パレス）のスーパーコンピュータ「トランスレータ」が狙われる。対テロ対策として開発されたが、一般市民の通信全てをも監視可能なこのコンピュータの存在は決して公にできない国家機密であった。だが、この状況に憤った元スタッフが、自ら開発した「デジタル・フォートレス」という解読不可能な暗号ソフトを楯に、「トランスレータ」の公表を迫ったのだ。このソフトが流布されれば、アメリカは完全に無防備になってしまう・・・。ＮＳＡ暗号解読官スーザンは 「デジタル・フォートレス」を「トランスレータ」で解読しようとするが解読どころか、絶体絶命の事態に・・・ソフトを凍結させるパスワードを求めて、アメリカ・スペイン・そして日本を舞台にタイムリミットの暗号解読作戦が、今始まった！！う～ん、これ↑ではどんな話か、全然わからんな。というか、コンピューターには弱いんだよ・・・小難しい部分はスルー気味でもちゃんと面白いのが凄いところ。そして一気に読ませます。最後の方なんて、ページをめくるのももどかしいというか・・・(^^;)なのにオチは・・・正しくはオチではないけどおいおい・・・そんなんでいいんかよ！！　（笑）悪いわけじゃなくて、あぁ～～～！ネタバレなしで上手く書けんぞ・・・デビュー作ですでにスタイルを確立してますね。そしてこの人は、知的美人が好きだ。（笑）日本人も重要人物として出てくるのですが、ちょっと？な感じね。（苦笑）とにかく、超サクサクいけちゃいます。上下巻ともに　１８００円＋税　　

  2006.05.22

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  平成マシンガンズ / 三並 夏

  ２００５年、本作で第４２回文藝賞受賞この賞がスゴイのかどうかよく分かりませんが、何がスゴイって受賞時１５歳。中学３年生・・・(--;)平成生まれの書いた小説を読んでやろうということで。あたしの夢には死神が降臨する・・・ボロのジーンズに出刃包丁をもって夢に現れる男。あたしはそいつが差し出すマシンガンを撃っては、頭を撫でられていた。正直、１ページ目を読んで「だめだ、こりゃあ～」と思った。なんというか、句読点がない？ダラダラ続く文章が読みづらい。でも読みかけた限り、読み通すのが私のポリシー。（笑）結局は、イジメの話？普通に起こっていそうな事を、ひねくれた中学生が大人ぶって書いた。というか・・・最初の印象ほど悪くないけど、私好みではないな。若い子が書いた割には清々しさがない気がするなぁ～。（↑清々しくなくてはいけない！って事ないんだけどね。）まぁ、勢いはあると思うんだけど・・・今日は辛口だわ。(^^;)でも、１５歳でこれだけのモノが書けるのはスゴイと思いますよ。表紙の絵を見て「セーラー服と機関銃」を連想するようなおばさんの感性には合わなかったという事で。（爆）１０００円＋税

  2006.05.21

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  県庁の星 / 桂 望実

  これ、織田裕二主演で映画やってましたね。映画を観るのもなんだかなぁ～。ということで原作読んでみました。前代未聞！　抱腹絶倒の娯楽公務員小説。野村聡。３１歳。Y県職員一種試験に合格。入庁９年目。Y県県庁産業局産業振興課主任。Y県初の民間人事交流研修対象者６名の一人に選ばれた期待のホープだ。一年間の研修を無事にこなして戻れば、念願の係長への階段を同期に先んじて確実に登ることができる。ところが、鼻高々で望んだ辞令交付式で命じられた赴任先は…スーパー？　しかも…H町の？　えらくマイナーな感じがした。だがそのイヤな予感は現実のものとなる。　もらった予算は使いきるもの！　人を“使役”してこその“役人”だ！大勘違い野郎の「県庁さん」がド田舎のスーパーで浮きまくり。生まれて初めてバカと呼ばれた県庁さん、はたしてこのまま「民間」でやっていけるのか？いや、普通に面白かったよ・・・うん・・・野村聡、通称県庁さんの教育係りになったのは・・・二宮泰子、４５歳のパートさん！当然、お役人丸出しの県庁さんとおばちゃんが上手くいくわけないのだ。スーパー側もめちゃめちゃだけど、県庁さんも固い固い・・・ところがですよ！！どんどんいい方向に進んで、ハッピーハッピー☆う～～～ん・・・こんな上手くいくわけないじゃん・・・(--;)ということです。かる～～～く、サクっといきたいときにどうぞ☆つーか、ヒマつぶし？（←酷い事いってるなぁ～。）でもこれ、映画にした方が面白そう。織田裕二はぴったりだと思う。ただ原作では相手役はおばちゃんだったけど、映画では柴咲コウ。ふーーん。おばちゃんの方がいいと思うけど・・・１３００円＋税

  2006.05.20

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  アヒルと鴨のコインロッカー / 伊坂 幸太郎

  またまた、伊坂作品。順調に順番どおりに読んでます。今のところ。これはまた変わったタイトルで・・・まったく中身の想像がつかないのですが、こんな感じ↓引っ越してきたアパートで、最初に出会ったのは黒猫、次が悪魔めいた長身の美青年。初対面だというのに、彼はいきなり「一緒に本屋を襲わないか？」　と持ち掛けてきた。彼の標的は・・・たった１冊の広辞苑。僕は訪問販売の口車に乗せられ、危うく数十万の教材を買いそうになった実績を持っているが書店強盗は訪問販売とは訳が違う。しかし決行の夜、あろうことか僕はモデルガンを持って、書店の裏口に立ってしまったのだ！四散した断片が描き出す物語の全体像は？注目の気鋭による清冽なミステリ。２つの話が同時進行します。というか、現在の話と過去の話が同時進行です。現在と過去の話が、ちょこっとづつ交互に書かれるので、若干イラっときますが伊坂さん、こういう話の運び方好きですよね。もちろん！現在と過去はリンクしてます。相変わらず、キャラがたってるというか・・・登場人物、皆個性的。多分、ごく普通の学生さんであろう主人公の僕も、やっぱりヘンなのである。最後にヘンテコなタイトルの意味も分かりますがラストは、ありゃありゃ？感も少し有。でも、好きか嫌いかといえば、やっぱり好きなのです。この人はもう、独特の作風が出来上がっておりますな。私のようにハマった人はいいとして、合わない人は何読んでもダメだろうな・・・さぁ～～～！次いってみよう！！（次は何の作品だっけ？）１５００円＋税

  2006.05.14

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  宮尾本　平家物語 / 宮尾 登美子

  久しぶりに、本の感想をアップ出来るぞ！ゎｰｨ♪ヽ(*´∀｀)ﾉどーーーーーん！と全４巻。読むのに３週間近くもかかってしまった・・・この本は去年の大河ドラマ「義経」の原作ですね。なぜに今頃読んでるのかは置いといてこれ、原作！？タイトルのとおり、平家物語なんですよ。平家の、それも女性陣を中心に書かれてます。なので、義経なんてあっさりとした書かれ方でした。（しかも、大河のような清く・正しく・美しくってわけでもなく・・・）あっ！！でも平家については原作だな。清盛の奥さんの時子が中心人物なんだけど、松坂慶子演じた時子そのままって感じ。まぁ～、大河のイメージが大いにすり込まれてますからね。清盛も、渡哲也以外考えられない！！（笑）で、内容ですが・・・面白かったよ。ちょっと難しい？けど・・・よくわからんモノやら、読み方わからん漢字とか。（´ヘ｀；）とほほ・・・しゃ～ないやん、昔の人じゃないんだもん・・・スルースルーいい加減な・・・だけど、読む価値はアリ。そうそう、登場人物はまったく覚えられませんよ！！みんな、盛・盛・盛・・・奥さん何人もいるしね、異母兄弟多すぎ。最後まで、コイツは誰だ？の連続。系図が手放せん。清盛の子ども時代から、建礼門院（清盛の娘、壇ノ浦で入水された安徳天皇の母）がおかくれになるまでのお話ですが、なんという浮き沈みの激しさ昔って、スゴイ・・・たとえ沈もうが、「我が生涯に一片の悔い無し！」と言って死んだ清盛が羨ましい・・・（つーか、そう言って死んだのはラオウだな・・・いらんこと言いな私。）清盛は、「某、今生の望みとしては何ひとつ思い残すことはなし」でした。思い残すことなく死ねるなんて、いいじゃない！！そして清盛の遺言は「頼朝を討ち、その首はねて自分の墓前に供えよ！」だと嘘ついた時子が好き。全４巻、各２２００円＋税　　　　　　文庫が順次発売されるようです。

  2006.04.25

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  おいでよ　どうぶつの森　攻略本

  ついに買ってしまいました・・・どっぷりハマってるわけではないのですが、止められません。なかなか、恐るべきゲームです。ちなみに私が買ったのはこちらです。　↓　↓　↓　７６０円＋税何冊も出ているなかで、こちらを選んだ理由。安い！！ （笑）まぁ、それだけではないんですけどね。よくお邪魔していた攻略サイトの管理人さんの一押しでしたので。読んでて楽しいです♪やってない人には、なんじゃこりゃ？だとは思いますが・・・なるほど、なるほど。頑張るわぁ～～～♪って、勝手に頑張れ！って感じやね。(^^;)はいはい、今日も頑張りますよ。こういうのって、全アイテム集めたくなっちゃったりするのよね。コレクター魂、炸裂！？こういう時の私は、執念深いのさ！！へへへ・・・

