カテゴリ:チェロキープレゼンス
デイビッド・ギルモア 出生名 David Jon Gilmour 1946年3月6日にイングランド ケンブリッジに生まれる ケンブリッジ大学の講師をしていた父と教師の母のもとに、幼い頃よりギターを弾き、10代後半にはローカル・バンドでセッション 「ローリング・ストーン誌が選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」において2011年の改訂版では14位 ピンク・フロイドのギタリスト、シド・バレットとは同い年で、学生時代からの旧友、バレットが過剰なドラッグ(LSD)摂取によりバンド活動困難な状況となり、代わりのギタリストとして白羽の矢が立てられた(ジェフ・ベックということもあった) 当初、バレットは曲作りやレコーディングの活動を、ギルモアはライブやメディア出演での活動を行うように考えていたようだが、バレットの症状は思ったより酷くバンドからの脱退を余儀なくされる ギルモアの演奏スタイルは派手なプレイは少ないものの、フォークやブルースを基盤としたシンプル&エコノミックなメロディックフレーズ&パワフル・トーン、繊細な音作りによって叙情的で美しい独特のサウンド、速いライン・プレイよりトーン、ヴィブラート、控えめなクォーターから2音半に及ぶオーバーチョーキングといったブルージーで浮遊感のあるバッキングはピンク・フロイド・サウンドの代名詞となっている ピンク・フロイド シド・バレットを中心とした第一期、シド・バレット(G)、ロジャー・ウォーターズ(B)、ニック・メイスン(D)、リチャード・ライト(K)のメンバー、ファーストアルバムのレコーディング中、隣のスタジオでビートルズが「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」を制作していて、ピンク・フロイドのレコーディングの様子は窺いにきたポール・マッカートニーは「彼らにはノックアウトされた!」と語った逸話が残っている バレットに代わりデイビッド・ギルモアになりサイケデリック・ロックからプログレッシブ・ロックへ、プログレッシブとは「先進的」、「前衛的」とかいうような意味だが、哲学、宇宙、思想、壮大なスケールなコンセプトをアルバムに一つに目ざした大作、長尺主義傾向の曲、歌は短く、インストゥルメンタルな楽曲が多く、変拍子・転調などを多用した芸術性を重視したジャンルです プログレッシブの雄としてピンク・フロイドのほか、キング・クリムゾン、イエス、エマーソン・レイク・アンド・パーマー、ジェネシスと日本の四人囃子が有名でした The Black Strat Relic レッド、クリーム、ブルー、ダブルネックのストラト、ブロンズ・アッシュのテレキャスやゴールドのレスポールも使いますが、ギルモアといったらブラックストラト、ギルモアと長年、彼のギターテクニシャンを務めるフィル・テイラーとの共同製作、3トーンのサンバーストの上からブラックオーバーラッカーをフィニッシュしたアルダーボディにアクリルの特製ブラック・ピックガードをマウント、ブラックラッカーが剥がれてサンバーストが浮かび上がるのがギルモアの美学、ネックは1Pのストレート・グレイン・メイプルネック、ヴォリームと5wayセレクターの間にミニスイッチを増設して、コレをONにすることでフロントピックアップは常時可動状態、センター、リアピックアップ使用時にもハーフトーンを実現! シンクロナイズドトレモロアームは2/3程度のショートアームに切り詰め、泣きのニュアンス、フロントピックアップは'50S Strat、センターは'69S Strat、リアはダンカンSSL-5です レッドパッケージ 「The Wall」の時代からghs Boomersを愛用するギルモアのシグネイチャーモデルのレスポール用セット 0105.013.017.030.040.050 ブルーパッケージ ストラト用セット 010.012.016.028.038.048 D'Andrea 354 HV SHL CX(Heavy .96mmべっ甲) Herco Flex 75 hellforleatherギターストラップ エフェクター群 アンプ Hiwatt DR-103(WEM4×12 キャビネットに接続) Hiwatt DR-504(WEM4×12 キャビネットに接続) Fender '56 Tweed Twin Mesa Boogie Mark II Alembic F2-B 'Doppola カスタムビルド・ローテーションスピーカー Gallien/Krueger250ML 吹けよ風、呼べよ嵐 原題 One of these Days 1971年10月リリース アルバム「おせっかい」の収録曲 無気味なベースが鳴り響くのが印象的なインストゥルメンタル 全日本プロレスの凶悪レスラーの入場テーマとして流れ、アブドーラ・ザ・ブッチャーを思い出します 途中で聞こえる叫び声「One of these days.I'm going to cut you into pieces.」