カテゴリ:囲碁~自分のこと
また,日本棋院でジャンボ大会に出てまいりました。 地元民15人集めての出場です。 主将:県の若手ホープ。小学生全国制覇経験あり。こないだ打ったらぼろ負けしてたのに騙して勝ってしまい、私の悪行の歴史として残ってしまうことに。 副将:県本因坊。他県でも代表経験あり。幹事もやっており頭上がりません。 三将:県大会4位経験あり。学生棋戦とか頑張ってほしーなあ。 四将:県名人・全国2回戦経験あり。独創的な手を打つ。爆発力高く、昨年のジャンボで四勝。 五将:県に彗星のごとくやってきてトップ集団入りした。県タイトルはないが他県タイトルはアリ。 六将:県本因坊1回、全国予選抜けの経験あり。てか私。 七将:県タイトル常連。アマ本ブロック戦2勝1敗。被害者の会会長は私(笑)。 八将:県タイトル常連。若手の強い県で気を吐くベテラン組。昨年のジャンボで四勝。 九将:他県でタイトル経験、全国2回戦経験あり。かなり強いのだがなぜか私との相性が悪い。 十将:県名人・全国2回戦経験あり。力はあるのだが最近啼かず飛ばずなので一皮むけてほしい。 十一将:県のベテラン勢。 十二将:同じくベテラン勢。 十三将:高校女子入賞。県タイトル戦準優勝経験あり。 十四将:実力者なのだが大会などには出てきてない。 十五将:女学本で関西を複数回枠抜け。 こうしてみると結構豪華ですね。 …ジャンボ大会という場所では標準装備ってところですが。 1局目。新宿囲碁センター。開幕早々超強敵です。と言うか今回準優勝だそうです。 見覚えのあるアマ強豪も複数名。名前聞いたら更に絶望できること請け合いで「5ー10なら大健闘」と思いました。 私のお相手は女流の方。顔を見ても誰か分からなかったのですが、後で別口で聞いたら多分勝敗予想で私が勝つとは誰も思わないくらいには凄い人でした。 序盤早々普通に打ち込まれて潰されそうになったのですが、読み違いに救われ逆に儲けてしまいました。 その後切断を巡ってコウが起こったり読み違いでいっぺんに難しくしたりが連発して凄まじい泥仕合になりましたが最後に勝ったのは私。 アレ? 主将が勝ちそうになるもヨセでまくられ結果は六・七・十の勝で3-12。 レベル差を考えればまあ頑張ったんじゃないでしょうか。 大学の後輩と会って「自分も六将なんですよーもしかしたら当たるかも」などと話しました。 なんという盛大なフラグ。 2局目。仙台の方々を集めたらしい。東北大の方が多いらしく、チーム全体がお若い感じです。 序盤から薄い石ができたのですが、薄い石を一部捨てて大模様を形成させるのと引き換えに大きな地を得ることに成功。 特に弱い石がある訳でもなく、模様としてまとまりにくいので悪くはないはず。 更にちょっと無理気味にこちらの地を消しに来たので逆襲をかけました。 一応はフリカワリみたいな形になりましたが形が決まったのでこちらの優勢も固まり、そのまま押し切りました。 チームは9-6。途中かなり危なかったと思うのですが… 3局目。金井囲碁教室。見覚えのある方々というか私と打ったことのある人もいますね。 相手はどう見ても子どもですが,こういう所の子どもってめちゃくちゃ強いんだよね… 序盤、攻めが空転気味で形勢芳しからず。ちょっと無理っぽく大死一番読みあいを仕掛けるも、やっぱり形勢は芳しくない。 これは負けにしちゃったかなぁと思ったのですが,こちらのちょっかいに相手が反発してきたのがちょっと無理。 瞬間に噛みついてぼろ儲け。これは決まったやろ… と思ったらまだ弱い石がこちらにあるのでやっぱりそこから泥仕合発生。 最後全てしのがれたら負けでしたが、どうやらこちらにツキがあったようで大石を仕留めて終わりました。 チームは何と8ー7。「自分の勝ち星でチームが勝った」のは生まれて初めてかもしれません。 四局目。永代塾囲碁サロン(武蔵小杉)。去年のメンツをブログで見たのですが、その段階でギャグみたいに強い方々しかいません。 今年もそんなに差がないと思われるので,1局目に次いで「5ー10なら大健闘」と思う羽目に。 思わず「巨大不明生物にでもやられてくれないか」等と悪態をついてしまいました。すいません。(何のネタか分からない人は『シン・ゴジラ』を見てみましょう) ちなみに彼らでも、3回戦は2勝13敗とか。 しかも四将から六将まで大学で私と同時代に在籍していた後輩(10年ちょい前に早稲田を全国制覇させた選手たち)…というか先ほどの盛大なフラグが回収(笑)。 自分の碁は……完敗としか。 いけるかな?と思ったシーンがまるでなかったですね。 しかも最後はちょっとした筋を見落として(詰碁として出されれば楽勝)石がもげていることを失念。チーンとなりました。 周囲は「私なら勝てると思っていた」と言う人も少なくなかったですが、11年ほど前、私の最後の学生個人戦本戦で私に引導を渡したのがほかならぬ彼であることを知っている人はいなかったようです。(十傑なのでその後順位戦も打ったけど) 勝てそうなカードが少なすぎて相対的に自分に期待が集まっただけかもしれませんが。 結果は三将がダメ詰め絡みで大逆転したようで、それ以外全員全敗。 個人で勝ち越したのは私と十将だけでした。昨年全勝の四将と八将も今年は振るわず。 まあ相手を考えれば、とりあえず私個人としては十分仕事はしたと思います。 学生時代団体戦は観戦するもので自分が打つことにはいい思い出がない(←原因は自業自得)ですが,こっちに来てからの団体戦はまあまあ楽しい思い出になってきている気がします。 というかそんなに出ていないものの出れば結構気を吐いているくらいです。 去年3回戦で7ー8負けを食らったのを8ー7にしたと思えば,チーム力は向上したといえるのかもしれません。 日本棋院でまだ手に入れていなかった最新の天頂の囲碁等を買い、チーム仲間とお酒を飲んで帰りました。 天頂は到底自分の勝てる相手ではないのは流石に分かっているので、自分で打つよりも,おそらくは対局の検討や観戦の補助(アドバンスド・囲碁ウォッチング)などに使うことになると思います。
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最終更新日
2018年02月26日 22時43分44秒
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