  2006.04.13

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  子どもはぜんぜん、悪くない。 / 佐藤 弘道

  佐藤弘道・・・小さなお子さんがおられる方はご存知なのではないでしょうか？ＮＨＫの「おかあさんといっしょ」の体操のおにいさんです。２００５年３月に体操のおにいさんを卒業。子どもが小さかった頃は、やはり「おかあさんといっしょ」を見ていました。ひろみちおにいさんは、好きだったのだ♪で、この本ですが、薄っぺらい！！写真いっぱい！！字大きい！！であっという間に読めます。そして、　爽やかオーラ炸裂！！日陰の道を行くオイラには、眩しすぎるぜ！この本は・・・↑どんな道なんざんしょ？（笑）そんなことはどうでもいいですね。(^^;)内容はですね、まず体操のおにいさんとしての日々、その後生い立ちや家族の事が語られます。そして、大好きな子ども達への思い。要するに、子どもはぜんぜん、悪くない。ってことです。子どもが「できない」のは、親が「やらせない」からです。大人がもっと、がんばらなくちゃ！「子どもだから仕方がない」「最近の子どもは・・・」というのは、努力をしない大人のいいわけ。子どもはぜんぜん、悪くないのです。あぁ～～～～～、言葉が胸に突き刺さる。グサッグサッ努力をしてない大人代表のいがぐり、反論の余地もございませんとも・・・ひろみちおにいさん、立派です。出来れば私は、あなたの子になりたい。とか言ってないで、頑張れよ！私。９５２円＋税

  2006.04.06

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• 骨と沈黙 / レジナルド・ヒル

  英国ミステリー。ダルジール警視は窓から目撃した光景に愕然とした。男が銃を手に女に迫っていたのだ。駆けつけると、女はすでに撃たれて死んでおり、男は銃が暴発したのだと主張した。はたして、事故か殺人か？一方パスコー主任警部は、ダルジールに次々と届く自殺予告の手紙の差出人が誰かを探っていた。内容から今度の事件に関わる人物と思われたが・・・人間の生と死に潜む謎を鮮烈に描く、英国推理作家協会賞ゴールド・ダガー賞受賞作。ミステリーといっても、いわゆる本格物とは違うと思います。（多分）どうも本格ミステリーというと、怪しげな館や密室で殺人事件が起こり、それを探偵が解決！みたいなのが浮かんでしまって・・・(^^;)この本では、犯人とおぼしき人物がいきなり探偵役と遭遇してますから。この探偵役のダルジール警視、なかなか突拍子もない人物です。口悪い、態度でかい、強引・・・部下のパスコー警部は、いたって普通ですが。探偵役といってもダルジール警視、「俺のカンは正しい！！」とワーワー言ってるだけのような・・・こんな上司だと、部下はたいへんだわ。ここに自殺予告の手紙が絡んでくる訳ですが正直、なんか関係あるのぉ～～～？って感じです。が！！　うむぅ・・・これは・・・ミステリーなので、詳しい事は書きますまい。しかし、これって！？最後の最後、非常に私のツボに来たのでした。ただこれ、シリーズ物でした。本作が、シリーズ第１１作にあたるそうです。９２０円＋税骨と沈黙

  2006.04.03

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  重力ピエロ / 伊坂 幸太郎

  久しぶりに伊坂作品、読みましたよ！！やっぱり、面白い！もしかしてこの作品が、今まで読んだ中で１番好きかも・・・なぜかというとこの作品の主役の１人が、例えるなら品のある豹で、とても魅力的で目を惹く美形だから・・・なんてことはありませんよ～。（笑）えぇ、ないですとも説得力なし？？？連続放火事件の現場に残された謎のグラフィティアート。無意味な言葉の羅列に見える落書きは、一体何を意味するのか？キーワードは、放火と落書きと遺伝子のルール。とある兄弟の物語。あいかわらず、訳わからんがつかみはＯＫの出だし。もう、しょっぱなから兄弟の弟ちゃんの方に惚れ込んでしまったわしかしですよ、とても重い話です。まさに、タイトルにもあるように重力ですよ・・・まとわりついて、グシャっと潰されそうな・・・しかし、登場人物が飄々としているせいか、そこまでの重さは感じさせません。詳しく書きたいけど、書いちゃうと面白くなくなっちゃうんで。そして、なんと言っても！あの人が出てきますよん♪伊坂作品ではお馴染みのあの人です。なかなかに活躍しておられます。で、あの人もちょっぴり・・・もちろん、この本だけ読んでも面白いのですが、他の作品も読んでるとニヤリとしてしまうかも。１５００円＋税

  2006.03.21

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  東京タワー　オカンとボクと、時々、オトン / リリー・フランキー

  最初に多分皆さんご存知だとは思いますが、言っときますとリリー・フランキー氏、日本人です。「いつか本当にやってくること。　確実に訪れることがわかっている恐怖。　ボクが１番恐れていること。」あまりにも日常的で、いることが当たり前だと思っていたオカンの死。本当に大切なものが、こんなにも身近にあると気づかされ、笑った後に泣かされる、著者の自伝的小説だそうなので、リリーさんの小さな子どもの頃の記憶からお話が始まります。４歳になる頃、オカンとオトンは別居。それ以来、オカンが女手ひとつで育てます。１５歳になるまで、ずーっとオカンと一緒。そして時々オトン。高校、大学と一人暮らしのリリーさん、オカンに苦労のかけっぱなし。３０過ぎて、それでもまだマトモな生活とはいえないけど、住んでる東京にオカンを呼び寄せます。でも、オカンは・・・随所にグッとくるエピソード有。もう、途中でオカンが死んじゃうのは予測出来るんですけど、それでも泣けます。オカンの話は、反則やぁ～～～！！それにしてもリリーさん、オカンの事が好きやったんやね。偉いよ、スゴイよ・・・それにオカンの愛もスゴイ・・・泣かされる。オトンは、ものすごいキャラですが・・・１５００円＋税

  2006.03.19

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  日暮らし / 宮部 みゆき

  久々に、宮部さんの長編を読みました。最近は短編ばかり読んでたなぁ～。この本は「ぼんくら」の続編になります。最初は、短編の連作って感じなんですが、上巻の終りから長編になりました。（笑）時代小説になります。主人公は、ぼんくら同心の井筒平四郎と、その甥の弓之助。ちなみに弓之助は、超絶美形の少年です。ただし、１２，３歳なので、ちょと守備範囲外かな？（誰も聞いてないって？）「ぼんくら」の事件のその後が、書かれています。不幸にも、前の事件の大本だったったあの人が、殺されてしまいます。そして、その犯人として捕まったのが・・・！？井筒平四郎と弓之助が事件解決に乗り出す訳ですが・・・毎日、何もせず、のんびり楽しく暮らせればいいですよね。でも、そうはいかねえんだよなぁ。１日、１日、積み上げるように。てめえで進んでいかないと。おまんまをいただいてさ。みんなそうやって日暮らしだ。↑こう井筒平四郎は思います。そうなんですよねぇ～～～。しみじみ・・・まっとうな、その日暮らしの人たちを、翻弄するのが楽して？生きる人たちででも、悠々自適の大店にも「お家の事情」というモンがある訳で・・・はぁ～、世の中複雑、人生いろいろやわ。やっぱり、慎ましくもまっとうに生きるのが幸せなのかしら・・・？そんな事より、宮部さんの時代物は、やっぱ良いよなぁ～と思ういがぐりでした。上下巻ともに１６００円＋税　　

  2006.03.07

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  猛スピードで母は / 長嶋 有

  第１２６回芥川賞受賞作。（５年前？）読もうと思いながら忘れてたのを、今頃読んでみた。中篇２編収録。サイドカーに犬語り手の女性が小学４年生の夏休みに体験した、母親の家出に始まる父親の愛人との共同生活を懐古する物語。父親がヘン。愛人もヘン。母親は普通な感じなのだが、母親と暮らしたいかといえば、そうでもないような・・・多分、１９７０年～８０年頃の話であろう、懐かしすぎである。「プレイバックパート２」とか「キカイダーに出てくるビジンダー」とか「パックマン」とか・・・はっきり言っちゃうと、そんな印象に残る話でもなかったりする。(^^;)なんせ、一番印象に残ってるのが、ガンプラの話だもん・・・(--;)父ちゃん、息子のために「ここからここまでの棚全部売ってくれ。」って買うんだもん。ガンダムが７台、ズゴックが５台・・・微妙に嬉しくないのである。猛スピードで母は北海道で暮らす小学５年生の慎と母親の１年あまりの生活を描いた作品。離婚して実家のある北海道へと帰ってきたんだけど、この母親はなかなかカッコいい。私はこんな母にはなれそうにないな・・・息子も息子だが・・・タイトル通り、母は多分スピード狂と思われる。ムチャするなぁ～と思いつつ、爽快だったりするのである。２編とも、どこがどうってこともないし、メッセージなんてぇ～のもなさげ。（私がわからんだけか？）あっさり、さらさらだけど、そこが良い。大人も子どもも、微妙な感情の表現が、上手いなぁ～と思います。何か、さらっと読みたい時に、いいんじゃないかな？１２３８円＋税　　　文庫版３８１円＋税　　

