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カテゴリ:棋書
谷村義行八段の革命的囲碁格言講座2「必勝成就!四子局の秘策♪」を先日購入してからまだ
本題の方はパラパラめくって眺めた程度であるが、「義行の革命的囲碁人生」とタイトルのつ けられたコラムは一通り読んだ。 義行八段が中学3年の夏休みに囲碁祭りでプロ棋士を目の当たりにしたのをきっかけにプロに なる決心をしたところから、高校入試までのことが紹介されている(続きは第3巻)。 このコラムの中で印象に残った点が2つある。 まず、中学3年の義行少年が「プロになる」という目標を掲げ、かつ、その期日を3年後に定 めるとともに、その途中に達成すべきステップとスケジュールを決めて紙に書いて壁に貼り付 けた、ということ。 他の本にも書かれていたことだが、明確な目標とその期日を定め、逆算して何をなすべきかを 考えるということは大切だということが分かる。 義行少年が掲げたスケジュール通りに進んだかどうかは第3巻を待たないと分からないが、実 際、プロ棋士になっているわけだから。 2つめは、初めて義行少年がスランプに陥った時のことについて、その理由が、勝つことと昇 級することだけにしか囲碁の楽しさを感じられなかったから、と書かれていたこと。 これを読んで、まさに自分は対局を楽しんだり囲碁そのものを楽しむというより、対局に勝つ ことだけが楽しいという状況に陥っていて、そこから抜け出せていないのだと、気付かされた ように思った。 もう何年も前にプロに「囲碁を楽しむこと」と言われたのに、まったく変わることができない まま過ごしてきた自分がここにあるのだと思った。 勝ちたいと思う気持ちや負けて悔しいと思う気持ちが大事であることに違いはないと思うが、 それが行き過ぎて勝つことだけが目的になってしまってもいけないのだろう。 気持ちのバランスがうまく取るようにしないといけないと思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.07.30 01:10:30
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