|
カテゴリ:目標
かつて中学校の陸上で日本一の選手を輩出した元教師の方が書いた本を読んでいて、日本ラン
キング2位の選手を出した後、なかなか日本一が取れず、二番の壁を破ることができなかった と書かれていた。 その時、悩んだ末にオリンピックの金メダリストを研究したという。 そして、日本一を目指すなら、まねるべきは日本一ではなく世界一だと考えたそうだ。 日本一の富士山を登るのには準備が必要だが、富士山用の準備をしていたのではカツカツだ、 ならば世界一のエベレストを目指した準備をしよう、とのことである。 また、ただがむしゃらに頑張るだけではダメで、そういう人は、頑張ること自体が目標になっ てしまい、結果が出せないとあった。 真面目さは成功するひとつの条件ではあるが、いつ何を達成するかという明確な目標と、その 実現のための戦略、周到な準備が大事という主旨のことが書かれていた。 こうしたことは、囲碁にも当てはまるのではないかと思った。 実際、アマ日本一になるような人はプロを目指していた人が多いし、アマ日本一を目指すなら プロになった人の勉強を、県代表を目指すならアマ日本一になった人の勉強を研究し、まねる べきではないか。 自分なんて、頑張っているつもりになっているだけで、目標の設定もあいまいならば、達成の ための戦略などあるわけがなく、本当はろくな努力もしていないのだ。 さて、それではこれから先どうするか。 それが問題だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|