  2006.02.27

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  ネクロポリス / 恩田 陸

  まず、本の表紙というか、雰囲気がすごくいい。期待・大☆う～～～ん、面白いよ！！でも、これってなぁに？ミステリー・ホラー・ファンタジー？？？懐かしい故人と再会できる聖地―アナザー・ヒル。死者たちを『お客さん』と呼び、温かく迎えるヒガンという祝祭空間。連続殺人、不可思議な風習、天変地異、そこに新たな事件が―めくるめく想像力でつづられる謎とファンタジーの結晶体。舞台は、Ｖ.ファーという、あまり知られていない国。どんな所かというと、英国と日本を足して英国寄りって感じ？そこでは、ヒガンという習慣があって、その時期にアナザー・ヒルという場所にこもって、死者を迎える訳です。死者といっても、ちゃんと実体があり、生きてる人間と区別がつかないんですよ。ヒガンに興味を持ち、遠い親戚を頼って東京からやって来たのが、ジュンイチロウ・イトウ（通称、ジュン）ジュンは親戚のハナ・マリコ・リンデと、 大学教授のシノダ達とアナザー・ヒルに滞在する事になります。しかし・・・ジュン達を迎えたのは、アナザー・ヒルの入り口にある大鳥居にぶら下る死体でした。実は、Ｖ.ファーでは「血塗れジャック」と呼ばれる犯人による連続殺人事件が起こっていたのです。血塗れジャックがヒガンにやって来た！？と騒ぎに・・・なんて、書いてきましたが、よくわかんないでしょぉ～～～。（笑）でも、このヘンテコな設定も、読んでると全然違和感無し！！ファンタジーかと思っていたら、結構血生臭いし・・・ゾゾゾォ～～～ってしたり・・・日本の習慣がヘンテコに受け継がれていたり・・・かなり面白く読み進めることが出来ました。しかしですよ！！ラストがぁ～～～、正直に言っちゃうぞ！腰砕け・・・　　ふにゃふにゃふにゃ・・・うむぅ～～うむぅ～～なんというか、盛り上げるだけ盛り上げて、さくっと終わったっていうか・・・いいのん？これで・・・？？？という訳で、面白かったけど微妙な作品。上下巻ともに、１８００円＋税　　

  2006.02.22

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  信長の棺 / 加藤 廣

  「小泉総理も愛読！」というのにつられて読んだ私。もう、何でもありやね・・・(^^;)しかし、せっかく図書館で順番待ちして借りたというのに、どうも読む気せず・・・だって・・・信長の生き様ってやつを小難しく書いた本かと思ったんだもん・・・まぁ、ガンダムを見てやる気を取り戻したんで読んでみるとこれが、面白いの！！本能寺の変後、信長はどこへ消えたか―。光秀謀反にちらつく秀吉の陰謀。阿弥陀寺の僧侶が握る秘密の鍵。そして、主人公・太田牛一が最後につかんだ驚愕の事実とは。日本史最大の謎に挑んだ本格歴史ミステリー。 思ってたのと違って、読みやすい！まさに歴史ミステリー。信長の本だけど、信長は登場せず・・・っていうか物語は、安土城の太田信定（のちに牛一、事務方を司る、側近）の元に「惟任（明智光秀）ご謀反」「お屋形さま（信長）宿所・本能寺炎上中」という噂が届くところから始まります。そして、この信長奉仕者であった太田牛一が、いろんな目に遭いながらも信長さまの伝記を完成させるというお話です。で、最大の謎が、信長の遺骨はどこへいった！？な訳です。この謎も、解けるんですよ。（真実かどうかは別にして・・・）へぇ～～！へぇ～～！へぇ～～！そんなに歴史に詳しくない私としては、へぇ～～そうやったん！と言うしか・・・(^^;)歴史にすごく詳しい人が読むとどうなんでしょうね？私的には、なかなか面白い本でした。１９００円＋税

  2006.02.16

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  ９９％の誘拐 / 岡嶋 二人

  １９８８年の作品です。少し前に、再文庫化されて話題に。岡嶋二人さんは昔、何作か読んで面白かったので、読んでみました。末期ガンに冒された、カメラ・ＯＡ機器メーカー・リカードの開発事業部長・生駒洋一郎が、病床で綴った手記を遺して生涯を終えた。そこには八年前、息子慎吾が誘拐された時の記憶が書かれていた。そして十二年後、リカードの武藤社長の孫・葛原兼介が誘拐された。犯人からの要求は、１０億円のダイヤの原石。そして、運搬役に指定されたのは、リカードに入社していた生駒慎吾だったのだ。その犯行はコンピュータによって制御され、前代未聞の完全犯罪が幕を開ける。事の発端は、ン年前、３億円事件のあった年に起こります。３億円事件のせいで忘れ去られた誘拐事件があったのです。５歳だった生駒慎吾が誘拐され、犯人は５０００万円分の金の延べ棒を要求。そして、まんまと金を奪い去ったのです。微妙なのが、この５０００万という金額。当時、生駒洋一郎は「イコマ電子工業」という小さな会社のオーナー社長だったのですが（この会社の技術は最高レベルね。）ある事情により、会社が傾きかけ、私財をなげうって立て直そうと用意したお金が５０００万。この時、力を貸そうとしたのが（要するに合併吸収）、リカード。お金を用意した途端、誘拐で５０００万要求なんて胡散臭いですよね・・・お金を取られちゃったので、イコマ電子工業はリカードと合併することに。これが最初の誘拐事件になる訳ですが、読み出したら止まりませんよ！金の延べ棒の引渡しが、なかなか・・・で、ほっと一息ついたと思ったら、第二の誘拐事件発生！！こちらは最初から犯人がわかってるんです。でもね、ハラハラ・ドキドキ・・・（笑）今、新たに文庫化されたのもわかりますね。１９８８年の時点でこれを読んでいたら、多分？？？な事が多かったと思う。今でこそパソコンをモデムを使って電話回線とつないで通信するって言われてもわかるけど２０年近く前に言われてもわからなかったと思うんです。チャット？オンラインゲーム？？？って感じ？（笑）なかなか、普通に面白かったですよ。（どういう表現？）ちょっと上手くいきすぎ～～って思うけど、まぁ～ね。(^^)６９５円＋税

  2006.02.12

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• 我らが隣人の犯罪 / 宮部 みゆき

  こちらは、宮部さんの短編集。ただし、時代モノではなく現代モノ。初期の作品で、５編、収録されています。推理小説っぽい。全体的に、かわいく、ユーモラスな感じ。我らが隣人の犯罪この作品が、デビュー作らしいです。確かに隣人は犯罪者やけど、あんたらも犯罪やん！という・・・（笑）犯罪といっても、殺人なんておこりません。ユーモアたっぷりの作品。この子誰の子ずばり、誰の子？なんですが・・・（笑）これはなかなか複雑な気持ちにさせられる。ただし、爽やかに終わるので、読後感は良し。サボテンの花これは、ホロリ系。やりすぎや！って思うほどです。（笑）小学生達がホント、いい子達で・・・えぇ～、こんな子達いませんよ・・・祝・殺人この本の中で、唯一殺人事件がおこる作品。という訳で、唯一悪が出てくる作品。しかし、刑事さんと謎を解くお姉さんがかわいいせいか、イヤな感じはしない。気分は自殺志願（スーサイド）難病にかかった中田さんの自殺志願。叶えるのは、駆け出しの推理小説家の海野先生。海野先生、パーフェクトです！パチパチ・・・短編集なので、サクサク読めます。文庫版　４４８円＋税我らが隣人の犯罪

  2006.02.07

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  機動戦士ガンダム「逆襲のシャア」 ベルトーチカ・チルドレン / 富野 由悠季

