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カテゴリ:読書レビュー
おはようございます、いく☆なみです。
今日は前回に引き続き、先週読んだ本をご紹介します♪ 今回はかなりメンタル系のお話です。 インナーチャイルドの癒し [子供を愛せない親たち] 黒川昭登/上田三枝子 著 インナーチャイルドとはご存知の方も多いと思いますが、直訳すると『内面の子』、自分の中に生きる幼い頃の自分のことです。 母親が子供を愛せないとはどういうことなのか。 それでも愛さなければと思い、自責の念に苛まれる母親たち……。 どうしてそういうことで悩まなければならないのか、どうしたら子供を愛せるのか。 その疑問を探る手がかりがインナーチャイルドにあります。 誰にでも心の奥に潜んでいる存在、インナーチャイルド。 内面の子。 幼い頃の私。 その幼かった頃の自分に会いに行く。 そこで、幼い女の子はどんな顔をしているのだろう。 彼女は満たされているのだろうか……。 「子供を愛せない」とは、ただ単純な問題ではないのです。 母親の母親、またその母親……と原因はさかのぼって連鎖していきます。 自分が育てられた環境、母親から受けた愛情の良し悪し、幼い頃にどう感じていたかなど、子ども時代の記憶は母親になってからの子育てに大きく影響するようです。 最近ではよく知られているように、虐待されて育った子供は自分の子供も虐待してしまうといいますよね。 愛されずに育ったなら、子供の愛し方がわからないであろうことは想像できます。 また虐待されて育ったならば、そういう子育て方法しか知らないのだから、母親を責める前にまずその行為の原因を探らなくてはなりません。 (もちろんそうならないように努力されて、一生懸命愛情を注いで育てている方もたくさんいらっしゃると思います) この本では、子供を愛せない母親が自分の生育歴を見つめなおし、どのように母子関係を改善するかということを中心に書かれています。 また、手のかかる子供を変えるにはどうすればいいかということも参考になると思います。 インナーチャイルドは誰の心にも存在し、会いに行こうと思えばいつでも会いにいけるのです。 もしも出会うことが出来たなら、その子はそこで母親と幸せな母子関係を築いているでしょうか。 もしそうでないのなら、出会ったことで今の母子関係をより良くしていけるのではないでしょうか。 子供を愛せない母親、虐待をしてしまう母親が幼かった頃に求めていたもの。 それを知ることが、母子共に幸せになれる第一歩なのです。 この本は、子供を愛せずに悩んでいるママに読んでもらいたいと思いました。 もちろん子供を愛している方が読んでも、悩めるママの子育てを知ることは大きな意味があると思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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