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飯塚事件について考えること

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2024.06.27
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​ ​​飯塚事件の再審請求が棄却されましたが、福岡を代表するテレビ局のFBSですが相変わらずの報道姿勢のようでして​

​​「このような理不尽な決定がなされた背景事情として、すでに死刑が執行されており、再審開始することが死刑制度の根幹を揺るがしかねないとの思惑があるものと推測せざるを得ない」

との弁護団の主張を時間をかけて報道していましたし、ネット版の記事のタイトルも​​​

​​裁判長「女性の証言は信用できない」「捜査機関が無理やり女性の記憶と異なる調書を作成したとは考えられない」男性の証言も「信用できず」 「飯塚事件」再審=裁判のやり直しを認めない決定 福岡地裁​​​



とのこと・・・・。

この​記事だけを見ると「裁判所の思惑により、証人の証言を信用できないこととして再審請求から逃げまわっている」ように見えてしまいますが、実際はどうだったのでしょうか。

今回の再審の決定骨子を読むと、このFBSの報道から受ける印象とはまったく異なる感想を持つ方が多いのではないかと思いました。
まずは、三叉路で被害者を最後に目撃されたとされるAさんの証言については以下の判断がされております。

Aの各調書は、具体性に富む一方で、他の証拠と整合しない点や、作成時期に応じて記憶の減退が反映されたと見受けられる点も含まれており、捜査機関がAの供述内容を歪めて作成したとは考えにくい内容にもなっている。 これらを踏まえると、捜査機関が、無理やりAの記憶とは異なる調書を作成したとは考えられない。 さらに、​Aは、目撃日時、場所という核心部分について、弁護人作成の供述録取書からでさえ、合理的な理由なく、供述を変遷させている。​


ここで一番のポイントは赤字の箇所ですね。
弁護人作成の供述録取書から供述を変遷させている?

ちょっと待ってください。
弁護人作成の供述録取書ってその名の通り、証人のAさんが供述した内容を記録して裁判所に提出しているのではないのでしょうか。それなのにAさんの供述が変遷っておかしいですよね。
私も弁護団の真似をして敢えてうがった見方をさせていただくと

これってAさんの証言を判決に有利になるように弁護士が誘導して徐々に 変遷させたのではと、疑惑の目を向けてしまいますけど・・・・。

個人的にはAさんはまさに善意で証言されてらっしゃると思います。もしご自身の記憶違いで別の日のことを証言してしまったと考えた場合に、その自分の証言が要因で一人の人間が死刑となってしまった・・。
そう考えると心苦しいでしょうね。
それにAさんも被告を死刑にしたくて警察に協力したわけじゃないでしょうし、30年間ご自身の証言と葛藤されてらっしゃったのかもしれません。
心中お察しします。

さて、もう一人のKさんの証言。
Kさんの証言については、すでにテレビなどのマスコミで何度もとりあげられてますし、実名に顔まだ出されてテレビにでていらっしゃいましたので、わたくしも過去の日記で証言内容について不審な点について取り上げさせていただきました。

今回の再審請求の骨子を読む限り、裁判官の方はわたくしと近い感想を持たれたのではないでしょうか。それではこちらが骨子に書かれた内容です。


​​​​​Bは、目撃した女の子2名と被害者両名のどこが似ていたのかという質問に対しても、全体の雰囲気が似ていたと繰り返すばかりで、似ていたと判断した具体的根拠を全く示すことができていない。 また、Bは、目撃した女の子らにつき、服装などの目につきやすい特徴については記憶がないと述べ、ランドセルの色については記憶違いもしている一方、本件から26年経った今でも、車で追い越しざまに目撃した面識のない女の子2名の顔をはっきり覚えているという供述内容自体、不自然な感が否めない。 さらに、Bは、目撃時刻についても、弁護士作成の2通の供述録取書と証人尋問を通じて変遷を重ねており、年月の経過に伴い、記憶が曖昧になっていることを自認するに至っている。 加えて、Bの目撃内容自体、被害者両名の死亡時刻と抵触する上、関係各所の位置関係に照らすと、犯人の行動としても不自然である。​​​​​​​


どうですか・・・・・

この内容を読んでみたうえで、過去のKさん(骨子上はBさん)の発言をネットで探してみてください。
目撃時間は突然変更されるし、被害者の特徴も髪型と表情のみ。ランドセルはそもそも色が違うとか、たしかに登坂車線で追い抜きざまの1~2秒の記憶ですから、ちょっと無理があるのはわかりますけどね。

またKさんは過去にマスコミのインタビューで気になる発言をされてました。それは飯塚事件で新証人として証言することについて

「家族の反対・・・」

冤罪事件の事実が判明するかもしれない証言について、家族が反対するってどうしたのでしょうか。
もしかしてご商売上、警察とかとの仕事が多いではとか想像してしまいましたが、警察に不利な証言をした結果、警察の仕事がなくなればそれこそマスコミに頼んで大々的に報道してもらえば、多分多くの方はKさんの味方になると思いますよ。

また、目撃した際に乗っていた車(そもそも仕事で集金に行った帰りという設定)ですが、当初は商用車(貨物車と聞いた記憶もありますが、ネット検索しても見つかりませんでした)とのことでしたので、多くの方は国産車の右ハンドル車、仕事で使う商用車ですから会社名が入ったライトバンとかワンボックスをイメージされたかと思いますが、なんと最新の証言では「左ハンドル車」と証言されてます。

電気工事業者さんの商用車で左ハンドル?
何か思い浮かぶ車種ありますか?
私は正直思いつきません。

Kさんは後々に社長になられた方ですので、それであればベンツに乗っていたとしても全く違和感はありませんが、そもそもベンツを商用車っていいますかね?
YOUTUBEで飯塚事件は冤罪との報道に疑問を持たれた方などは、早い段階で「登坂車線で右から追い抜いたのに(右ハンドルが前提なので)運転席から助手席を通して左側の車の車内を見ることできるの?」と疑問を呈してらっしゃいましたが、まさかKさんのその動画見られたりされてませんよね・・・。
  
それにFBSの再現CGだと、Kさんは目撃した白い軽のワンボックスカーを上から見下ろしています。(CG上は車の屋根まではっきり見えてます)
軽とはいえワンボックスですから、ベンツの座席の高さだと、やや見上げる感じになるはずなのですが・・・・・・・

そりゃ、こんな証言を元に再審を認めたとなると、そちらの法治国家としてはまずいと思いますけどね。
こんな証言が通れば、今後再審を通したい場合に取り合えず目撃証言してくれる方を探して証言してもらえばOKってなことになりかねませんよ。


それにこの事件の再審についてですが、もしですよ、被告の車から検出された血液型とDNA型が被告の家族のものとも一致した場合、また被害者の衣服についていた繊維片が実は他の国産車のものとも一致した場合

これならば十分に再審請求は通るような気がするのですが・・・・。


みなさんはいかがお考えになられますか?





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Last updated  2024.06.27 18:57:25
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