  この「逆襲のシャア」で、ファーストガンダムからのシリーズも一応終了。表紙をめくると、そこには赤い軍服でカッコつけて座ってるシャアのイラスト。胸、躍りますねぇ～。（笑）オールバックはいやだけど・・・やっぱり、シャア好きですもん・・・(^^;)宇宙世紀００９３。行方不明になっていたシャア・アズナブルは、ネオ・ジオン軍を再興。宇宙植民者の声に耳を傾けず、地上で惰眠をむさぼり続ける地球連邦政府に対し、戦いを挑んできた。隕石を地球に落し、気象条件を変え、人工的な氷河期を作ろうというのだ。人間が地球に住めなくなるだけでなく、多くの罪のない人々が、シャアの手で粛清される・・・かつてのライバル、アムロ・レイは、敢然とシャアの野望にたちふさがる！ファーストで、父を暗殺したザビ家に復讐するために、ジオン軍に入ったシャア。ザビ家は滅亡して、復讐は遂げられた訳ですが・・・この戦いの中で、運命の人に出会ってしまった。そう　アムロ　と　ララァアムロは、簡単にいうとライバルですが、嫉妬もあるんだよねぇ～。自分がなり得なかった、真のニュータイプのアムロ。一番大きいのは、大事なララァを盗られたって思っちゃった事。確かに、アムロとララァはニュータイプ同士、出会って分かり合えお互いを必要としたんだと思う。でも、私の心情的には、やっぱりララァはシャアが好きだったと思うよ。この後シャアは、アステロイド・ベルト（地球圏から遠く離れた田舎！）に逃げます。そこのアクシズでミネバやハマーンなんかと暮らすのですが・・・ふと、疑問。なぜシャアはザビ家の後継者であるミネバを生かしたのか？ミネバが赤ちゃんだったせいもあるだろう。（何気に子ども好きそうやし・・・）何か思惑があったのかな？まぁ、ここではいいか。そのままアクシズで、静かに暮らしていても良かった訳なのに・・・やっぱり、地球圏に帰ってくるんですね。クワトロ・バジーナとして、今度は地球連邦軍に潜り込み、そのままエウーゴに。何年もかけて、復讐をやり遂げるしつこい男だもの（笑）アムロの事は、忘れられなかったでしょう。しかし、いざそのアムロと再会すれば、少々胡散臭いものの表面上は仲間として一緒に戦います。今思えば、ここでやろうと思えばアムロを殺れた訳だ・・・圧倒的に、シャアの方が優位な立場にいたのに。ここで殺らなかったのが、ポイントだわ。でも、クワトロ大尉の正義、地球という星を守るという大義・・・それはシャアの本心だったと信じたい。本心だったからこそ、地球連邦政府にも嫌気がさしたのだろう。この後、シャアはまたしても行方不明に・・・そして、突如、ネオ・ジオンの総帥として姿を現します。ここでまた、今度は敵としてアムロと再会。シャアは、ジオンの最新鋭のＭＳをワザとアムロの前に置いて後退していきます。アムロのガンダムがヘッポコＭＳだという事を知ってたんですね。これを使って、ナイチンゲール（小説ではサザビーじゃなくこのＭＳに乗っている。）と同じレベルのＭＳにしろと。互角のモビルスーツで戦って、アムロに勝ちたいと・・・アムロもそれに気付いて、そしてこう言います。「いや、彼にとっては・・・地球寒冷化作戦なんて、ついでの作戦なんだ。」あぁ～、もうなんか納得。「逆襲のシャア」のシャアが分からんと、ずっーと思ってたけど、これでいいんちゃうん？アムロと決着をつけたい。というだけの理由でいいやん・・・って。どうしょうもない男やな・・・(^^;)しかも、ララァの事がそのもとにあるのだとしたら、小さい男やな。とも思う。でも、ララァやミライさんの「シャアは純粋」という言葉も、この辺りを指すのなら、これもまぁ、納得。純粋な！シャアに対して、アムロはベルトーチカというパートナーがいて、彼女のお腹には赤ちゃんもいる。家族ができた訳やね・・・結局、この差が大きかったと・・・アムロ、圧勝だったもの。（私には、そう思えた。）新しい命に力をもらったアムロ。最後に、ベルトーチカ！！と絶叫したアムロ。シャアだって、最後に見つめようとしたロケットの写真はアルテイシアだったし。この結果は、地球に住んでるアルテイシアには、よかったのだな・・・だって！血のつながりって、凄いな。怖くもあるけど。シスコンは直らなかったみたいたけど、映画と違って、シャアのマザコン発言がなくて、一安心。わざわざ言ってもらわなくても、マザコンなのは知ってますって。（笑）私としては、「母」というものは誰にとっても特別なものだと思っておきたいから。あっ！ジオンのパイロット達が、シャアをロリコンだと言ってましたが私は、ロリコンじゃないと思うな。クェスみたいな少女を連れてるから、そう思われても仕方ないか。あとがきで、富野さんが映画のシナリオの第一稿は、このストーリーだったと言っておられます。いろんな理由で映画にはならなかった訳ですが・・・（おもちゃが売れないとか、アムロが結婚してるのはどうよ？とか・・・）私は、この小説の方が良いと思った。一応、納得も出来たし・・・(--;)それにしても、長々と書いてしまいました。しかも、いまいち要領を得ん文章やん・・・すいません。しかし、あの最後はどうしても「元気玉」を思い出してしまうなぁ～。ドラゴンボールの。「オラに元気を分けてくれ！」ってやつ。（笑）６２９円＋税機動戦士ガンダム逆襲のシャア　　　←シャアの乗ってたナイチンゲール　　　←アムロのニューガンダム

  2006.02.01

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  珈琲相場師 / デイヴィッド・リス

  翻訳ミステリー、あまり読まないジャンルなのですが、決して嫌いなのではないです。割と読んでた時期もあったんですよ。これからは、ぼつぼつ読んでいこうと思ってます。１６５９年、商業の中心として繁栄するアムステルダム。相場師のミゲルは砂糖の取引で大損し、弟の家に居候する羽目に陥っていた。ある日、彼は裕福な未亡人から新しい商品、コーヒーを紹介される。流行の兆しのあるコーヒーは多くの効用があり、彼はそれで大儲けする計画を立てる。だが、次々と妨害が・・・熾烈な駆け引き、そして取引所での息詰まる決戦！翻訳ものの良い点・・・よその国のことがわかる。　　　　　　　悪い点・・・わかるのはいいけど、いまいちピンとこないので感情移入しにくい。（小学生並みの表現力・・・）というわけで、１７世紀のオランダから、近代のビジネスは始まったんですねぇ～。このころ、株式会社・商品取引市場・先物・株などの取引の新方法が開発されたんですね。へぇ～、へぇ～、へぇ～。でも、ビジネス興味ないの・・・よくわからんの・・・(T-T)それと、主人公のミゲルは、ユダヤ教徒なんですね。やっぱり、ピンときません・・・(T-T)この辺りに、知識や興味のある方が読むと、もっと面白いんでしょうね。コーヒーこの頃にはまだ、ヨーロッパにはほとんど入ってきていない飲み物だったらしいです。飲まれても、薬のような感じだったみたいです。そのコーヒーをめぐって、いろいろある訳ですが・・・もう、騙し騙されのオンパレード！！誰が敵か味方か？　いやいや、大変やわ・・・ミステリーといっても、殺人事件なんて起こりません。ひたすら騙しあいをしてる。って感じでしょうか？？？渋めの一品　とでも言っておきましょうか？大体、表紙からして渋いやん・・・（笑）１０００円＋税

  2006.01.27

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  旦那さまは危険な香り / 吉田 珠姫

  少々、へこむ出来事あり。（ －з） フンッうぎゃぁーーーーー！！という訳で、ブックオフへ行ってまいりました。こういう時は、本なんかを買うに限りますな。（ホントか！？）また、未読本を増やすオイラ・・・まっ！いいか。（笑）それだけでは飽き足らず、スーパーで買い物中にこう思う。「甘いものでも、食ってやるか！！」なんとなく、プリンが食べたい・・・売り場へ行くと、でっかいプリンを特売中。おぉ～、これくらいでかいのいっとかんと！とカゴの中へ。家に帰って見たら量と味にこだわったMen'sプリン　と書いてありました。男性用？？？（爆）しかし、量はともかく味は微妙・・・(--;)とりあえず、お腹もいっぱいになった。つーか、胸いっぱい？こうなったら、気晴らしに歌でもうたってやるもんね！！と、ひとりでかい声で歌いだす。やっぱ、気持ちいいよねぇ～～～。はっ！！でもこの歌、ガンダムじゃん・・・(￣▽￣;)!!ガーンしかも、ヒイロ（主人公）になりきって、ポーズまできめてたわ・・・おバカ・・・ますます落ち込むのか、いがぐり・・・！？んな訳ないです！好きな歌、うたうのが１番です！（笑）ちなみに、歌は下手です。ひゃはは♪　←こんなＣＤあるのね。そして、最後の仕上げが本ですよ。前置き長っ！！（笑）えぇ～～～と、これはＢＬ本ですね。たまには、こういうの読んで、ストレス発散！！（なのか？）夢の世界へ、現実逃避よ♪（なのか？）天然小悪魔の遥が、あいかわらず可愛いです。旦那さまに、なりてぇ～～～。（爆）５１４円＋税なんだか、へこむと言うより、楽しそうな・・・つーか、楽しいです。（笑）まぁ、私の場合、こんなもんです。　┐( -"-)┌ ヤレヤレ

  2006.01.26

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  機動戦士ガンダムＺＺ / 原案：富野 由悠季　著：遠藤 明範

  祭りは続くのである・・・(^^;)全２巻。なので、今度は小説の方が、はしょってあります。大筋はアニメと同じ。細かいところは、かなり違うかな。マシュマーは、シリアスになる間もなく、散ってしまわれキャラにいたっては、ゴットンと駆け落ち！ははは・・・でもね、わかった事もあります。グレミー・トト、ザビ家縁の人間だと思っていたのですが、まさかデギン公王の落しだねだったとは・・・リィナがどうして助かったかもなんとなくわかったし・・・カミーユもちゃんと生きてたしね。でも、やっぱり・・・（・＿・、）でしたが・・・次は「逆襲のシャア」です。第一部５５２円＋税、第二部６６７円＋税機動戦士ガンダムZZ（ダブル・ゼータ）（第1部）機動戦士ガンダムZZ（ダブル・ゼータ）（第2部）←アニメ　　

