カテゴリ:為替
ワールドカップでスペインが優勝したから、じゃなくて中国がスペイン国債を買ったから、ユーロに対する円高はピークアウトした模様です。
7月16日は1ユーロ112.9円を付けたそうです。次の節目は6月13日の113.73円です。 とは言え連休明けの日経平均は7月8日に空けた窓を埋める展開を想定しなければならないようです。 日経平均先物は9265円です。 TOPIXは16日に先に窓を埋めました。TOPIXが日経平均の先行指標となりそうです。 現在の円高の原因には円のTB3ヵ月金利がやたら高いことが挙げられそうです。 16日の日本のTB3ヵ月金利は0.38%。米国のTB3ヵ月金利は0.153%。 円の短期金利はドルの短期金利の2.48倍です。 円とドルの長短金利はどうなっているのでしょうか。 16日の日本の10年物国債金利は1.085%なので、長期金利は短期金利の2.85倍。 米国の10年物国債金利は2.996%なので、長期金利は短期金利の19.58倍。 とりあえず円で3ヵ月利子を取ろうか、という機関投資家がいても私はおかしくないと思います。 とりあえず使う予定の無いお金はネット銀行の一年未満の定期に入れておこう、というのにかなり近い感覚です。 ということは日銀が短期金利をもっと低く誘導すれば、ドルに対する円高はピークアウトする可能性があるということになりそうです。 日銀の短期金利の誘導はかなりスローモーなもので、デフレファイター宣言を出した09年11月の0.52%台から7月16日の0.38%まで約8ヵ月で0.14%低下させました。28.3%下落させた事になります。 一方FRBは09年10・11月に短期金利を0.07%から0.031%まで低下させました。率にして55.7%下落させた事となります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.07.17 10:14:23
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