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カテゴリ:棋書
「李昌鎬ファイル」買ってしまった。
囲碁の本の購入は少し控えようと思いつつ、囲碁界最強頭脳の徹底解明という副題と、手にし たときの厚みにひかれてしまった。 李昌鎬九段の棋譜集かと思ったら、李九段以外の対局も含まれている。 翻訳者のホン・ミンファ氏が書いているエピローグによると、李九段が毎月1局ごとに深々と 勝負所を分析したものの記録とある。 だから「ファイル」というタイトルなのかと、合点がいった。 中身はというと、パク・チムン氏が李九段との受け答えを本にしたというスタイル。 パク氏が本文中に「李九段の説明を聞いてこのように皆さんに伝えているのだが、あまりにも 複雑でめまいが止まらない」と書いているように、相当濃そうな予感。 なお、エピローグでは、なぜ日本は急に弱くなったのか、という点について書かれていた。 ホン氏の考えでは、韓国や中国が集団研究によって強くなったのに対して、日本のプロ社会は 非常に個人的であり、その差が決定的な影響を及ぼしたとある。そして、かつてのような華麗 な世界が再び日本の碁に満ち溢れることを望む言葉で結ばれている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.02.04 23:37:36
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