  2006.01.22

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  ５９番目のプロポーズ / アルテイシア

  えっ！アルテイシア！？と思ったそこのあなた！サブタイトルが　キャリアとオタクの恋　となっております。あの、アルテイシアなんですよ。（笑）注：アルテイシアとは？　ガンダムの登場人物。で、どんな本かといいますとソーシャルネットワーキングサイトmixiで大反響の日記が、本になったそうですよ。「電車男」の別バージョンみたいなもんかな。キャリア系女子のアルテイシアが、ふとしたことで出会ったオタクの彼・５９番。キャリア系女子アルテイシア国立大学卒業後、某大手広告代理店に入社。６年間マーケティングに携わり、２００３年、２８歳で独立。いままで５８人の男に言い寄られたモテ女。でも、漫画・ガンダム好き。そう、クリスマスにガンダムツリー（ツリーにガンプラを飾る。）を作る程の、ガンダム好き。その、ガンプラのチョイスが渋い。トップに百式は当然として、ジャブローでジムを一撃中のシャア専用ズゴック。さらに、エルメス、ラストシューティング中のガンダム。ええなぁ～、欲しいなぁ～。（笑）そして好きなキャラが、ウッディとスレッガーという、姐さん漢やねぇ～。はいはい、話が脱線してますね。（￣□￣；）５９番アニメ・漫画・ゲーム・恐竜・昆虫・爬虫類・格闘技オタク。アルテイシアに、５９番目に言い寄った男。この２人が、出会います。きっかけは・・・とあるバーにて「間違いない！メールだ！」　アルテイシアの着ボイスは、アムロ。５９番　「・・・アムロか？」　そして、意気投合。注：アムロとは？　ガンダムの登場人物。こんな出会いありなん？（笑）私も着ボイス、アムロにしようかなぁ～。オタク話で意気投合したもの、うまくいくのか？この２人。５９番の猛アタックで、付き合うことに・・・最終的には、幸せな２人なんですが、そこに行くまでの話しがなかなか良いです。実は、自分を偽り続けぼろぼろのアルテイシア。壁を作っていた５９番。ええ話やねんけど、オタク話・エロ話満載で可笑しい。しかし、殆ど訳注・用語解説見ないでもＯＫやったわ・・・これって喜んでいいの？私は、ムダ知識を蓄えたり、リュウケンの台詞を一緒に言ったりして楽しかったのだが肝心の、恋愛話の方に集中出来ないのさ！なので、何も知らない人の方が恋愛話を堪能出来ると思います。ただし、オタク話はつらいなぁ～。用語解説読んだぐらいで分からんと思われる・・・「要は、シロッコですよ。　ハヤトじゃなくシロッコにいっちゃうの。」・・・こんな例え分かる？私にはよく分かる例えでした。（笑）しかも、シロッコにいく気持ちもわかるぞ・・・うん。私は、キャリア系じゃないけれど、アルテイシア氏・５９番氏の気持ちが結構わかったよ。「電車男」より、う～～～んと真実っぽかったです。１５００円＋税

  2006.01.18

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  機動戦士Ｚガンダム / 富野 由悠季

  かかりっきりだった長編、やっと読み終わりました。Ｚガンダム、全５巻！おいおい、長編ってガンダムかよ！とは言わないように・・・（笑）えーと、まず最初にクワトロ・バジーナ　万歳！！私の場合、これを言っておかないと前に進めない・・・┐( -"-)┌ ヤレヤレ小説でもクワトロ大尉、素敵でしたわ♪でもカミーユも好きなんだけどね♪あいかわらず、クソ生意気！憎たらしい！あぁ～なのに、モロい美少年・・・（ジェリドが「いや、美しい少年だから・・・」と言ってるし！）私のハートを鷲掴みさ！まぁね、実際にこんなガキが目の前にいたら、修正の嵐やけど。私がベルトーチカなら、カミーユが宇宙に帰ることはなかったでしょう・・・（合掌）（￣□￣；）いかん!!　本の話であった・・・１巻冒頭、富野氏の言葉この物語は、ＴＶ版、映画版として、広く紹介された「機動戦士ガンダム」の続編的な物語です。しかし、同名の小説を継続させてはおりません。あれはあれ、これはこれで、ヨロシクね♪　みたいな・・・（笑）前のガンダムじゃ、アムロ殺っちゃってるし・・・Ｚはどうなるんだろう？と密かに心配しておりましたもの。で、このＺガンダムですが、ＴＶアニメとほぼ同じ。だけど、細かいところや、登場人物の背景なんかがわかってＧＯＯＤです。シャアがクワトロになる経緯とか・・・ハマーンもいい感じですね。やっぱり、シャアとは何かあったな・・・と匂わせております。あとは、ミネバ様。とても１０歳ぐらいとは思えんぞ・・・隠れ　ジーク・ジオン　な私。感服致しました。また話がずれてきてるし・・・（￣□￣；）!!そして・・・ラストがちょっと違うのよね。ラストといっても、カミーユが至る所は同じ。ただ、そこに至るまでのプロセスがちょっと違います。カミーユが、少しづつ、そして完璧に××していきます。恐いですねぇ。でもでも、あれって！？　あのラストって！？ファは見落としてたって？(￣▽￣;)!!ガーンうむむぅ・・・とにかく、面白かったです！！このまま「逆襲のシャア」にいきたいところですが、カミーユも気になる。やっぱり「ＺＺ」かなぁ～。いやいや、３月公開の、新訳Ｚ最終章「星の鼓動は愛」へ向けていい予習になりました。しかし、誰も知らないラスト・・・って・・・１回行って、免疫が出来たので、今回は最初から行く気マンマンです。（笑）楽天ブックス、全巻品切れって、どーゆう事？　　　←こちらは映画

  2006.01.16

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  孤虫症 / 真梨 幸子

  本を手に取る。う～～～んカバーがブツブツなんですよ。この、いまいち嬉しくない感触、中身にも期待しちゃいますねぇ～。中身も、そんな感じでしたよ。ブツブツ・ゾワゾワ・・・まぁ～、「気持ち悪い」と言って差し支えないでしょう。私は、良妻賢母の主婦。夫は一流企業に勤め、出世も順調。娘は頭がよく、志望の中学校にも合格間違いなし。新築の、３４階建てのマンションも買った。でも私は、秘密に借りたアパートで、週に３度、他の男とセックスをする。かりかりかりかりかりかりかりかりかりかりかり・・・虫が・・・虫が・・・虫が・・・やめてぇぇぇぇぇいやいやいやいやいやぁ～～～～～こんな書き方したら、ものすごく不気味かも。(^^;)帯には、バイオ・サイコ・ホラーとありますが・・・でも、若干のエログロ有です。怖いですよね、女の人の嫉妬って・・・事件の発端は嫉妬で、そこから追い詰め追い詰められ・・・サイコ？バイオは虫ですよねぇ～。もう、小さい虫がウゾウゾいるって考えただけで、いい気分しないでしょ。へっへっへ、そういうのキライな人は読まない方がいいかも。ちなみに、孤虫症というのは全身の皮膚にエンドウ豆ぐらいのできものが出来、その中には寄生虫がいっぱいみたいな・・・この本によるとね。げぇ～～～１６００円＋税

  2006.01.10

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  タラ・ダンカン ２ 呪われた禁書 / ソフィー・オドゥワン＝マミコニアン

  こちらは、この前読んだ　タラ・ダンカン　若き魔術師たち　の続き。タラ・ダンカンシリーズ第２弾。はっきりいってこの２巻、かなり面白いです。魔術師の少女、タラ・ダンカンとその友人達が、別世界でくり広げる冒険の話です。前の巻で、危機を脱したタラと仲間達ですが、またもや事件が・・・当然と言えば、当然？（笑）仲間を救おうと、奔走する若き魔術師達・・・あぁ～、友情って素晴らしい！怒涛の展開で、読むのが止められませんねぇ～。今回は、もう誰が敵か味方だかわかりません。手ごわい敵？の“魂を荒らす者”本名　ドレキシュス・ヴラニ・ガンプラガンプラ　・・・こんなところに、いちいち引っかかるなよぉ～私。(^^;)気を取り直して、この魂を荒らす者、なかなかのお騒がせ者。最後はあ然・・・おいおいおい・・・タラの友人の１人　カル。このカルが、目立たないように変装するのですが、手違いで絶世の美青年に・・・目立ってしゃ～ないという・・・（笑）これは、非常～～～に私のツボにきましたねぇ～。可笑しかった！そう思うと、ハリポタなんかよりコメディー要素が多いのかな？なにやら企んでいる人物あり、謎あり・・・全１０巻の予定らしいので、まだまだこれからなんでしょうね。タラ、新たなピンチ！！で終わってるのよ～～～。続きが気になります。早く、３巻出ないかな♪そして、あいかわらず素敵な表紙。ファブリス（上巻）とカル（下巻）登場ですね。上・下巻ともに１４００円＋税　　

  2006.01.08

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  人のセックスを笑うな / 山崎 ナオコーラ

  １９歳のオレと３９歳のユリ。歳の離れたふたりの危うい恋の行方は？　年上の女性との恋愛をまったく新しい文体で描いたせつなさ１００％の恋愛小説。全選考委員がその才能を絶賛した第４１回文藝賞受賞作！らしいですよ・・・「いや、笑いませんって。」とつっこみたくなるタイトル。何気に、これまたつっこみたくなるペンネーム。↑このふたつのインパクトが大きいですねぇ～。つい、読んじゃいましたよ。字、大きい。 行間、広い。 薄っぺらい。というわけで、あっという間に読めます。私は、わりと好きですね。ドライな感じ？冬に読むのにぴったりだわ。人のセックスを笑うなこの偉そうな言葉も、本文では、ちょっとニュアンスが違い、実をいうと、グッときちゃったんですが・・・さらっと、読めちゃいますんで、人によれば内容が無いという事になるのかもしれません。そうかもしれない。（笑）ま、自分は好きな感じなのでＯＫかと・・・１０００円＋税

