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カテゴリ:物色動向を考える
1953年3月6日、ソ連の指導者スターリンの死去に伴い、後任の首相にゲネルギー・マレンコフが就任しました。
マレンコフは数日で首相を辞し、フルシチョフが事実上の筆頭書記となりました。 マレンコフは、1930年代の大粛清の頃からのスターリンの側近の一人であり、レニングラード事件の首謀者とみなされていました。 1953年9月には同じ側近の一人であり、スターリン批判を公言していたベリヤが逮捕・銃殺されました。 彼の処刑を以て血の粛清と呼ばれた権力抗争は終わりとなりました。 1990年にソ連は韓国と国交を樹立して、朝鮮戦争自体は1953年7月の休戦協定締結の段階のままで現在に至っています。 スターリンの死は、日本の株式市場にも影響を与えました。 3月5日、死が報じられると日経平均は下落トレンドに入りました。 スターリン暴落と呼ばれる下落トレンドでした。 朝鮮戦争の土嚢用の麻袋・テント・被服・軍用毛布等の繊維用品、陣地構築のための各種鋼管・鋼材・コンクリート材料の製造で、日本経済は外需主導での経済成長を遂げていました。 糸へん景気・金へん景気と呼ばれたそうです。 急落の後に急騰を見ましたが、3月28日の休戦会談再開提案で再び下落しました。 4月1日には日経平均は最高値から37.8%の下落を見たそうです。 このトレンドは、5月21日から6月3日までの12営業日連続下落で終わりとなったそうです。 次の日本経済の景気拡大局面は、内需主導となりました。 1954年12月から1857年6月までの神武景気と呼ばれるもので、三種の神器と呼ばれる家電の需要が引っ張る局面だったそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.03.05 19:07:59
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