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カテゴリ:棋書
「名人・名局選 秀和」殆ど並べていなかったのを、この土日で一通り並べ終わった。
詳説局10局と、参考譜35局、参考図で掲載されていた4局、全部で49局。 福井九段の囲碁用語のカタカナ表記と送り仮名の仕方に違和感を覚えつつも、解説はことごと くインプットしたので詳説局では時間がかかった。 参考譜は打ち掛けや以下略になっているものが多かったこともあり、何とか終わった。 (棋譜の数字が黒と白で同じになっているもの1箇所と、アルファベットが解説にはあるのに 棋譜には無い所など、誤植も発見。) インプットの方に力が入って鑑賞の余裕があまりなかったが、そんな中で印象に残った対局を 2局ご紹介。 【村瀬秀甫戦】 村瀬秀甫の先先先(先相先)で本因坊秀和が先番の一局。 解説もみても、秀甫は秀和に白番ではまったく歯が立たないという印象を受けた。 黒15の時点ですでに黒が厚くわかりやすい局面、黒57が決定打とのこと。 109手完で先番の秀和が中押勝ち。 【太田雄蔵戦】 参考譜から、太田雄蔵の先先先(先相先)の先番。 秀甫が「白30より38までの手は秀和において着手すべきも規範となすべからず。もし他人 にありてこのような手を下す時は必ず敗をとるべし」と評しているとのこと。 206手完、白2目勝ち。 結果は細碁だが、どう打ってもという秀和の余裕が感じられる一局。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.03.15 23:49:04
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