  2006.01.04

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  おまけのこ / 畠中 恵

  しゃばけシリーズ、第四弾！！読みましたよ～。あいかわらずの、面白さ。ほんわかムードもいいですね。摩訶不思議な妖怪に守られながら、今日も元気に（？）寝込んでいる日本橋大店の若だんな　一太郎　に持ち込まれるは、訳ありの頼み事やらお江戸を騒がす難事件。今回も、短編で５編収録されています。こわい妖の狐者異（こわい）狐者異は生まれた初めから、その存在そのものが、他の者からはじき出されている。その狐者異と若だんなが出会い・・・畳紙このお話には、前に出てきた、紅白粉問屋の“お雛”（厚化粧の娘さん）と迷子事件の“於りん”が出てきます。主役は、お雛さんの方ですね。何やら悩みがあるようで・・・動く影このお話は、若だんながまだ小さかった頃のお話。２人の兄やも、まだいなかったんですよ。ありんすこくある日、突然若だんながこう言った。「・・・吉原の禿（かむろ）を足抜けさせて、一緒に逃げることにしたよ。」えぇ～～～！？若だんなが駆け落ち？さてさて、真相は・・・おまけのこ長崎屋（若だんなのお家）で事件発生！おまけのこの活躍で、事件は無事解決？？？楽しく、読みました。若だんなが、吉原に！？にはちょっと驚きましたが・・・そこは若だんな、ふふふ・・・第五弾も出るんでしょうか・・・？１３００円＋税

  2005.12.27

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  西の魔女が死んだ / 梨木 香歩

  この本は、児童書です。なにやら若い子達の間で人気があるそうなので読んでみました。タイトルに魔女とつくので、ファンタジーなのかな？と思ったら違いました。「西の魔女」とは、中学生の少女“まい”の祖母のこと。学校へ行けないまいは、祖母のもとで「魔女修行」をすることに。祖母のいう「魔女修行」とは、何でも自分で決めるということだった。「自分が楽に生きられる場所を求めたからといって、後ろめたく思う必要はありませんよ。サボテンは水の中に生える必要はないし、蓮の花は空中では咲かない。シロクマがハワイより北極で生きるほうを選んだからといって、誰がシロクマを責めますか。」・・・“生きる力”を与えてくれる、癒しの児童文学、誕生。帯の言葉です。自然に囲まれて、その中で自然に生きているおばあちゃん。ピュアでいて、それでいて凛としてる。とても、素敵な人です。確かに、魔女修行はとても大事なこと・・・いちばん大切なのは、意志の力。自分で決める力、自分で決めたこといをやり遂げる力です。簡単そうで、これは難しいぞ・・・精神を鍛えるために、まず、まいがやった事は早寝早起き、食事をしっかりとり、よく運動し、規則正しい生活をする。これですね。素晴らしいですねぇ～。でも、私には出来ませんねぇ～。大きな声では言えませんが不真面目の塊のオイラ、こんなおばあちゃんと長い時間いるのはゴメンだ・・・感動の物語のはずなんですけどね・・・どうやら魔女も私の性格は直せないものとみた。そうよ♪私は、ひねくれちゃんの天邪鬼ぅ～♪ラララァ～～～♪ただし、子ども達には、読んでもらいたい。　ぜひぜひ。私は、ハードカバーで読んだのですが文庫版には、その後のまいの物語「渡りの一日」が併録されているらしいです。文庫版４００円＋税

  2005.12.24

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  本所深川ふしぎ草紙 / 宮部 みゆき

  江戸は本所深川を舞台にした時代小説。本所の七不思議というものがあって、その七不思議にかけた７編の短編が収録されています。まぁ、いつもながらの、人情ホロリです。事件を、岡っ引の“回向院の茂七”が解決していきます。こちらも、短編集なので読みやすい。それにしても宮部さん、いったい何冊本を出されているのでしょうか？読んでも読んでも、まだまだあるぞ！って感じなのですが・・・（笑）それにしても、雪！いつ止むのでしょう・・・先ほどまで降っていたのですが、今は日が差してきました。朝、ちょっと出かけましたが、道路はツルツル・ピカピカでした。まじで、スケート出来そうです。せっかく解凍した車も、またガキガキになってます。もう今日は１日、家でじっとしてよ・・・と思ったけど、昼から近所の奥様にクリスマスのお茶会に招待されてました。手作りのお菓子をご馳走になるのだ！わぁ～い！（意地汚い・・・）こういう事が出来る人って、尊敬します。私には、絶対出来ません・・・(^^;)１３５９円＋税　→　　文庫５１４円＋税　→

  2005.12.23

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  ルー=ガルー ～忌避すべき狼～ / 京極 夏彦

  あいかわらず、ぶ厚い。辞書みたいだ・・・読みにくいぞ・・・舞台は、近未来。 国による中央集権的なデータ管理が進み、他者との接触のほとんどがモニター上で行われるなど現実と仮想の境界があいまいとなった２１世半ば、１４～１５歳の少女のみを狙った連続殺人事件が発生した。事件の鍵を握る同級生の足取りを追う１４歳の主人公・葉月、謎めいた美少女・歩未（あゆみ）、天才少女・美緒。近未来の社会設定を一般読者から公募したらしいです。なんでしょう？SFファンタジーとでもいうのでしょうか？今までになかった設定ではないでしょうか？（↑京極作品を全部読んでいないので、わかりませんが。）京極さんっぽいといえばそうなんですが、ドライな感じがします。ウンチクもないですしねぇ～（笑）、サクっと読めます。世の中、こんな風になっていくんでしょうか・・・学校も無いんですよ！自宅でモニター通して学習するわけだ。人に会う機会が殆どないので、児童達は週に１度コミュニケーション研修として登校するだけだ。味気ないねぇ～～～。なんて言ってたら、この本のように「２０世紀生まれはこれだから・・・」とバカにされるのだ。だから、少女達といってもキャピキャピしていない。少女っていうより、中性っぽい感じがする。なんだろ？リアルに弱い？こんな子達が増えていくのかな？面白かったですよ！まぁ～、なんとなく腑に落ちない部分もあるんですけどね。１８００円＋税　　　　新書版１１００円＋税　↓　　　　　　　　　　　↓　　　

  2005.12.21

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  さおだけ屋はなぜ潰れないのか？ / 山田 真哉

  話題の本ですよね。ベストセラーはどうも読んでおきたい私。でも、副題に「身近な疑問からはじめる会計学」とあるように、どうも会計学の本らしい・・・二の足を踏んでいたら、yuukeimさん が大丈夫！と教えてくれました。確かに、なにも知識が無くても大丈夫でした。なんと言うか、入門書になるのでしょうが、そのレベルまでいってない感じです。「会計ってこんな感じなんですよ～ん。」ってとこでしょうか。（笑）（怒られそう・・・）でも、面白かったですよ。ためになった。(゜ー゜)(。_。)ウンウンホント、目から鱗がボロボロです。なるほどなぁ～～～、と感心する事しきりです。家計にも応用できると思われます。さおだけ屋はなぜ潰れないのか？これは思いますよね。どう考えても、儲かっているようには見えないもの・・・（笑）この疑問も、解決しますよ。分かってみれば、なぁ～んだ。って答えなのですが、ここから会計学に結びつけるのがスゴイじゃないですか。あっ！実を言うと、いまいち会計学が何なのか分かってないんですけど。ダメじゃん・・・（苦笑）これで、会計学に興味を持ったら、次は入門書をどうぞって事らしいです。私は、読みませんけど・・・（おい！）数字には弱いのだぁ～。でもね、　会計を学ぶうえで、数字に強い必要はまったくない　そうですよ。必要なのは　数字のセンス　ですって！このセンスについての話には、非常に感銘を受けました。（大げさ！）なんと！！なるほどなぁ～。とホントに感心しちゃたもん！感心するぐらいなので、センスがないの暴露してるようなもんですね。（笑）あぁ～～～、私　騙されてるぞ！！そう・・・「５０人にひとりが無料」に騙されたらダメなのである。７００円＋税

  2005.12.18

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  タラ・ダンカン　若き魔術師たち / ソフィー・オドゥワン＝マミコニアン

  フランスの売れ行き第１位のファンタジー　だそうです。祖母と世話係の女性と暮らす、１２歳の少女“タラ・ダンカン”彼女は自分に不思議な力があることに気付く。ある日、仮面をつけた魔術師の男が、タラをさらいにやってきた。なんとか連れ去られずにすんだタラは、身を隠すために老魔術師と別世界に行く事になる・・・ハリーポッターの女の子バージョンとでもいいますか・・・地球に、別世界に、煉獄（悪魔の惑星）となかなか広い世界。強い絆で結ばれた仲間達と力を合わせ、悪い奴をやっつけろ！お調子者に、しっかり者、臆病さん、個性的なキャラの子供達。もちろん！いじわるさんも出てきます。（笑）すごいね。こんな設定考え付くなんて・・・とはいえ、この物語、全１０巻の予定だそうです。なので、まだまだ謎の部分も多いです。今のところ、２巻まで出てるみたいです。完結するの、何年後？って感じですが・・・(^^;)子供向けって気はしますが、やめられませんよぉ～。（笑）ファンタジー恐るべし・・・はっきり言って、私・・・表紙にやられました。これは、読まねば！！って気にさせられましたよ。村田蓮爾さんのイラストです。私は、存じ上げなかったのですが、有名な方みたいです。上・下巻ともに１４００円＋税　　

