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カテゴリ:物色動向を考える
1971年3月11日、第一銀行と日本勧業銀行が10月の合併を発表しました。
第二次世界大戦後初の都市銀行同士の合併でした。 合併後は総資産では富士銀行を抜いて国内第一位の都市銀行である第一勧業銀行となり、1971年から2002年まで存在しました。 現在のみずほFGの直接の前身となります。 第一勧業銀行の特徴として、頭取から出身行系列から交互に選出する順送り人事やたすき掛け人事が挙げられそうです。 人事部も別々に置かれていたそうです。 この評価は功罪いずれもあるようです。 両行の融和が進まなかったため、上位都銀に比べると第一勧銀の収益性は低いものに留まったとする見方があります。 第一勧銀の誕生はコスト削減に成功して合併が効果的に働いた唯一の事例と見なされているそうで、その後の融和効果を低く評価したものなのかもしれません。 一方で「第一勧銀の不良債権比率が低かったのは、旧行出身者による互いのチェック・アンド・バランスが機能したからだ」と評価する見方もあるそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.03.10 12:53:00
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