(いつの日か、お前をバラバラにしてやる)はドラマーのニック・メイスンの声でスピードを遅くして収録 マネー 1973年6月リリース アルバム「狂気」の収録曲 イントロのレジスターと小銭の効果音が鳴り響き、テンポを刻んでいる、歌詞の内容は拝金主義批判をユーモラスに描いている 映画「ピンク・フロイド・ザ・ウォール」で授業中にノートにもの書きしているところを教師に見つかり、教師がそれを教室中に声をあげてよむシーンがある、その詩が「マネー」の一節であった 炎~あなたがここにいてほしい 原題 Wish You Were Here 1975年9月リリース アルバム「同名」の収録曲 全英・全米第1位という大ヒットを記録した、デイビッド・ギルモアはピンク・フロイドのアルバムの中で本作が一番のお気に入りであると公言している。 このアルバムのレコーディング中、シド・バレットが何の前触れもなくスタジオに姿を現したらしい、丸々と太った体に禿げ上がった頭とビジュアル系だった以前とは変わり果てた風貌のため、メンバーは誰もバレットと気付かなかったという、バレットはまだ自分がバンドのメンバーと思い込んでおり、「どのパートでギターを弾こうか?」と聞いてきたらしい、その男がバレットだと気付いたウォーターズはいたたまれなくなってスタジオを飛び出して行ったという クレイジーダイヤモンド 原題 Shine On You Crazy Diamond 1975年9月リリース アルバム「炎~あなたがここにいてほしい」の収録曲 アルバムの最初と最後に2つに分割されて収録されている、全部で9つのパートで構成されており、Part5とPart7がヴォーカル・パートでロジャー・ウォーターズが担当 詞はかつてのリーダー、シド・バレットについて書いたものであることを作詞者のウォーターズは認めている 若かった頃を思い出すんだ おまえは太陽のように輝いていた 輝け 狂ったダイヤモンドよ 今おまえの瞳の中には 空に浮かぶブラックホールがあるみたいだ 輝け 狂ったダイヤモンドよ 子供時代とスターの身分の板挟みにあい 鋼鉄でできたそよ風に乗って吹き飛ばされてしまった さあ 遠くから嘲笑される標的となったおまえ さあ よそ者となったおまえ 伝説となったおまえ 殉教者となったおまえ さあ輝くんだ! アナザー・ブリック・イン・ザ・ウォールPartII 1979年11月リリース アルバム「ザ・ウォール」の収録曲 閉塞的な学校教育への反発を歌ったメッセージ・ソング、アルバムでは「PartI~PartIII」の3部に分けられており、「PartII」が先行シングルとして発売され英米を始めとする世界各国のチャートで第1位を獲得した メンバーはヒットシングル不要とするポリシーを持っていたが、プロデューサーのボブ・エズリンの「コーラスを子供に歌わせる」というアイデアに気に入り、最終的にはシングルリリースに同意した コンフォタブリー・ナム 1979年11月リリース アルバム「ザ・ウォール」の収録曲 アルバムのストーリーが後半へと展開している段階の曲で、生気を失った主人公(ピンク)をドラッグによって意思を医師が覚醒させるという内容の楽曲、ヴォーカルはドクターパートのウォーターズ、ピンクをギルモアが担当している デイビッド・ギルモアのギタープレイは彼のベスト・プレイにも挙げられている デイビッド・ギルモア ソロ集 1. Shine On You Crazy Diamond(Pink Floyd) 0:00/3:17 2. The Blue(David Gilmour) 3:18/6:03 3. Time(Pink Floyd) 6:04/7:26 4. High Hopes(Pink Floyd) 7:28/11:38 5. On An Island(David Gilmour) 11:39/15:37 6. Fat Old Sun(Pink Floyd) 15:38/18:14 7. Echoes(Pink Floyd) 18:15/19:23 8. A Great Day For Freedom(Pink Floyd) 19:25/22:27 9. Castellorizon(David Gilmour) 22:28/24:07 10. Coming Back To Life(Pink Floyd) 24:08/27:34 11. Sorrow(Pink Floyd) 27:35/29:45 12. Marooned(Pink Floyd) 29:46/34:32 13. Comfortably Numb 34:33/38:33 シド・バレット 本名 Roger Keith Barrett 1946年1月6日ー2006年7月7日 ピンク・フロイドはもちろんデヴィッド・ボウイを始め数多くのアーティストに大きな影響を与えた、天才的な才能と感性でメンバーを導いていたが、業界、社会に馴染めず、精神を病んで去っていった お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[チェロキープレゼンス] カテゴリの最新記事
|
|