  2005.12.14

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  ＩＣＯ イコ ～霧の城～ / 宮部 みゆき

  宮部さんが、同名のコンピューターゲームに触発されて、書かれたノベライズ。ファンタジーですよ。霧の城が呼んでいる。時は満ちた、生贄を捧げよと。何十年かに一人生まれる、小さな角の生えた子。頭の角は、生贄であることの、まがうことなき「しるし。」十三歳のある日、角は一夜にして伸び、水牛のように姿を現す。それこそが「生贄の刻」。なぜ霧の城は、角の生えた子を求めるのか。面白かったなぁ～。生贄となった、少年イコは霧の城で、少女ヨルダと出会う。ヨルダはね・・・言わない！（笑）とにかく、がんばれ！イコ！！って応援したくなっちゃいます。きっとゲームでは、プレイヤーはイコになるんでしょうね。ややこしい城の中をうろうろするあたり、ゲームっぽいです。でも、ゲームと違って、城の中を想像するのが大変だ。城の構造が、まったく頭に描けない・・・ダメじゃん・・・まぁまぁ、その辺は適当で・・・（笑）これ、ゲームもしたいなぁ～。面白いのかな？実はこのゲーム、ベスト版が出ていて、お値段１８００円！！思わず買っちゃいそうになったよ・・・でも、思いとどまった。偉いぞ。私。この、年末にそんなもん買ってどうすんのさ！ねぇ～。なにも手に付かなくなる事間違いなし！年明けにでも買うかね・・・（←おい！）１８００円＋税　　ゲームはこちら→

  2005.12.11

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  ＺＯＯ / 乙一

  短編集。ジャンルはホラーになるのかなぁ～？？？恐くはないです。へんな話やなぁ～と。あっ！でも面白かったですよ。どんな話かというと・・・タイトルにもなってる「ＺＯＯ」は、彼女を殺した男の話。実際にこんな場面に遭遇したら、真っ直ぐ立ってることも難しいだろうな。って場面が満載なんですが。スプラッターな感じだったり、腐敗系な感じだったり・・・でもね、不快感はなかった。不思議なところだ。軽い感じでサクサク読めちゃうんだな。重い・暗い話でも。逆に、ギャ・ギャグなのか？と思っちゃう話もあったぐらいで。１５００円＋税今日は風が強くて、寒いです。山にうっすら雪が積もっていました。あ～ぁ、風邪ひいたかも・・・まぁ、元気ですけどね。

  2005.12.05

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  機動戦士ガンダム / 富野 由悠季

  やっと読みましたよ。小説版「機動戦士ガンダム」しかし、これ昔読んだ事がある・・・制服姿もプリティーな女学生時代に、おこづかいで買いました。あんなにガンダムにはまってたのに、読んでない訳ないわな・・・でも、内容は殆ど忘れてたので、楽しく読ませていただきました。もう、楽しいというか脳内アニメーション　大暴走！！　（笑）つっこみやら、あいの手やら・・・いれまくって読み進む。おかげで読むのに時間がかかったよ。なんとなく、読みづらい文章だしさ。（ちょっと偉そう？）大筋の流れとしては、ＴＶアニメと同じかな。でも別の話と思っていただいた方がよろしいかと・・・きっとアニメで制限されて出来なかった事を、小説でやられたんでしょう。小説の方が、リアルですよ。あと、ニュータイプの概念なんかは文にしてもらった方が解り易いかな？なんか、すごい事になってますけど。突然ですが・・・ガルマ・ザビは、額の右に垂れ下がった髪の毛に右手の人さし指をからませて、ほほえんだ。あの仕草も、文にするとこうなんねん！！ちょっとしか出てこないのに、やっぱりガルマ可愛いぞ。ガルマの事を書いたら、シャアの事も書かないとねぇ～。（笑）彼は、あいかわらず　こんな２０歳はイヤだ。っぷりを発揮してますがかと言って、しどろもどろになるシーンがあるのだが、それもイヤだ。だって自分の事、俺とか言うんだもん！（ －з） フンッ私ってば、ワガママ♪そして、最後のシャアはイヤだ。カイ・シデンはシャア・アズナブルが嫌いになっていった。あんたの気持ち分かるぜ・・・あと、アムロに関して言いたいことがあるのだが・・・やめときます。しかしこれって「Ｚガンダム、どうすんのさ？」と思っちゃいますよねぇ～（笑）あとはね、（まだ言うんか！）シャア専用　赤い　リック・ドム　しびれたぞ・・・　ＭＳオタクへの道まっしぐらなのか？私・・・全３巻　各５５２円＋税機動戦士ガンダム（1）　機動戦士ガンダム（2）　機動戦士ガンダム（3）　

  2005.12.04

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  ララピポ / 奥田 英朗

  まずは、帯の言葉を紹介最新爆笑小説、誕生！いや～～～ん、お下劣。※紳士淑女のみなさまにはお薦めできません。（作者）いかがでしょうか？はっきり言って、爆笑出来なかった・・・お下劣なのは確かにお下劣。しかし、さすがは直木賞作家、お下劣“お”が付く上品さである。私なんかですと、完璧　下劣　になると思われます。（笑）連作の短編集なんですが、登場人物はみな俗に“負け犬”（そう書いてある）と呼ばれる人達。・対人恐怖症のフリーライター（３２歳）・ＡＶ・風俗専門のスカウトマン（２３歳）・専業主婦にして一応ＡＶ女優（４３歳）・ＮＯ！と言えないカラオケＢＯＸ店員（２６歳）・文芸コンプレックスの官能小説家（５２歳）・デブ専ＤＶＤ女優のテープリライター（２８歳）別に、↑の職業が負け犬ってこともないでしょう？ようするに、本人の気持ちの持ちようだと思うんですけどね。この本の登場人物は、どうしょうもない人が多いですけど・・・はっきり言って、なんか後味悪いんだよねぇ～。表紙は、なにげにエロいので表向けて置いとけない！注意！！（笑）１５００円＋税

  2005.11.27

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  震度０（ゼロ） / 横山 秀夫

  阪神大震災のさなか、７００ｋｍ離れたＮ県警本部の警務課長の不破義仁が失踪した。県警の事情に精通し、人望も厚い不破がなぜ姿を消したのか？本部長の椎野勝巳をはじめ、椎野と敵対するキャリア組の冬木警務部長、準キャリアの堀川警備部長、叩き上げの藤巻刑事部長など県警幹部の利害と思惑が錯綜する。ホステス殺し、交通違反のもみ消し、４年前の選挙違反事件なども絡まり、解決の糸口がなかなか掴めない・・・うわぁ～～～、↑こんなんで解る？（笑）人望厚い、不破警務課長が失踪。すると、主要幹部６人が、なにやら裏でコソコソと・・・密室劇の幕が開く。公舎と庁舎、６人＆奥様方めまぐるしく話は進む。６人の名前・役職・立場・覚えるのが一苦労。でもね、覚えちゃったらこっちのもの！！面白いですよ～。警察幹部ってこんなものなのか・・・上昇志向・保守・・・あ～、そんなだから　×××・・・ネタバレになるから止めておこう。現場で正義に燃えている刑事さんとかおまわりさんが気の毒だ。全員が燃えてるとは思いませんが。しかし、なぜに震災？なるほどと思う部分はあるものの、この程度のことであの震災を持ち出すのはどうよ？と思いましたが、う～～ん。でも最後はキレイに終わらせたな。と・・・さすが「半落ち」の横山さん。（キレイすぎてさっ！ねぇ～。とまたまた天邪鬼が出現）私は「半落ち」よりこちらの方が好きですけど。１８００円＋税

  2005.11.26

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  ７３１ / 青木 富貴子

  悪名高い、７３１部隊。その創設者であり部隊長でもあった“石井四郎”その石井直筆のノートが２冊見つかった。内容は、７３１部隊が何をしたか？ではなく戦後、石井をはじめとした部隊員がどうなったかを書いています。どうなったかって？戦犯免責ですよ。なぜかって？アメリカと取引をしたから・・・貴重な（！）人体実験の結果が欲しかったから・・・同じく実験結果を欲しがったソ連。結局、米軍が力と金で独り占めしたみたいです。なんだかなぁ～～～潔わるいよね。生き延びるために何でもする。これは人間として当たり前なのかもしれません。私には責任がある・・・私の名の下に行われたのだから。私の身を捧げるから好きなようにしてください。と言った、昭和天皇。こちらの方が潔いか・・・しかし、マッカーサーは天皇を戦犯に問わず、日本占領を円滑に進めるために利用した。戦後の平和な時代を、のほほ～～んと生きてきた人間が何を言うか！！と叱られそうな気がしてきたぞ・・・でも、許されない事したんだから認めろよ！罪を償え！なにも切腹しろとか言ってませんので。のうのうと（この辺りは読んだら分かると思います。）暮らしてるのが許せません。まぁ、心の中までは解りませんが。もうみな故人ですし・・・でも、戦後に書かれたこの石井ノート読むと普通のおっさんなんだよねぇ～。お母さん思いの、元部隊員の心配もしてるし・・・狂気に駆り立てる戦場とはどんなところなんでしょうか。私には想像もつきません。今の世も、悪い事考えてる奴いっぱいいるよ。やっぱり戦争はやっちゃいかんな・・・１７００円＋税

