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カテゴリ:棋書
今年は色々溜め込んだ本を少しずつ消化していこうと思っている。
手始めに、問題集としては手筋事典を、棋譜としては囲碁百名局に取り組もうと思う。 手筋事典の方は随分前の日記に書いたが、それ以降もろくに読んでいなかったのだが、会社の 行き帰りに読み進めている。 その中のコラムに、幻庵因碩が遺した字句「局前無人、局上無石」のことが書いてあった。 この前本屋で立ち読みした時に(何の本だったか忘れてしまったが)確かこの言葉があって、 どういう意味だろうと思っていたので、瀬越名誉九段のコラムを読んでそういうことだったの かと納得した。 碁盤に並べずに頭の中ですべてが正確に解けるようになるという心眼のことをいったものであ ろう、とのことである。 瀬越名誉九段はこの言葉に思い入れがあるらしい。 この心眼を身につけるための修行が棋士の生命、とあった。 私は、ぱらぱら本をめくりながら、プロの心眼の技を鑑賞しつつ感心することしきりである。 この本はツケとかハサミツケとか、手筋の種類ごとに問題が集められているので、その時点で ヒントを貰っているようなものだが、きっちり読むというのは難しい。 なかなか読みの根気が続かない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.01.17 18:07:12
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