  2005.11.23

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  ハッピーバースデー / 青木 和雄・吉富 多美

  「あぁ、あすかなんて、本当に生まなきゃよかったなぁ。」自分の思い通りに成長した長男に比べて、できの悪い娘あすかに容赦ない言葉を浴びせる母静代。しかし静代の見せかけの鎧は、職場の年若い上司なつきによって徐々に剥がされていく。愛に餓え、愛を求めて彷徨う母娘の再生の物語。実の母親に愛してもらえず、誕生日さえ忘れられてしまった１１歳の少女・あすかは、声を失ってしまう。しかし、優しい祖父母の元で自然の営みに触れ、「いのち」の意味を学ぶ。生まれかわったあすかがどんな行動を起こすのか。そして、母親の愛は戻って来るのか…リアルな展開に、５頁に一度は、涙が噴き出る物語。あなたは、全身全霊で泣ける物語を知っていますか？これは小説ではない。あなたが、いま既に直面している「現実」なのです。泣き尽くし、癒されたあと、必ず人に読ませたくなる物語です。 ↑だそうですよ。「生まなきゃよかた・・・」これは絶対に言ってはいけない言葉だと、私は思う。それでなくっても子供はこういう事に敏感で、うすうす気付いたりするもの。悩める私。何か参考になるかと読んでみました。で、うぅ～　参考にならん・・・泣けん・・・話がキレイすぎ、出来すぎ。確かに、じわっとくる場面もあったのですが・・・どちらかというと、出来すぎの話にしらけちゃったと言うか・・・読んで感動された方、ごめんなさい。ｍ(__)ｍ私がアマノジャクなんです。１２００円＋税

  2005.11.20

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  天使の牙 / 大沢 在昌

  これは、ハードボイルド系になるのかな？帯には“ノンストップ・ラブサスペンス”とありますが。私、案外ハードボイルドも好きなんですね～。大沢さんといえば、新宿鮫が好きで、シリーズ全作読んでいる。ハズ。(^^;)この本も、面白かったですよ。好き嫌いはあると思いますが・・・麻薬組織を牛耳る、独裁者“君国”その君国の元から愛人の“はつみ”は逃げ出した。特命をうけ、はつみを保護するために女刑事の“明日香”がはつみの元へ向かう。しかし、はつみと明日香は君国の殺し屋の凶弾に倒れるのだった・・・明日香の恋人、同じく刑事の“古芳”は復讐に燃える。まぁ～、こんな感じなんですけど。でもねぇ～ 実は、はつみも明日香も生きてるんですよ。って言うか、はつみは頭を撃たれて死亡。明日香は体を撃たれて瀕死。ここで、極秘で脳移植が行われるんですね～。はつみの体に明日香の心・・・ありえねぇ～～～なんて言っちゃダメよ。（笑）しかも、はつみは顔も体もすばらしく美しいのである。急に絶世の美女に生まれ変わるなんて、どんな気分なのかしら？でも、恋人の古芳は、はつみを憎んでる訳で・・・まあまあ、たまにはこういう話も面白いです。１６５０円＋税　　天使の牙文庫版はこちら　　　　

  2005.11.14

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  幻色江戸ごよみ / 宮部 みゆき

  こちらも、時代モノで短編集。全部で１２話収録されています。タイトルに“ごよみ”とあるように、師走の話で始まり、師走の話で終わる。それぞれの話に関連は無いけど、季節だけが春夏秋冬とめぐっていく。なんだかニクイ演出じゃないですか。それに１話１話が短いので、空いた時間にちょこちょこって読めるのが嬉しいです。話はどうでしょうホラーっぽいのもあれば、人情モノ、その両方人情ホラーみたいなのも。ホロっときたり、しんみりするお話も多いですよ。私が印象に残った話は「神無月」幼い病気の我が子のために、毎年１回、神無月にだけ押し込み強盗をはたらく男の話。「紙吹雪」これも、ある意味怖い。けど悲しいんです。宮部さんの本は、読みやすい。でも、心にちょっと来るものがあるんですよね。お薦めしたい１冊でした。５５２円＋税

  2005.11.07

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  陽気なギャングが地球を回す / 伊坂 幸太郎

  またまた、伊坂作品。今回のお話も、面白かったですよん。主役は、４人組の銀行強盗団かな。他人の嘘を見抜ける“成瀬”この人がリーダー。成瀬の友人、嘘つきの“響野”正確な体内時計を持っている、シングルマザーの“雪子”若いスリの“久遠”の４人。まぁ、タイトルどおり陽気というか明るい、軽いノリの強盗団です。成瀬と雪子さんは渋めですが。今まで、百発百中、成功率１００％だったのですが・・・思わぬ事態に巻きこまれて・・・面白い、愉快だって意味では、今までの中でこれが１番かな。結構、一気に読んでしまいました。暗めのテーマも盛り込まれているのだが、陽気なキャラのおかげで暗くもならず。帯にあるように「軽妙洒脱なクライム・コメディ」なんでしょう。個人的には、成瀬が好きだなぁ～。夫には絶対したくないけど、上司とかリーダーにはしたい。頼れる人です。オチというか、ラストの成瀬の思惑は、すぐにわかる。その上で、ハラハラさせるなんて、ニクイ演出だわ♪この本読んでたら、えらく銀行強盗が簡単な事に思えてくる。（笑）８３８円＋税

  2005.11.05

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  電車男 / 中野 独人

  ページを開いて驚く。なんじゃこりゃ～！？掲示板がそのまま本になってる。読みにくい・・・こんな感じ↓─────────────────────────────129 名前：名無しさん　投稿日：05/11/02 06:59ｷﾀ━━━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━━━!!!今頃「電車男」読んでる奴がいるぞ。──────────────────────────────────────────────────────────130 名前：いがぐりさん　投稿日：05/11/02 07:00おまいら、言うか。そう、今頃読んでるのさ・・・＿┃￣┃〇それじゃﾉｼ─────────────────────────────と、こんな具合だ。（うまく再現できたか自信なし）で、何語なんだ？これ？２ちゃん用語か、若者用語か、よくわからん表現があるんですけど～。↑の最後に“ﾉｼ”ってつける意味、誰か教えてください・・・慣れればサクサク読み進められる。う～～～ん、話出来すぎ！と思いながらも引き込まれていく私。おぉ～～～～～！！　これが感想。（笑）ひねくれてる上に純粋じゃない私は、こんなことある訳ないじゃん！！と言う結論を下す。これが成立するのなら、考えられる事は２つ。その１　結局やらせてもらえず、貢がせたあげく捨てられる。その２　本人秋葉系と思っていても、素地は良い。まぁ～、結局のところ、どうでもいいのである。そして、ここでも持論を展開いたしますがエルメスのカップは、いらんもらい物の使い回しとみた。　←これ、１４７００円果たして、いくら助けられたとはいえ、このお値段出すだろうか・・・？私なら絶対出しません。歪んでるわ・・・私。ゎｰｨ♪ヽ(*´∀｀)ﾉそれで、聞いてはいたけどＨＥＲＭＥＳってエルメスだよララァが乗ってるやつじゃないぞ？が、きましたね。（笑）個人的には、ＨＥＲＭＥＳよりララァのエルメスのカップが欲しいっす。　←ララァのエルメス　　　　　　　　　　　　　　　　　カップにしたら可愛いぞ。ガンダムは許せる私でも「セーラームーン」「プリキュア」はキツイかも・・・ごめんよ・・・１３００円＋税

  2005.11.02

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  「鋼の錬金術師」研究書 / 東京アルケミスト協会

  オフィシャルな感じはしないのだが、図書館にあったので借りてみた。アニメではなく、原作漫画の方を参考にしているらしい。いや、なんか小難しいわ。ウロボロスの紋章とか、フラメルの十字架（エドの赤いコートの紋章ね）のこととか・・・これらは、実際似たような紋章が存在したらしい。ここらの錬金術関連の話は、スルーぎみ。（←根性無し）だって、そんなの知らなくても十分面白いもん！！後は、いろいろ考察していますな。キング・ブラッドレイが大総統に就任した年齢は？という細かいのからアメストリス国の国内情勢とか。なかなか、もっともらしく書いてあるので、うなずいてしまう私。後は、エルリック兄弟とウィンリィの性格や関係なんかも、いろいろ書いてます。この３人の物語こそが「ハガレン」の物語だ。という位置づけみたいです。脇キャラの徹底解析ってのもありますよ。ふ～んって思うところもあったけどね、あえて読むこともないかと・・・それより今は、１２巻よ！！あぁ～～～、楽しみ♪１０００円＋税

  2005.10.31

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  ねこのばば / 畠中 恵

  こちらは、一昨日から読んでいる、若だんなのしゃばけシリーズ第３弾！いやいや、怒涛の３連発と来たもんだ。まとめて書けよ。と言う声も聞こえてきそうだが、知らんぷり。(￣ー￣)この本も、短編で５編収録されています。一応、どんな話かというと・・・（帯丸写し）犬神や白沢、屏風のぞきに鳴家など、摩訶不思議な妖怪に守られながら今日も元気に（？）寝込んでいる日本橋大店の若旦那・一太郎に持ち込まれるはお江戸を騒がす難事件の数々―前の２冊より、ホラーっぽいのがあったり、ホロリとさせるのがあったり・・・そんな感じがしましたが、どうでしょう？若だんなも２人の手代もいつも通りなのだが・・・なんか、若だんな成長してない？というか、ちょっぴり自立？はたまた、反抗期？それより、帯に「映画化プロジェクト始動！」とありますが・・・映画化されるの？若だんな役はだれなんでしょうねぇ～。それと仁吉さん。（↑気になるのは、男前のみか？）事と次第によっては、観ないといけませんねぇ～。（笑）う～ん、誰がいいかしら？思いつきませんね・・・仁吉さんは、勝地涼なんてどうでしょうか？( ￣▽￣)ムフ♪（↑まったく個人的な趣味で言ってます。）えぇーー、このシリーズ第４弾もあるんです。そちらも読まなくっちゃ。１３００円＋税

  2005.10.28

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